IS〜LBXで楽しむ転生者〜   作:エドアルド

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IS学園の授業

 

「つまんない」

 

1時限目を終えた俺の率直な感想がそれだ。

こちとら一企業の社長でIS開発やってんだぞとっくの昔にIS知識は頭に叩き込んであるんだよ。

次の授業まで暇だからなエターナルサイクラーの量産計画でも考えるか、コストカットとか代換え部品とか

そんな事を考えながらスフィア型の投影ディスプレイを展開した時

 

「ちょっと良いか?」

「ん?」

 

声を掛けられた方に向くとこの学園のもう1人の男子である織斑が立っていた

 

「えっと、俺は織斑一夏て言うだ。学園に2人しか男が居ないんだし、仲良くできたらなって思って声掛けたんだが……」

「あぁ、そうだな。学園でたった二人の男子だ、仲良くしようか」

 

そうして俺は手を差し出した

 

「俺は、八神 依波だ。よろしく。好きに呼んでくれ」

 

織斑は俺と握手しながら

 

「よろしく頼む。俺のことは一夏て呼んでくれ。俺も依波て呼ぶからさ」

「わかったよ一夏」

 

そんな挨拶を交わしていると

 

「……ちょっといいか」

 

俺達に話しかける人物がいた

 

「ん?どちら様で?」

「……箒」

 

一夏が名前を呼んだてことは知り合いか?

 

「一夏知り合いか?」

「あ、あぁ、こいつは……「自分で自己紹介ぐらいできる」……そうか」

「話しててる途中に済まないな、私は、篠ノ之 箒(しののの ほうき)と言う。一夏の幼馴染だ。すまないが一夏を少々借りてもいいか」

「俺は別にいいけど、一夏は?」

「俺も別に構わないぞ。」

 

そう言うと篠ノ之さんは一夏を引っ張て廊下へ出て行った

 

「なんとも、わかりやすいね」

 

周りに恋する乙女が多いせいか何となくそういうのがわかるようになったんだよなぁ。頑張りたまえ篠ノ之さん

 

一夏が篠ノ之さんと廊下へ出たため改めてディスプレイに向き直った時

 

「どうだ、IS学園の最初の授業は?」

 

と声をかけられた。だが、知っている声だったのでそのまま投影されたキーボードを叩きながら声に答える

 

「どうも何も、つまらないの一言だよ。こちとらISの開発やってんだ。今更すぎる知識だ。それよりお前は」

「私も依波と同じ意見だ。というよりも私はお前の秘書をやっているんだわかるだろ?」

「ごもっともで」

 

俺の秘書と言っているこいつは荒木 ミア(あらき みあ)だ。タイニーオービット社の仕事を手伝ってくれてる幼稚園以来の幼馴染にあたる。多分爺ちゃんが副社長辞めたら高確率でミアが、副社長になると思う

 

「で、お二人さんは?」

 

俺の席に近づいてくるもう二人に対しても言葉を投げかける

 

「貴方達と同意見よ」

「私も、兄さん達と同じだ」

 

この二人の片方はまぁ、おなじみの恋する追っかけ女神の輪廻でもう片方が俺の義妹である、八神 マドカ(やがみ まどか)だ。マドカについては色々とあるのでここでは割愛しとこう

 

「ま、だよなぁ。全員タイニーオービットの社員でもあるんだし」

 

我がタイニーオービット社は能力さえあれば年齢さえ問わない企業だ。まぁ、一番年齢が低いのは俺たちなのだが

そんな感じで話を続けていると

時間が近付いてきたのでそれぞれの席に戻ることになった

 

*************

 

 

「━━━であるからして、ISの基本的な運用は現時点で国家の認証が必要であり、枠内を逸脱したIS運用をした場合は、刑法によって罰せられ━━」

 

うーん、やはりつまらない。頭の中で新しいISかLBXの図面でもひくか?なんてことを考えてると

 

「織斑くん、何かわからないところがありますか?」

「あ、えっと……」

「わからないところがあったら遠慮なく質問してくださいね。なにせ私は先生ですから」

 

まぁ、IS学園に元々入るつもりもなく偶然でこの学園に入る事になったのだしわからないことがあっても不思議ではないな

 

「先生!」

「はい、織斑くん!」

「ほとんど全部わかりません」

 

…………こいつ大丈夫か?

 

「え……。ぜ、全部、ですか……?」

 

ほら山田先生も唖然としてるぞ

 

「え、えっと……織斑くん以外で、今の段階でわからないっていう人はどれくらいいますか?」

 

先生は他の生徒に聴くが

誰も手を挙げない

 

「……えっと、や、八神くんはどうですか?」

 

同じ男子だからだろうか。山田先生が聞いてくる

 

「私の会社はISの製造も行なっているので受けている授業全てが復習になるので問題ないです」

 

俺は、そうキッパリと言った

こちとらIS製造もやってる企業の社長なんですよ。学園で習う事はおそらく全てが履修済みです

すると、織斑先生が一夏に声を掛けた

 

「……織斑、入学前の参考書はよんだか?」

「古い電話帳と間違えて捨てました」

 

パァンッ!!

 

「必読と書いてあっただろうが馬鹿者。後で再発行してやるから一週間以内に覚えろ。いいな」

「い、いや、一週間であの分厚さはちょっと……」

「やれと言っている」

「……はい。やります」

 

うーむ、織斑先生は少しというかかなり厳しいな一夏に関しては自業自得であるが

 

「ISはその機動性、攻撃力、制圧力と過去の兵器を遥かに凌ぐ。そういった“兵器”を深く知らずに扱えば必ず事故が起きる。そうしないための基礎知識と訓練だ。理解ができなくても覚えろ。そして守れ。規則とはそういうものだ」

 

先生〜ここに居るヤツらの大抵はISが兵器なのを理解していないと思います!それと、事故どころか死者が出ますよ

 

「……貴様、『自分は望んでここにいる訳ではない』と思っているな?」

 

へーよくわかるなそんな事。なお、俺も出来れば会社に戻りたいです。てか、あなたを保護する為にとか言われてIS学園に入れられたけど会社の方が安全なんですけど。セキュリティ的に

それにウチの企業に手を出して来る馬鹿はいつの間にか消えるし。なんでだろうねー(棒読み)

 

「望む望まないにかかわらず、人は集団の中で生きなくてはならない。それすら放棄するなら、まず人であることを辞めることだな」

 

正論だが、生きていく集団を選ぶ権利はあると思うんですよ

 

「え、えっと、織斑くん。わからないところは授業が終わってから放課後教えてあげますから、がんばって?ね?ねっ?」

「……はい。それじゃあ、放課後によろしくお願いします」

 

そうしてまた授業が再開された

 

 

********

 

 

そして2時限目が終わると一夏がこちらに来た

 

「大変だったな」

「あぁ、大変だったよ」

「ま、あれはお前さんの自業自得だな」

「ぐっ……耳が痛いです」

 

うんホントあれはお前の自業自得だ

そんな時俺と織斑に声を掛ける人物が

 

「ちょっと、よろしくて?」

「へ?」

「うん?」

 

話しかけてきた相手は金髪に青い瞳の女性だった

 

「訊いてます?お返事は?」

「あ、ああ。訊いてるけど……どうゆう用件だ?」

「隣に同じく」

 

そんな返事を返すと

 

「まあ!なんですの、その返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」

 

メンドクセェー

典型的な女尊男卑の思想の持ち主かよ

そんな事を思っていると一夏が

 

「悪いな。俺、君が誰だか知らないし」

 

こいつ、自己紹介聞いてなかったのか?

いや、確かに一日で覚えるのも大変だろうけど知らないはないでしょうよ

 

「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリス代表候補生のこの私を!?」

 

代表候補生て替えがきく代表の予備だろ?何かあればすぐに外されるのに

その言い分に対して一夏は

 

「あ、質問いいか?」

「ふん。下々のものの要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ」

「代表候補生って、何?」

 

がたたっ、俺達の話に身を傾けていたのだろうクラスの女子数名がずっこけた

 

「あ、あ、あ……」

「『あ』?」

「あなたっ、本気でおっしゃってますの!?」

「おう。知らん」

「…………」

 

オルコットさんは開いた口が塞がらないようだ。

うん、流石にこれはやばいわ

 

「あー、一夏代表候補生てのはなその名の通りISの国家代表の候補生の事だ」

「あ、なるほど」

 

俺の説明で現実に戻ってきたオルコットが続けて言葉を発する

 

「え、ええ。八神さんがおっしゃったように国家代表IS操縦者の、その候補生として選出されるエリートn……」

 

その発言に割り込むように俺は言った

 

「正確にはエリートの卵だな、その名の通り()()()だからな、候補生のメンツは変動しやすいあくまで候補生だからな、強い奴ほど候補生に残り国家代表になる。その地位にあぐらをかいてるとすぐに落ちぶれる」

 

オルコットが何やらこちらを睨むがまあ、正論なので何も返さないようだ

 

「お、おほん。本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも奇跡……幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」

「そうか。それはラッキーだ」

 

一夏が若干棒読み気味に返す

 

「……馬鹿にしていますの?大体の人あなたISについて何も知らないくせに、よくこの学園に入れましたわね。男でISを操縦できると聞いていましたから、少しくらい知的さを感じさせるかとおもっていましたけど、期待はずれですわね」

「俺に何か期待されても困るんだが」

「ふん、まあでも?わたくしは優秀ですから、あなたのような人間にも優しくしてあげますわよ」

 

この態度で優しいてお馬鹿か?

 

「ISのことでわからないことがあれば、まあ……泣いて頼まれたら教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試では唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」

「入試て、あれか?IS動かして戦うってやつ?」

「それ以外に入試などありませんわ」

「あれ?俺も倒したぞ、教官」

 

へぇ、一夏倒したんだ。その時輪廻が直接脳内に『正確には教官が自爆したようですが』あ、そうなんだ

 

「あ、あなたも!そうなんですか?」

 

とオルコットが聞いて来た

 

「あ、倒したけど?」

「わ、わたくしだけとききましたが?」

 

あれ?アイツらも倒してたよな?

 

「マドカ、輪廻、ミア、確かお前達も教官倒してたよな?」

「そうだが?」

「そうですよ」

「そうだな」

 

その言葉を聞いたオルコットは目を驚きに見開いた

 

「そ、そんな……」

「オルコットさんが入試受けた時点ではってことじゃないのか?IS学園には世界から生徒が集まってくるからな、入試日が数日間にわたって行われるし。合格通知でも合格したかどうかと何位で合格したかしか知らされないらしいからな」

 

オルコットさんはわなわなと震えながら

 

「つ、つまり、わたくしだけではないと……?」

 

そんなオルコットさんに織斑は

 

「いや、知らないけど」

 

なんと無慈悲な言葉だ

 

「あなた、私を馬鹿に……!」

「えーと、落ち着けよ。な?」

「これが落ち着いていられ━━」

 

キーンコーンカーンコーン

 

この話を終わらせたのは3時限目のチャイムだった

 

「っ……また後で来ますわ!逃げない事ね!よくって!?」

 

そう行ってオルコットさんは席に戻って行った

 

 

 

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