アレルヤ   作:おもちぴん様

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1章 3話

 腕が切れたら血が流れる。早く機械腕を繋いで血を止めなければ。

しかし、どうやって繋げるんだろう。説明書先に探しておけば良かった。

えーいままよ!切断面に機械腕を当ててみよう。

おっ、繋がる感触があるぞ。

 

「あ、あなた何よそれ。」

「機械義肢だよ。すごいでしょ。」

「もういいわ……。」

 

 驚いて声も出ないか。仕方がないか。私も機械義肢が生身の体に繋がって驚いている。

全身に力が湧いてきた。これはやれる。殺れるぞ。

このロボット野郎、ビビらせやがって。

真っ二つにしてやる。

 

 ドーンという音と共に扉が破られた。扉を壊して現れたのは6本足のロボット。対するは私。

オッズは私が元返し、ロボット野郎は100倍返し。

賭けるなら今のうちだよ3人衆。

 

 作戦は突撃しかない。ロボットに向かって走り出す。

ドカン!通り過ぎた後にロボットの足が叩き付けられる。

床が割れている。今までの私ならミンチになっていたな。

 

 腕を機械義肢に変えただけで足が早くなり、動体視力も良くなっている。これはすごいな。

ロボット野郎の鈍い攻撃を掻い潜り、一撃を叩き込むのは訳が無かった。

 

「さよなら、ロボット野郎。」

 

 右腕のチョップをロボットの頭に叩き込む。

グシャリという音と共にロボットの頭は破壊された。

もう動かない。私の勝ちだ。

 

「た、助かったのか?」

「ひー!ありがてえ!」

「……ありがとうね。イカレ小娘。(ボソッ)」

 

 3人衆から賞賛を浴びる私。虫野郎は後でシメてやる。

聴力も上がっているのだ。すごいね。

正直なところ探索し足りない気持ちもあるが、ここらが地上に戻る頃合いだろう。一応皆の意見も聞いておこう。

 

「地上に戻りたい人。」

 皆が手を挙げた。

 

 

「おー、無事に戻ったか!」

「収穫はあったか?」

 

 私は右腕を挙げて応える。右腕が鈍色に輝いた。

 

「機械義肢か!凄いな!」

「そんなことよりロボットがいて死にかけた。」

「潜るのは自己責任だ、自己責任。」

 

 自己責任だから仕方ないね。

機械腕が手に入ったから私の勝ちだ。

さらば金属掘りの私。こんにちは新しい私。

そうと決まれば早速仕事を辞めよう。

 

「今日で仕事辞めます。」

「…いきなり何言ってやがる。」

「町の外に出るためだよ。」

 

 理解が追いつかないらしい。

もう一回言ったほうが良いかな?

 

「今日で……」

「そこは分かってるわ!アホ!」

 

 逆ギレされた。

 

「町の外で生きるための計画はあるのか?」

 

 そう聞かれたので私の完璧な計画を話してやった。

 

「」

 

 あまりの完璧な計画に開いた口が塞がらない様だ。

 

「……馴染みの傭兵に話を通してやる。外で生きるイロハを教えてもらえ。」

「いやいや、完璧な計画が……」

「アホ!あんなのは計画とは言わん!」

 

 面倒だけど、ボスの顔を立てる為に、馴染みの傭兵とやらの話を聞いてあげよう。

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