この建物の奴らも皆殺し完了だ。
残すは本拠地、一等地。
流石に本拠地の奴らは手強くあってほしい。
「本拠地に腕の立つ奴はいるの?」
「どうだったかな。でも、お前とヴァーチャーより強いのはいないと思うぜ。」
「ふーん。」
どうやら大した事無いらしい。
ヴァーチャーと決着をつけるチャンスだ。
新しい腕もフィットしてきたし、動きも最適化されてきた。
今なら勝てそうだ。いや、勝つんだ。
「私が2号……ヴァーチャー殺したらどうする?」
「見なかった事にする。」
「俺もッス。」
「よしよし。」
殺しても問題無さそうだ。
コノ腕ノ恨ミ、晴ラサデオクベキカ。
「本拠地着いたッス。」
「行け!血塗れ女!」
「ウオオオオオ!」
さっさと片付けよう。ホイホイホイッと門番片付けて。
グチャボキドロっと中の奴らを殺す。
所要時間は何と数分。町の掃除屋、パワーで御座います。
「終わったよ。」
「よくやった。」
「掃除が大変ッスね。」
「じゃあ俺達は行くぜ。生きてたら会おう。」
「ばいばい。」
兵士達は戦いに巻き込まれたく無いのか立ち去った。
準備運動は十分やってきた。十全の状態で2号を待つ。
「先越されたな新入り!」
「遅いよ。さっさと始めよう。」
「そうだな……パワー!」
私とヴァーチャーはその場で構えた。
腹立つがコイツは私より上だった。今では私の方が上だ。
実戦経験が足りなかったから遅れをとっていただけ。
先に動いたのは私。
スタスタと歩いて自然に前蹴りを放つ。
奴は反応出来ない。鳩尾に入る。
硬い。硬いけれどクリーンヒットだ。
「クソが。やるようになったな。」
「それが素?すぐに口がきけない様にしてあげる。」
次は相手の番……いや、まだ私の番だ。
正拳突きを喰らえ。奴は避けない。止めて反撃する気だ。
「痛え!コノヤロウ!」
「3日前の私じゃない。」
残念。力の出し方を学んだから前より痛いよ。
息つく暇を与えない様に攻撃を続ける。
正拳突き、肘鉄、回し蹴り、踵落とし、入る、入る、入る、打てば入る。
奴はもうボロボロだ。
「ハァハァ……や、やるな。」
「次で決めるよ。」
止めは決めてある。チョップで脳天から唐竹割にする。
渾身の一撃を喰らえ。
奴は両腕で頭を守る。
ボキリ、グシャリ。両腕を折れ、頭は潰れた。
唐竹割に出来なかった。私の負けだ。
「楽しかったよ。ヴァーチャー。」
ヴァーチャーだった肉塊に話しかける。
コイツの体は高く売れそうだ。
後で研究所に持って行こう。
その前に、この建物にある金目のものを集めないと。
武器に十字、服に装飾品色々あって大変だ。