【本編完結】お菓子作りが得意なトレーナーと、無慈悲するマヤノトップガン   作:出遅れ系トレーナー

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新シナリオなので初投稿です。
え?運動会シナリオ?なんだそれは……(すっとぼけ)






エピローグ編※完全不定期更新
誰も参加していない大豊食祭


『傾聴ッ!トレーナー、そして学生の諸君ッ!これより大豊食祭、その試食会を開催するッ!』

『わあああああっ!!!』

 

 

 

 

 

 

「ということがあったんだよ」

「なるほどなるほど。……他には?」

「デジタルちゃんが海外に行ってる間に起きたのはそれぐらいかな」

「ふむ。思ってたより少ないですね」

「マヤがまともに参加してないってのも大きいけどね〜」

 

 

海外から帰ってきたばかりのデジタルが、マヤノから最近のトレセン学園でのイベントの内容を聞いているのを横から聞いている、というのが今の状況だ。それはさておき

 

 

「……ちょっとトレーナーちゃん。くすぐったいから動かないで」

「むぎゅっ!」

 

 

今私は生命の危機に瀕している。マヤノに抱きしめられて息が出来ないのだ……っ!

 

 

「ちょっとマヤノさん。それだとトレーナーさん息できませんよ」

「え〜?」

「マヤノさん、ここ2年で一気に成長してお胸も膨らんだんですから、以前のように抱きしめたらトレーナーさんが窒息してしまいますって」

「ぶーぶー。まさかマヤが大人になったせいでトレーナーちゃんを抱きしめられない問題が起きちゃうなんて……」

 

 

そう言ってマヤノは私を無事に離してくれた。

 

 

「……ぷはあっ!?た、助かったよデジタル」

「いえいえお気になさらず。報酬は宝塚記念のウマ娘ちゃんグッズでいいですよ」

「めっちゃ恩に着させられてる!?」

 

 

しかも宝塚記念グッズって結構お高いやつだし。

 

 

「あーそういえば。確か無名のOBが来て、マスゴミも呼んで大々的に何かやってたらしいんだけど、興味なさ過ぎて全然覚えてないや」

「……アッハイ。マヤノさんのマスコミ嫌いはいつも通りなので、その辺には期待してないです」

 

 

マヤノが言うOBが報道者を呼んで云々っていうのは……ぶっちゃけた話をすると私にはさっぱりわからない。というのも、その時期はマヤノから外出禁止令が出ていて、チーム部屋に半軟禁状態だったからだ。あの時のマヤノの鬼のような形相は思い出すだけで寒気が……。

ところで普段からイベントへの参加を外さないデジタルが何故豊食祭には不参加だったのか。その理由は一昨年の有馬記念でマヤノが引退してしまったからである。

 

 

『ぬわぁんですとおおぉぉっ!?』

『どしたのデジタル。いつも通りだけど」

『気づいたらウマ娘ちゃんグッズ購入のためのまとまった軍資金が無いんですっ!?というか最近の物価高過ぎだと思いませんかトレーナーさんっ!?』

『円安だからね』

『というわけで、もうマヤノさんの単勝で荒稼ぎが出来ないので、デジたんも適当に海外の賞金の多いレースを走ってきますね、1年くらい。ではっ!』

『は?』

 

 

と言い残したデジタルはすぐにドバイへと飛んでしまい、昨日ようやく帰ってきたところなのだ。

 

 

「まあそれはそれとしてですね。ウマ娘ちゃんたちが汗水垂らしたであろう青春のメモリーはとてつもなくたまらんはずなので、撮ってあるはずの写真をくださいっ!」

「残念だけどマヤもフラワーちゃんも参加してないから、そんなものはないよ」

「ひょええええっ!?」

 

 

パタリと大袈裟に倒れ込むデジタル。

 

 

「あーうん。いつものデジタルだった」

「1年くらいじゃ変わらないよ〜」

 

 

まあそれはそう。

 

 

「で、大豊食祭の話だけどさ。そもそもマヤが無理して作るよりも、トレーナーちゃんが作ってくれた方が早くて安心で美味しいじゃん」

「……しゅ、収穫の楽しみとか色々あったんじゃないの?」

「マヤは特に無いかな〜?」

「えぇ……?」

 

 

ウチの愛バが身も蓋もない……。

理事長主催の大豊食祭は、普段彼女が手入れしている畑をトレセン学園所属のウマ娘たちに解放し、収穫と調理の楽しみを知ってもらおうという取り組み……らしい。というのも、その時期の私は調理師免許の更新で忙しく、学園を空けていたから詳しく知らないのだ。

 

 

「フラワーちゃんはどうだった?やよいちゃん側だったんでしょ?」

「私ですか?」

 

 

エプロンを外したフラワーが台所から戻ってきた。イベントのサポーターとして参加していた彼女ならもっとまともな感想が

 

 

「そうですね……。ハッキリと言ってしまいますと、普段から花壇の手入れをしているので畑仕事は特に思うところはありませんでしたし、調理の方もトレーナーさんの作るお菓子や料理と比べてしまって……。私もトレーナーさんに鍛えられたからか、頭ひとつ……いえ、ふたつ分以上抜けてしまっていたので、他の方と足並みを揃えて参加することが出来なかったんですよ」

「つ、つまり?」

「皆さんが四苦八苦してる横でスムーズに進めてしまったので、ちょっと悪目立ちしちゃいました。えへへ」

「」

 

 

イベントを楽しめなかったの私のせいじゃん。私は目の前がまっくらになった。

 

 

 

━━━━━━━━━━

 

 

 

「あ、トレーナーちゃんが倒れちゃった」

「フラワーさんがさりげなくトレーナーさんのせいにしましたからな」

「ええっ!?そ、そんなつもりじゃ!?」

 

 

ふっふっふ。トレーナーちゃんが白目を剥いて倒れちゃったので、これ幸いと膝枕をする。役得役得っ☆

 

 

「それはそれとして、トレーナーさんがこうして倒れるのはアレ以来ですな」

「簡単に流されました!?……コホン。前にトレーナーさんが倒れたのって、マヤノさんが結婚届書をお役所に提出して、その証明書をサプライズで見せた時でしたよね。私もかなり驚きましたけど」

「そんなこともあったね〜」

 

 

そう!なんと、トレーナーちゃんとマヤは正真正銘の夫婦になつたのだ☆えっへん!

 

 

「あたしとしましては、ついにやりやがったなこいつ!って感じでしたけども」

「トレーナーさん、担当ウマ娘とは結婚しないって頑なに言ってましたもんね……」

「そうそう。そんなこと誰も気にしてないのにさ〜?」

 

 

担当ウマ娘に押し倒されてそのままゴールインなんてのはよく聞く話で、例えばメジロのお嬢様たちは大体そういう流れで結婚している。

……若干1名食事と結婚してるのがいるけども。

 

 

「……ま、担当とは結婚しないってことは、引退して担当じゃなくなれば結婚してくれるってことなんだけどね☆」

「そういう意味では……」「違うそうじゃない」

 

 

まあ出しちゃったものは仕方ないし、何故か普通に受理されたし?マヤが幸せならOKだよ☆

 

 

 

 

 







飛ばされたシナリオは言及すらされなかったグランドライブに続いて2つ目の模様。
ちなみに私はUAFシナリオは全く楽しめませんでした。一応評価点盛り無しの必要スキルのみで中距離嫁マヤノをUD9まではやりましたけど、あれは単純に面白くなかったです。サポカも完走しないし色配置運ゲークソすぎんよ〜。
お野菜シナリオは時間は掛かりますが、特に面倒なギミックもなく友情を連打すれば良いので個人的には楽しめてます。にんにくは要らない子でしたけど。

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