アレルヤ   作:おもちぴん様

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2章 8話

 死体が何体か無くなってる。どう言う事だろう。

死んでなかったのかな。そんな馬鹿な。歩く死体とか怖いな。

商人に何故かと訊ねてみる。

 

「死体ないけど。」

「うーん、困りましたね。野生動物か何かにやられたんですかね?」

「知らない。」

「一応、まだ奥があるんですよ、この遺跡。」

「進むか。」

「ですね。」

 

 悩んでも仕方無いから奥に進むことに。

進むごとに血の匂いが強くなってくる。

しばらくすると広場に着いた。何かいるな。話し掛けてきた。

 

「ウヘヘヘヘヘ、見つけたぞ。クソ商人。」

 

 何だかチグハグな人が出てきたぞ。体は虫人で手足は甲人と只人だ。

気色が悪い。というか他の人の体も繋げられるんだ。すごいなあ。

感心していることが思わず声に出ていた。

 

「凄い体だね。」

「凄いですね。他種族の手足を繋げられるとは。」

「おい何喋ってやがる!小娘もそいつの味方か?」

「多分そう。」

「そいつは盗賊で裏切り者だぜ。」

「そうなの?」

「はい盗賊ですよ。盗賊に対して裏切ったつもりですが。」

「だって。」

「なら何で俺達に攻撃してきた!」

「全く働かないので金を渡すのが惜しくなりまして、軋轢の無い様にしました。」

 

 ニコニコと商人は笑っている。

話を聞いてる分には商人が悪そうだけど弱いのは罪だ。

向こうが悪い。虫人?に話しかける。

 

「で、どうするの?殺し合う?」

「チッ!お前は悪くねえから商人とやらせろ。」

「だってさ。」

「ええ、良いですよ。」

「時間無制限デスマッチだね。私が審判するね。」

「「……」」

 

 無視された。ノリが悪いよ。ノリが。

ちなみにトーナメント戦だから勝者は私と戦います。

 

 

 2人の戦闘を見学する。あの虫人は中々やるな。

甲人の手足で攻撃を受けて、ダメージを最小限に抑えている。

虫人の速度もあるから商人が押されてる。

おっ、攻撃が商人に入った。何か喋ってるな。

 

「中々やりますね。」

「うるせえ!殺す。」

 

 でも虫人は力が無いから決定打が無いな。

次第に押されてきた。手を抜いていたな商人。

あっ、腹に商人の槍が刺さった。決定打だ。

虫人が喚き散らしている。

 

「グボォ……クソクソクソ!」

「お疲れ様でした。」

 

 頭に商人の槍が突き刺さる。私には使うのは難しそうだ。

鈍器の方が手入れ楽だし、使いやすいと思うけどなあ。

そう思っていると商人が話し掛けてきた。

 

「すみません。待たせましたか?」

「別に良い。」

 

 簡単に返事をする。さてさて、どうぶち殺すか。

殺気を隠す必要もないだろう。

 

「殺気が凄いですね。」

「うん。」

 

 まずは小手調べ。石を投げる。

簡単に避けられた。やっぱり拳だな。

 

「機械義肢があるから私に勝てると思ってます?」

「別に。無くても勝てるよ。」

 

 いちいち話し掛けてくるな。ブンと腕を振る。槍で受け止められた。

槍が突き出される。半身で躱す……躱せなかった。

途中で突きが薙ぎ払いに変化して左腕に当たった。いてて。

思わず声が出る。

 

「やるな。」

「これならどうですか?」

 

 連続突きが繰り出された。早い。

何発か右腕に貰った。私の右腕は抜けないよ。

 

「本当、硬いですね。」

「痛いけどね。」

 

 私の攻撃は当たらないが、向こうの攻撃は効かない。

どうやって打開したものか。

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