自分的には怪しい気もするけど
放課後俺と他六人はアリーナに来ていた
アリーナには既に四人の人が待っていた
「来たよ姉さん」
「ん」
姉さんの返事を合図に姉さんの近くにいた三人が近づいて来た
「久しぶりね」
「来たね」
「やっほー」
声をかけて来た順にジェシカ・カイオス、
「三人とも今日はよろしくね」
俺は三人にそう返した
「そうだ、簪達は知らないかもだから紹介するね」
そう言って三人の事を簪、本音、相川の三人に説明する
「まずこっちの金髪の人は、ジェシカ・カイオス。3年生でアメリカの国家代表選手だよ」
「よろしくね」
「こっちの紫と白の髪の人が仙道 鏡花。2年生でタイニーオービット社の企業代表の1人でメカニック、整備士が本業だね。」
「よろしく」
「で、この薄緑の髪の人が神代 雫姫。2年生で鏡花と同じでタイニーオービット社の企業代表の1人だよ。歌手活動もしてるからもしかしたら知ってるかもね」
「よろしく〜」
簪達は返事を返した
「「よ、よろしくお願いします」」
「よろしくお願いします〜」
まぁ、顔合わせはこれぐらいで良いでしょ
「じゃあ早速お願いしても良いかな」
「じゃあ私からね」
そう言って姉さんと一緒にアリーナの中央に移動した
「じゃあ、私達は観客席の方に行きましょうか」
鏡花の声で皆は観客席の方に行ったようだ
「行くよ姉さん」
「ん、鍛えてあげる」
そして俺と姉さんはISを展開した
二人とも全身装甲フルスキンのISを展開した
俺のIS ディ・レギウディア
姉さんのIS アキレス・ディードII
が対峙した
簪side
「あれが依波くんと雪さんのIS……」
そのつぶやきに荒木さんが返した
「依波のISはディ・レギウディア。制作中の貴方の専用機ととあるもう一機のデータを使って作られたタイニーオービット社内で最強の機体。雪さんのISはLBXアキレスのデータを元にしたアキレス・ディード、まだ発売はしていないLBXだけどその機体のデータを元にタイニーオービット社と八神重工が共同開発した物よ。その強みは圧倒的なスピード」
「最強の機体に圧倒的なスピード……」
遠目から見ても力強さが伝わってくるようだった
簪sideout
依波side
俺は両手にコルディクティスを握りながらどうするか考えていた
姉さんは圧倒的に俺よりISを操縦しての戦闘経験も多いしかもアキレス・ディードIIはアキレス・ディードと同じ程の軽量化がなされているにもかかわらずアキレス・ディードを上回る装甲の硬さパワースピードを発揮する機体。ハッキリ言って勝てる気がしない。しかも姉さんは遠距離主体でこっちは近距離主体だ遠距離戦は部が悪く近距離戦はいかにして姉さんに近づいて離れないかだ。
そんな事を考えていると先に仕掛けてきたのは姉さんだった
右手に持つダークシューターをこちらに撃ちながら左手のダークシールドで体を隠しながら飛行して行く
それに対してダークシューターのビームを躱しながら俺も空中に登り距離を詰める
それに対して姉さんは一定の距離を保ちつつ的確にこちらを狙ってくる
ビーム自体は避けるのはそこまで苦ではないがいつまでも距離が縮まらない
それを解消するために
「くっ!」
俺は急いで距離をとる
ビームを曲げてきやがった
ほんと八神重工の人達バケモン作ったな!うちも1枚噛んでるけどさ!
今の攻撃は第三世代ISに搭載されるイメージ・インターフェースを利用した特殊兵装だ。今回の場合はビームの軌道を曲げたりする攻撃だ
その一撃から攻撃に曲がるものが増えてきた。そのほとんどが偏差射撃によるものだ
こちらの動きを予測して的確に撃ってくる。
俺への被弾も多くなってきた
いくらディ・レギウディアにリミッターをかけているとはいえ
……このままだと何も出来ずに負ける……
それはダメだ
せめて一撃でも!
〈オーバーロード〉
それは、一定時間、脳が極限まで活性化した状態になり周りの物体がスローモーションに見える。
また様々な動きが高速化する状態
その瞬間俺は新しいステージに突入した
依波sideout
観客席side
「やがみん劣勢だね」
「そうだね」
本音の言葉に簪が返す
「まぁ、いくら機体が強くても機体の力を引き出せない素人が動かしてるようなものだしね」
「あまり、言いたくはないがその通りだな」
輪廻の言葉にマドカが言葉を返す
「雪自体も実力は国家代表クラスだしね。」
ジェシカのその言葉に簪、本音、相川は驚く
「あの子自体国から代表にならないかて打診が来ているのに受けていないのよね。真実が代表やってるんだからって言ってるし」
そんな話をしている時突然依波の動きが変わった
動きが高速化し雪に対して攻撃当て始めたのだ
「いきなり、依波の動きが変わった」
あまりにも突然の事に鏡花が言ったことに他の面々は同意するしか無かった。その中で
「オーバーロード……」
ミアがそう呟いた
「ミア、オーバーロードて?」
雫姫が質問する
「オーバーロードは一種のゾーンのようなものです。一定時間、脳が極限まで活性化した状態になり周りの物体がスローモーションに見え様々な動きが高速化する状態の事を言います。オーバーロード自体は発現できる人間は限られています。ディ・レギウディアにはオーバーロードを促すシステムが搭載されていますが、オーバーロードを使えるようになるかはその人次第です。殆どの人はおそらく発現をする事はありません」
その説明と共に依波の動きは残像を残すまで高速化していた
「そんな状態があるのね」
ジェシカは納得したように言葉を返した
「今の所オーバーロードを使える人物は依波だけですね。可能性で言えば雪さんや胡兎ちゃん、雫姫さんがいますね。他の人は検査してみなければわかりませんね」
「えっ、私!?」
雫姫は何気ないミアの言葉に驚いた
「それよりもう少しで決着が着きますよ」
その言葉とともに電子音声が聞こえて来た
〈アタックファンクション!ブラックストーム〉
雪は捉えられないなら丸ごと吹き飛ばそうと言う考えにたどり着いたようだ
「あれが必殺ファンクションシステム……」
相川がそう呟いた
必殺ファンクションシステムはLBXの必殺ファンクションをISが使用出来るようにタイニーオービット社が作り出したシステムだ。世界でもタイニーオービットと八神重工しかその技術を所持しておらずタイニーオービットと八神重工をより成長させたシステムでもある。一様タイニーオービットか八神重工に依頼すれば取り付け自体はできる
そしてブラックストームを受けた依波は地面を転がったが
しかしまだシールドエネルギーはまだ尽きておらず反撃へ転じた
〈アタックファンクション!オーバーロード〉
それは、オーバーロードの制限時間を全て消費する代わりに今まで以上のスピードで攻撃を仕掛ける技だ。この間は銃弾すら止まって見える
その攻撃を受けアキレス・ディードIIのシールドエネルギーは尽きた
観客席sideout
依波side
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙~~~~~~~~
疲れたぁーー
「強くなったね」
そんな言葉を姉さんから貰うが
「ただのゴリ押しなんだけどなぁ」
「それでも私に勝ったのは事実でしょ。素直に賞賛は受け取っておきなさい」
そう言って俺に手を伸ばしてくる
その手を取って起き上がるがオーバーロードの反動で目眩がする。
「大丈夫?」
「肩貸して欲しい」
「ん」
姉さんに肩を貸してもらいながら観客席に向かう
観客席にいたみんなもこちらに向かってきた
「大丈夫?」
簪がそう聞いてきた
「目眩がするけど大丈夫。誰か甘い物持っていない?」
「これをどうぞ」
そう言ってミアが大福が六個ほど入った袋を渡して来た
「学校の購買にLBXのフェアリーを向かわせて買ってきました」
「ありがと」
オーバーロードは脳に負担がかかるため糖を摂取しなければならない
「ここまで疲労していると今日は辞めといた方が良いかしら」
鏡花がそう言うが
「いや、しばらく休んで良くならないなら休むけど良くなったら再開してくれ」
「まぁ、それなら良いかしら」
俺が観客席に座り休み始めると
輪廻、マドカ、ミアがジェシカ、鏡花、雫姫に勝負を挑みアリーナに向かった
元気なもんだな
あと一話訓練の様子書いたら原作のオルコット戦になるかな