リコリス・リコイルの世界に何も知らない人がマジの一般ピーポーとして転生した話   作:予備肉食

2 / 4
更新遅くなりました


2話 Lucky streak

初めて喫茶リコリコに出会ったあの日から1ヶ月近く経った。

毎日、とまではいかないけど時間がある日はほぼ毎日通っている。

その甲斐あってか顔の良さで気絶することはあんまりしなくなったんだよね。ふっ、この顔面偏差値高すぎな空間に慣れてしまった私が恐ろしいぜ…。…いやほんとに。

リコリコに通いながらも日課の面白いこと探しは継続している。

リコリコのような場所があるなら他にもそんなとこあってもおかしくはないよなぁ!?って感じで血眼になって探してる、が、今のところ収穫なし。残念。

 

ああ、そういえば面白いことかどうかは別として、先日ガス爆発による事故が起きたらしいんですよね。

時間帯が早朝だったこともあってか幸い死傷者は居なかったみたいですからよかったです。

その日もリコリコは通常営業だったのもまたよかったです。

でもちょっと怖かったのでとりあえずガスが漏れてないかだけ確認してもらいました。怖いもんは怖いですからね。

私の天国がガス爆発なんかで消えられたらほんとに泣きますよ。ええ、ほんとに、引くほど。

 

ちなみにちょっと前にリコリコでボドゲ会なる催しが開催されててそこにお邪魔したんですが…そこで私は禁忌を犯してしまいして…。

具体的に言うと事故でチサトちゃんにお触りしちゃったんですよね、しかも直で。

ああいや、お触りと言ってもたまたま手と手が触れ合ってしまっただけなんですけど。

 

それでも私ごときが軽い気持ちで触れていい存在ではないので、その時は私自身に対する憤りで涙と震えが止まりませんでした。

そしてそんな私をチサトちゃんはめちゃくちゃ心配してくれました。やはり天使。

そしてそんな天使の焦り顔は尊いものでした。曇り顔もさぞいいものだとは思いますが彼女にはずっと笑顔でいて欲しいのでノーサンキューです。

 

最近の特筆すべき出来事はこれくらいだったかなぁ?

そんなに多くないけどリコリコに出会う前に比べたら圧倒的に多いんだよね。

ほんとにリコリコさまさまですわ…。

あとリコリコに通うようになってから甘いもの沢山食べるから必然的に運動せざるを得なくなった…。太るから。

お陰で今は健康そのものです…。(半泣き)

 

そんなこんなで今日も面白いこと探しにしゅっぱーつ!!

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

 

誰だあの美少女!?(驚愕)

 

失礼、取り乱しました。

今広ーい公園を散策しているんですがたまたまチサトちゃんを見つけちゃったんですよね。

もちろんめちゃくちゃ声をかけたいですが私はオタク、推しのオンとオフの取扱説明書などとっくの昔に網羅しておりますとも。

今の彼女は完全にオフ!つまりプライベートです。

プライベートを楽しんでいる推しを邪魔するやつなんているぅ?

しかも傍らには黒髪ロングのクールビューティー系美少女がいて楽しそうにおしゃべりしてるんですよ?

尚のこと邪魔出来るわけねぇよなぁ!?

 

推しのオフをしかも百合百合しくしているところを邪魔するのは極刑と古事記にも書かれています。これ、テストに出ます。

ということでここでの正解は遠くから静かに見守るかクールに去るかの2択!

正直めちゃくちゃ見ていたいので前者を選びたいところ…ですがここは彼女を尊重しましょう。

名残惜しいですがオタクな私はクールに去るz

 

「ん?あっ、紡じゃーん!何してんの〜?こっちおいでよー!」

 

質問来てた!推しのオンオフ理論で葛藤してたらオフの推しに声をかけられた場合犯罪になりますか?

結論!死刑!!

君の推しは君1人のものじゃなくて、他にもたくさん推してる人がいるからその人たちを差し置いてプライベートで推しと接触するのは問答無用で極刑だぞ♡

 

「生きててすいませんでした…!」

 

「えっ、千束さんが声掛けたあの人なんか泣き崩れてませんか?」

 

「いやあたし声掛けただけなのに今の一瞬で何があったし…」

 

 

 

 

 

 

「プライベートの邪魔してこ゛へ゛ん゛な゛さ゛い゛!」

 

「あははっ別にいいって〜、プライベートって程のものでもないし。たまたま出会っただけなんだから気にしない気にしない!」

 

「天使っ!圧倒的天使…っ!」

 

「あの千束さん、こちらの方は…」

 

「ああ、この子はうちの常連の紡ちゃん。たまにこんな感じになっちゃうけどすっごい可愛くていい子だよ」

 

「アッ、申し遅れました。姓を四つの方向に草で四方草、名を紡ぐの1文字で紡といいます!どうぞ紡とお呼びください、ご友人様!」

 

「えっと、井上たきなです。よろしくお願いします」

 

「たきなは明日から従業員としてリコリコで働くから明日またおいでよ。絶対可愛いよ〜」

 

「!それは絶対に行かなければいけませんね!予定絶対に空けておきます!タキナさん、絶対会いに行きますからね!」

 

「は、はあ。ご来店お待ちしております…?」

 

かっっっっっわっっっっっっっ!!!!!!(瀕死)

クールビューティー系のちょっと困惑した表情可愛すぎだろ!!

ジュルリ…いかんちょっと涎出た。

ビークール、ビークール。…よし、落ち着いた。

 

「えっ今なんか涎が」

 

「そっ、そういえば明日から働くってことは今日は東京案内でもしてるんですか?」

 

「ん〜まあそんなとこかな。常連さんとこにも挨拶に行ったりとかするつもり」

 

「なるほど宣伝も兼ねてってことですね。いやーそれにしてもチサトちゃんだけでも既に天国空間なのに、タキナちゃんまで加わったらいよいよ私本当に昇天しちゃうかもですね〜」

 

「あの、仕事はちゃんとこなすつもりではいますが、あまり期待はしないでくださいね」

 

「だいじょぶ、だいじょぶ!たきなならお客さんのこと魅了できるくらい可愛いから間違いないって!」

 

「…本当にそうでしょうか?」

 

うーんこれは自分の可愛さに自覚ないタイプか…?

となると天然、ファッションに興味皆無属性の可能性まで出てきたぞ〜?(歓喜)

少なくとも男装は絶対似合う。この顔で似合わないことは無い。

なにはともあれ明日の喫茶店の制服姿のタキナちゃん楽しみ〜!

 

「って、いけませんいけません、お二人とも私に構ってる場合ですか!まずは東京案内でお二人の仲を深めなければ!」

 

「え〜もうちょっとお話しようよ〜って言いたいとこだけど、紡の言う通りだね。おしゃべりは一旦お開きにしてもう行こっか」

 

「ええ、その方が絶対にいいです。タキナちゃん、また明日会いに行きますからね!」

 

「はい、ではまた」

 

「じゃーねー」

 

おおう、素っ気ないタキナちゃんの反応とこっちにブンブン手を振ってるチサトちゃんが狂おしいほど可愛い…!

ていうかあれですね、私チサトちゃんで結構美少女耐性ついてきましたね。

タキナちゃんと出会っても全然気絶する気配しなかったですし。

やはりリコリコのせいで感覚が麻痺してる…恐るべし、喫茶リコリコ…!

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

「ただいま〜……ふぃー疲れたー」

 

あの後数時間ほど散策を続けて満足してから家に帰ってきた。

今日も今日とて歩き疲れたのでベッドにダイブしてボーッと天井を眺める。

帰ってくるなりだらしないと思うがこの家に親はいないので誰も私にうるさくいう人はいない。

この家には物心ついた時から1人で暮らしているが孤児というわけではない。

親は海外で働いているらしい…が、詳しいことは知らないし、実を言うと顔もよく覚えていない。

ただ毎月すごい量の仕送りとお金が送られてくるので少なくとも愛されてはいるっぽい?

何かあった時は絶対に頼りなさいって感じの手紙も毎回同封されてるから多分そう思う。

 

「…あっ、シャワー浴びなきゃ」

 

◆ ◇ オタクシャワー中…… ◇ ◆

 

「はーさっぱりさっぱり」

 

シャワーでさっぱりした後は冷蔵庫の中にストックしてあるりんごジュースをグイッと飲む。

こういうのはコーラとか炭酸飲料系を飲むのが鉄板なのかもしれないけど如何せん炭酸飲料が苦手なため、それゆえのりんごジュースなのだ。

 

「ぷはぁー…あーきくぅ〜、これですよこれ」

 

ちなみに言っておくが断じてりんごジュースという名のクスリではない。(当然)

 

「さて、と」

 

りんごジュースを飲み終えたら椅子に座って机に日記帳を広げる。

これも私のルーティンの1つで、毎日この日記帳にその日あったことを書いている。

その日何があったか忘れないように、思い出せるように丁寧に丁寧に書いていく。

最初の方は割と面倒だと思っていたけれど、日課にして慣れてしまえばどうということもなかった。

 

「今日はいつもより楽しかったなー。チサトちゃんとタキナちゃんにも会えたし、買い物に行ったら欲しいものがあって買えたし、公園でわんちゃんと戯れたし、うーん文句なし!」

 

特にチサトちゃんとタキナちゃんに会えたことがデカすぎた。

やはりね、美少女は目の保養なんですよ。

しかし天真爛漫なチサトちゃんと見た感じクールっ娘なタキナちゃんのコンビか…あり、すごくあり。

具体的に言うとチサトちゃんがあのタキナちゃんの表情をどうふやけさせていくのかが見物!

うーんナマモノはあんまりよろしくはないんだけどちょっと想像するくらいならええか…。

 

「ふふ、むふふ、ふへ………あー、、、そういえば…」

 

妄想をしていたら唐突に思い出したことがあった。

というか今日1番の衝撃的な出来事で、一段と疲れた理由そのもの。

誰かに見られてもまずいので一応カーテンは閉めてから鞄からそれを取りだした。

 

「最初はレプリカとかおもちゃみたいなもんかと思って軽い気持ちで鞄に放り込んだけど…なーんか重みというかなんというか、みょーにリアルなんですよねぇ…鞄に入れたの忘れて持って帰ってきちゃったけどどーしよこれ」

 

机に置いた時のゴトリという音がまたリアルさに拍車をかけているそれをまじまじと見つめる。

 

「この本物っぽい銃どーやって処分しよ…」

 

この銃の名前は全く分からん。別にサバゲーやってたわけでもないから銃に詳しいわけでもないし。

うーんもし本物ならこれ持ってたら捕まるよね?特に悪いことしてなくても銃刀法違反ってやつで一発アウトだよね?

ナマモノ想像してた百合豚が豚箱に押し込まれるってか〜?

 

「アッハッハッハー…はぁ、なーんで持って帰っちゃったんだろ。と、とりあえず本物と仮定して、安全のために弾だけ抜いてどっか適当に隠しときましょうか」

 

いろいろ弄ってみてなんとか弾倉を取り出せた。

あっ、もちろんセーフティだけは弄ってない。そこだけはなんとなくで分かったからよかった…。

弾倉の中を覗くとキラリと光る弾丸が見えた。試しに1つ取り出してみた。

 

「ヒェッ…見た目、重さどれをとっても本物っぽーい。本物見たことないけど多分マジモンなんだろうな…。これがこの銃から打ち出されて人の命を、ね。おーこわ、さっさと閉まっちゃお」

 

ぽいぽーいと適当な箱の中に詰め込んで棚の上に置いた。

うん、全然隠れてないけどこれでいいや。

それにしてもなんでこんなもん落ちてたんだろ。

銃が絡んだ事件なんて最近はもっぱら見たことなんてないのに。

 

「そういえばこれ例のガス爆発起きた所の近くで拾ったんだっけ………もしかして、本当はガス爆発とかウソで、何者かが激しい銃撃戦をしてました、とか?……いやーないわー、流石に考えすぎでしょ」

 

犯罪が起きたら直ぐに逮捕されてはい終わりの国だぞここ。

安全を体現したようなこの国で銃撃戦とかそんな物騒なこと起こるわけないでしょ。

……いや、でもなーうーん…。

 

「…………ふー。うん、よし、とりあえず明日リコリコいこう!」

 

今日はもうおやすみ!!!




違うんです!更新が遅れたのは体調が悪かったからなんです!
決してスプラトゥーンが楽しすぎて忙しかったからとかそんな理由じゃないんです!!
トライストリンガー楽しい!!じゃなくて、ああっ違うんですお客様!!
いけませんお客様!それ以上の追求はあーっ!あー!ああーーー!!(ヤケクソ)

スプラ楽しすぎて予定より大幅に遅れての更新になりました。でもスプラはやめません()
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。