「悪いやつじゃないんだけどねぇ」
「ああいう性格だから」
あたしはフキの評価が下がらないように努力しておく
まぁ悪いやつじゃないからねぇ・・頭が固いけど。
「まぁそうですよねぇー」
おっ菜月はわかってるみたい。
見る目があるねぇー
「親しいのですか」
「うん、昔リコリス棟で同室だった」
「昨日までわたしもそうでした」
「たきな先輩。リーダーの歯ぎしりに苦しめられてましたもんねぇ」
「マジで!昔から変わんないなぁ。夢でもカリカリしてんのよ。ニィー」
あたしは親友がむかしと変わらないことを嬉しく思う。
だけどそれは今重要じゃない。それよりも・・・
「っていうか菜月」
「はい!なんでしょう」
「今、たきな『先輩』っていったでしょ。ダメだよぉ!呼び捨てにしなきゃ」
「あっ!ごめんなさい千束先輩・・」
「ほらまたぁ。もっとフランクに行かないと。3人で相棒なんだからね」
二人と仲良くなりたいし・・
やっぱ呼び捨てのほうがベストだよね
「じゃあ練習しよう!じゃあ・・たきなから!」
「菜月・・ 千束・・」
ぉぉ頬が赤くなってる!
クールだとおもったけど。かわいいとこもあるんだなぁ。
「まぁ次第点かなぁ、じゃあ菜月いってみよう!」
「よろしくね、たきな!千束!」
なぜだか菜月の眼鏡が太陽の光で反射する。
なんでこのタイミングかなぁ・・?
菜月の笑顔を見たくないんじゃないのに・・
▽
「あぁそういえばさぁ、例の銃取引?なんだかんだで商品抑えられたんでしょ?」
千束は急に顔背けて話を変えます。
どうしたんでしょう?私の笑顔がかわいすぎましたかねぇ?
「いえ、無かったです」
「え?」
たきな先輩、あっ・・・たきなが千束に事件の結末をいいます。
まぁ・・結末なのかわからないんですけど。
「銃が消えたんですよねぇ、それも千丁も」
「千丁!?それって初めから誤情報だったんじゃない?」
「その可能性もあります。しかしわかりません」
「どして?」
「商人はわたしが殺りましたから・・」
「あっ・・そうね・・」
まずいです!!空気がフローズンになりました!!
ここはなんとかしなければ!!
「千束、そんな事より時間が不味くないですかぁ?」
「あっヤバイ!!二人とも早くいこ!!」
たきなも、もう少し私のせいにしてくれれば気が楽なんだけどなぁ・・
▽
「は―い、次は一転警察署に行きます!」
「了解です!!」
「でもまだ時間があるなぁ」
菜月は元気良く返事しています。
だけど私はそういう気になりません。なぜかというと・・・
「あの千束。質問があります」
「うん?なに?」
「この部署は一体何をするところなんでしょう?」
「おぅ?」「へっ?」
二人してその反応はどうでしょう・・・?
特に菜月・・
「そういえば・・聞いてなかったですねぇ」
「菜月は疑問に思わなかったのですか?」
「いやぁ、楽しくて全然おもわなかったです」
まったく・・この子は世話が焼けます。
仕事を遊びとでも思っているのでしょうか?
「ごめん。先生から聞いていると思った」
「残念ながら聞いていません。お教えいただけますか?」
「じゃあ時間あるし。お昼食べながら話すよ」
千束はそういうとスマホでお昼の場所を探し始めます。
わたしが納得できる内容だといいのですが・・・
「お昼がですかぁ?」
「違います!わたしの頭の中と会話しないでください!!」
▽
「個人のためのリコリス・・」
「そそ。コーヒーの配達も外国語の先生も保育園のお手伝いも喜んでもらえるよ?」
いい場所がなかったので私達3人は公園でお昼を取ることにしました。
たった今千束から仕事の内容について聞いているところです。
それにしても個人の為のリコリスかぁ。なかなかいいですねぇ。
個人で動けるってことですもんね!やっぱり好都合だなぁ・・。
「わたし達リコリスは国を守る公的秘密組織のエージェントですよ?」
おぉそう言われると映画見たいでなんかかっこいい!!
「おぉそう言われると映画見たいでなんかかっこいい!!」
なんだか千束とまったく同じ事を考えてしまったけど・・。
まぁ気にしないことにしましょう。
けどまぁ・・
「けーど。凶悪犯を処刑して回る殺し屋といわれたりも。ねぇ?」
「そうでずねぇ。けどまぁああいうことが起きる時代ですからねぇ・・」
「私達が必要なんじゃないですかぁ?千束?」
「・・そうね。そうなんかもね」
どうやって千束があれをやったのか気になるけど・・
やっぱり自慢する気は無いみたい。
▽
「おい!なんだぁーこのツイートは」
ーここは都内の某所。静けさが良く似合うこの空間に、
男の声がこだまする。
「すいません、真島さん!こんな時間から店がやってるなんてしらなくて!・・」
「言い訳はいいんだよ!解ってんだろぉ!」
「なっ・・なんですか・・」
―サングラスの男達は怯えながら男の返事を待つ。
「早くこの写真を殺ってこい」