夏やアキでも雪は降る   作:tokoya

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初投稿です。よろしくおねがいします。


私のはじめて

あれは雪が降る寒い日のことだった。

 

「おかあさんぅ・・・ 行かないでぇ・・・」

 

わたしは足に抱き着き離れない。

だけどおかあさんはわたしの手を掴むとゆっくり解いてゆく。

 

寂しさを覚えていたわたしの手をおかあさんは再度掴むと何かをくれました。

 

「〇〇ちゃん このネックレスはね・・・」

 

 

「菜月!菜月!おい!起きろ!!!」

 

リーダーが青筋立てて怒る声が聞こえてくる。

どうやら眠ってしまっていたらしいです。

 

「あ・・すいません、リーダー」

 

私は急いで袖を使い、唾をふき取ります。

 

「たく!もう作戦は始まってるつーのに」

「はは・・すいません」

「じゃあもう一度確認するぞ」

 

リーダーが足音を立てて戻っていきます。

それを見た私は思わず呟いてしまいました。

 

「リーダーはいつもうるさいなぁー」

「菜月さん。また怒られますよ」

 

すると隣のたきな先輩は私の眼鏡を突き刺すように差し出してきます。

 

「たきな先輩すいません。いつもありがとうございます」

「気を付けてください。眼鏡壊すと司令に怒られるのですから」

「うぅ・・楠木さん眼鏡に関してはうるさいんですよね」

 

私は口を尖らしてしまいました。楠木さんは嘘つきなので嫌いです。

 

「貴方はサードリコリス。作戦で大きな成果をあげなければ、セカンドましては

 ファーストなんていけないのですから」

「はーい」

「菜月さんは身体能力だけは高いのですから」

「射撃は視力さえ良ければ百発百中ですよ!」

 

私はいつものように根拠のある言葉を言い放ちました。

まぁ自分でもちゃんと確認してないので根拠がないのと変わりませんが・・・

するとたきな先輩は呆れたように。

 

「だいたい、そんなに強い眼鏡しているのになんでいつも当たらないのですか?」

「なんですかねぇ?」

「先生にはちゃんと測ってもらっているんですよね?」

「はい。いつも度が変るたびに楠木さんが新しい眼鏡を持ってきます」

「ふぅん 楠木指令が」

 

たきな先輩は目を細めます。

 

「まぁ見ててください、今度新しいのを貰ったら、ばったばった

 と倒してあげますよ」

「はいはい。早くその自信を実戦でいかしてください」

 

たきな先輩は足早にその場を去っていきました。

わたしは思わず、その後ろ姿に向かって言い放ちました。

 

「あー嘘だと思ってますねー」

「おいバカ」

 

知らぬ間の目の前に恐れ多きリーダーが仁王立ちをしています。

 

「あ・・・リーダー・・・」

「菜月!早く移動しろ!!」

「はいーーーー」

 

私は急いで走りだします。首のネックレスが飛んでいかないように抑えながら。

 

窓から見える朝焼けは、毎日いやがらせのように私の目を晦ましてきます。

朝焼けは楠木さんの次に嫌いです。

 

 

「ハァ・・・なんでこんなことに」

 

私は思わずため息をつきました。

 

「今日は厄日だよぉ・・・」

「菜月さん!早くかがんでください」

 

たきな先輩の焦った声が聞こえてきます。

ここは銃の取引現場だったところです。

まぁたった今私達がドンパチやった結果、戦場に変ってしまいましたが・・・

しかも最悪なことにエリカ先輩が捕らえられてしまいました。

チョーピンチです。

 

「菜月!大丈夫か!?」

 

大量の銃声と共に、リーダーの心配する声が聞こえてきます。

 

「大丈夫です!ピンピンしてます。でもこういうの初めてなので怖いです!」

「うるせぇ!減らず口もそこまでにしろ!」

 

白髪のバカが私たちの会話を遮ってきます。

私はお言葉甘えて前の3バカを観察してみることにしました。

 

(あーあ。相変わらず、バンバン撃ってくんな~)

 

どうやら前の3バカは手加減っていう物を知らない様です。

 

(さて今はエリカ先輩が大ピンチなので使っちゃいましょう)

 

そんな事を考えているとリーダーの焦った声が聞こえてきます。

 

「司令部!こちら、アルファ1。私たちで殺れます。射撃許可をください!」

 

しかしながら悲しき事に、耳から流れてくるのはノイズのみです。

私は思わず同じ事を呟いてしまいました。

 

「ハァ・・。今日絶対厄日だよ・・」

 

対象的に隣のたきな先輩は静かにしていました。

 

(さすがたきな先輩。こんな時でも冷静だなぁ)

 

私は思わず頷いてしまいました。

しかしながらたきな先輩は別の事にご集中なようです。

 

(あっ・・なるほど 良い事思いついちゃいました!)

 

 

(どうする?あれを使えば・・・)

 

わたしは声を出さずに頭を働かせていました。

 

「たきな先輩。それ使うんですか?結構仲間思いなんですねぇ」

 

緊張感の無い、ちいさな声が隣から聞こえてきます。

こんな場面でも彼女は相変わらずのようです。

 

「先輩。それだけだとちょっとリスキーなんで、私の案にしませんか?良い作戦が

 あります」

 

わたしは彼女に近付くと、その緊張感の無い声を耳に聞き入れます。

 

「え! 何を考えてるんですか!?」

 

わたしは思わずは困惑しました。

だけど彼女は気にせず続けます。

 

「あいつらは射撃が超ヘタクソです。絶対いけます」

「どこからそんな自信が出てくるの?それにあなた眼鏡は?」

「大丈夫です。『視えるんで』それに私は今超スーパーモードですよ」

「なにを・・言っているの・・?」

「おい何を喋ってる!?」

 

残念なことに武器商人は、わたしの疑問をどこかに飛ばしてしまいました。

 

「10秒だ!そっから出てこい!こいつぶっ殺すぞ!」

「はい。今行きます」

 

彼女がに前に飛び出していきます。

 

(あの子はまったく!)

 

わたしは怒りを抑えて機銃を手に取りました。

 




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