アレルヤ   作:おもちぴん様

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4章 2話

 乳離れした虎の赤ちゃんを3匹貰った。モフモフしてる。

寝る時、懐に入れると暖かそう。にゃーにゃー五月蝿いから眠れないか。

首輪と紐をつけて逃げない様に連れて行く。

 

「本当に捕まえましたね。」

「さっさと帰ろう。」

「駄目ですよお。猫も捕まえますよ。」

「面倒だ。」

 

 こいつ真面目だな。傭兵になったら早死するタイプだ。

猫の居る?居た?ところを目指してトコトコ歩く。

担ぐのは辞めた。虎をこいつに世話させる為だ。

 

「今日中に着く?」

「明日には着きますよ。」

 

 案外早く到着しそうだ。荷車借りれば良かった。

こいつらを乗せて、ひとっ走りで到着。今日中に仕事が終わったのに。

 

 考え事をしていると、辺りが暗くなってきた。今日はこの辺で野営するか。2人と3匹分穴掘るぞ。

両腕が機械だからザクザク掘れる。左腕も機械義肢にしたいな。今のは械人の腕だから大幅なパワーアップは無かった。

 

「パワーさん、何やってるんですか?」

「穴掘ってる。今日はこの中で寝る。」

「えー!テント持ってないんですか?」

「持ってない。」

 

 穴を掘り終えた。穴の近くで焚き火を着ける。しばらく燻して完了だ。食べ物は携行食。不味い。

案内人を見ていたら美味しそうな肉を背負袋から取り出していた。私にもくれ。

 

「物欲しそうな顔しても駄目ですよお。猫ちゃん用です。」

「私は猫です。」

「駄目です。」

 

 説得虚しく、肉は虎に与えられた。人より良い物食べやがって。私も生まれ変わったら猫になりたい。

パイプでも吹くか。町の兵士に押収品を融通してもらったけど、このハッパは効くな。また貰おう。

 

 トリップしていると遠吠えが聞こえた。

わんわん言ってる。何て言う動物だろう。

そう思いながらパイプを吹かしているとそいつは現れた。

顔と耳があって、手足が4本に毛もある。そう、人だ。

 

「あれって何人?」

「人じゃないです。狼です。」

「殺すか。」

 

 よいしょと立ち上がり。狼の目の前に立つ。

噛み付いてきた。拳を口に打ち込んでやる。

噛み切れまい。機械の味はどうだ?

そのまま手を突っ込んでいると抵抗が無くなった。

死んだな。捌いて食べよう。

狼はどんな味がするのだろう。狼味か。

 

「うん。肉の味がする。」

「うええ。狼とか普通食べないですよお。」

 

 私は普通じゃないので食べますよお。

にゃーにゃー五月蝿いから虎にもあげる。

満腹になったら眠くなるでしょ。寝てください。

 

「虎の寝かし付けお願い。私は見張りしておく。」

「分かりました。おやすみなさい。」

 

 お前も寝るのか。まあ良いか。

パチパチと焚き火が弾ける。早く朝にならないかな。

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