アレルヤ   作:おもちぴん様

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2章 7話

 ジャンク屋のおっさんが口を開いた。

 

「査定するから何日か待って貰って良いか?」

「問題ない。」

「とりあえず3日後に1回顔出してくれ。」

「うん。」

 

 予想通り、査定には日数が掛かるみたいだ。

3日後が楽しみだ。その前にまた遺跡へ行かなければ。

遺跡の事を考えているとおっさんが聞いてきた。

 

「ところでこれ何処から取って来たんだ。」

「遺跡。盗賊ぶち殺して取って来た。」

「マジか〜。見た目に依らず強いんだな。」

 

 見た目も強そうだと思うけど、そうではないらしい。

まあ私は美し過ぎるからね。仕方無いのかな。

そう思っていると商人が話し掛けてきた。何だろう。

 

「それではどうしますか?直ぐにでも遺跡に行きますか?」

「時間に余裕あるから今日は休んで、明日行こう。」

「分かりました。明日の朝、門前で会いましょう。」

「うん。」

 

 明日の朝まで何しようかな。金属掘りの現場に顔出すか。

早速、金属堀りの現場に足を運ぶ。

働いているのを見ながらパイプを吹くんだ。

 

「やあやあ!我こそは!」

「おっ!嬢ちゃん帰ったか!」

「パワーさん!手伝って!」

「いや、私は……」

「いいから手伝って。」

「はい。」

 

 クソ虫共め。虫人は力無いから金属掘りに向いていない。

手先は器用だから工場で作業するのが向いている。

この町は虫人が多過ぎてそういう仕事からあぶれているらしい。

仕方無いから一肌脱いでやるか。私は叫びながら金属を叩く。

 

「ウオオオオオ!」

「出たぞ!パワーさんの金属掘り二刀流だ!」

「パワア!パワア!」

 

 説明しよう。金属掘り二刀流とは両手に1本ずつツルハシを持って、

金属掘りをする私の最終奥義。一子相伝で力無き者には使うことが出来ない。

ワイワイしていると現場監督が周りの虫人を叱る。

 

「お前らも働け。」

「はーい。」

 

 結局、夜まで働いた。タダ飯と寝床にありつけたから良いか。

よく考えたらタダ飯じゃ無い。私は心が広いから許してやろう。

 

 寝て起きたら朝になっていた。皆の目が覚める前に門前まで走る。

モタモタしてたら今日も金属掘りすることになったと思う。

門前につくと商人(偽)はもう来ていた。

 

「おはようございます。」

「おは。」

 

 あいさつをされたから返す。よく見ると目が真っ赤だ。

興奮して眠られなかったタイプだなこいつ。分かるよその気持ち。

さらに話し掛けてきた。

 

「昨日はよく眠れましたか?」

「余裕。」

 

 寝てないのに気遣いも出来る。こいつ出来るな。

 

「早速行きますか?」

「昼には帰りたいから行こう。」

 

 私は荷車を装備した。気分は最高だ。

早く乗れい。パワー号発進の時間だよ。商人を急かす。

 

「乗りなあんちゃん。」

「はぁ……飛ばさないで下さいよ。」

「それは嫌。」

 

 商人が乗ったのを確認して私は全速力で走り出す。

ゴロゴロ、ゴロゴロ、途中から音がしなくなった。

商人曰く浮いてたらしい。そんなこんなで遺跡に到着。

商人はまた青い顔だ。

 

「オエエエエエ。何度乗っても慣れません。」

「慣れて。」

 

 帰りもあるから早く慣れてね。

死体漁りで前より荷物は軽いだろうから速度は出せると思う。

遺跡突入の前に商人に確認する。

 

「このまま突入する?」

「ゆっくりお願いします。」

「分かった。」

 

 オエオエされたままだと戦力にならないからね。

遺跡の中は安全運転、ゆっくり行こう。

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