夏やアキでも雪は降る   作:tokoya

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仕事は真面目にやらなきゃです!

 

 

「悪いやつじゃないんだけどねぇ」

「ああいう性格だから」

 

あたしはフキの評価が下がらないように努力しておく

まぁ悪いやつじゃないからねぇ・・頭が固いけど。

 

「まぁそうですよねぇー」

 

おっ菜月はわかってるみたい。

見る目があるねぇー

 

「親しいのですか」

「うん、昔リコリス棟で同室だった」

「昨日までわたしもそうでした」

「たきな先輩。リーダーの歯ぎしりに苦しめられてましたもんねぇ」

「マジで!昔から変わんないなぁ。夢でもカリカリしてんのよ。ニィー」

 

あたしは親友がむかしと変わらないことを嬉しく思う。

だけどそれは今重要じゃない。それよりも・・・

 

「っていうか菜月」

「はい!なんでしょう」

「今、たきな『先輩』っていったでしょ。ダメだよぉ!呼び捨てにしなきゃ」

「あっ!ごめんなさい千束先輩・・」

「ほらまたぁ。もっとフランクに行かないと。3人で相棒なんだからね」

 

二人と仲良くなりたいし・・

やっぱ呼び捨てのほうがベストだよね

 

「じゃあ練習しよう!じゃあ・・たきなから!」

「菜月・・ 千束・・」

 

ぉぉ頬が赤くなってる!

クールだとおもったけど。かわいいとこもあるんだなぁ。

 

「まぁ次第点かなぁ、じゃあ菜月いってみよう!」

「よろしくね、たきな!千束!」

 

なぜだか菜月の眼鏡が太陽の光で反射する。

なんでこのタイミングかなぁ・・?

 

菜月の笑顔を見たくないんじゃないのに・・

 

 

 

「あぁそういえばさぁ、例の銃取引?なんだかんだで商品抑えられたんでしょ?」

 

千束は急に顔背けて話を変えます。

どうしたんでしょう?私の笑顔がかわいすぎましたかねぇ?

 

「いえ、無かったです」

「え?」

 

たきな先輩、あっ・・・たきなが千束に事件の結末をいいます。

まぁ・・結末なのかわからないんですけど。

 

「銃が消えたんですよねぇ、それも千丁も」

「千丁!?それって初めから誤情報だったんじゃない?」

「その可能性もあります。しかしわかりません」

「どして?」

「商人はわたしが殺りましたから・・」

「あっ・・そうね・・」

 

まずいです!!空気がフローズンになりました!!

ここはなんとかしなければ!!

 

「千束、そんな事より時間が不味くないですかぁ?」

「あっヤバイ!!二人とも早くいこ!!」

 

たきなも、もう少し私のせいにしてくれれば気が楽なんだけどなぁ・・

 

 

「は―い、次は一転警察署に行きます!」

「了解です!!」

「でもまだ時間があるなぁ」

 

菜月は元気良く返事しています。

だけど私はそういう気になりません。なぜかというと・・・

 

「あの千束。質問があります」

「うん?なに?」

「この部署は一体何をするところなんでしょう?」

「おぅ?」「へっ?」

 

二人してその反応はどうでしょう・・・?

特に菜月・・

 

「そういえば・・聞いてなかったですねぇ」

「菜月は疑問に思わなかったのですか?」

「いやぁ、楽しくて全然おもわなかったです」

 

まったく・・この子は世話が焼けます。

仕事を遊びとでも思っているのでしょうか?

 

「ごめん。先生から聞いていると思った」

「残念ながら聞いていません。お教えいただけますか?」

「じゃあ時間あるし。お昼食べながら話すよ」

 

千束はそういうとスマホでお昼の場所を探し始めます。

わたしが納得できる内容だといいのですが・・・

 

「お昼がですかぁ?」

「違います!わたしの頭の中と会話しないでください!!」

 

 

 

「個人のためのリコリス・・」

「そそ。コーヒーの配達も外国語の先生も保育園のお手伝いも喜んでもらえるよ?」

 

いい場所がなかったので私達3人は公園でお昼を取ることにしました。

たった今千束から仕事の内容について聞いているところです。

それにしても個人の為のリコリスかぁ。なかなかいいですねぇ。

個人で動けるってことですもんね!やっぱり好都合だなぁ・・。

 

「わたし達リコリスは国を守る公的秘密組織のエージェントですよ?」

 

おぉそう言われると映画見たいでなんかかっこいい!!

 

「おぉそう言われると映画見たいでなんかかっこいい!!」

 

なんだか千束とまったく同じ事を考えてしまったけど・・。

まぁ気にしないことにしましょう。

けどまぁ・・

 

「けーど。凶悪犯を処刑して回る殺し屋といわれたりも。ねぇ?」

「そうでずねぇ。けどまぁああいうことが起きる時代ですからねぇ・・」

「私達が必要なんじゃないですかぁ?千束?」

「・・そうね。そうなんかもね」

 

どうやって千束があれをやったのか気になるけど・・

やっぱり自慢する気は無いみたい。

 

 

 

 

「おい!なんだぁーこのツイートは」

 

ーここは都内の某所。静けさが良く似合うこの空間に、

男の声がこだまする。

 

「すいません、真島さん!こんな時間から店がやってるなんてしらなくて!・・」

「言い訳はいいんだよ!解ってんだろぉ!」

「なっ・・なんですか・・」

 

―サングラスの男達は怯えながら男の返事を待つ。

 

「早くこの写真を殺ってこい」

 

 

 

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