アレルヤ   作:おもちぴん様

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4章 5話

 この扉は良い扉だ。私の方が強いけどな。

ゲシゲシと扉を踏み付けながらそう思う。

 

「何してんだお前!」

 

 兵士がッスって言わないッス。マジギレしてる。

何か面白い。笑っちゃった。うへへへへ。

 

「扉を開けて建物に入ったッス。」

「%$4&&^^*8%$」

 

 言葉にならない声をあげてる。ストレスで死んじゃうよ。そうだ!名案を思いついた。

パイプでリラックスすれば良いじゃないか。私は懐からパイプを取り出し兵士に渡した。

 

 目が合う私達。にっこり笑う兵士。私も笑う。叩き付けられるパイプ。パイプで遊ぶ猫と虎。

掴み掛かる兵士。外に投げ飛ばす私。ドン引きしている多分使用人であろう人達。

 

「猫を渡しに来た。」

「ありがとうございます。9匹も。」

「町長がお待ちです。こちらにどうぞ。」

「うん。」

 

 何事もなかったかのように対応する使用人。

実際何も無かったからね。猫と虎からパイプを取り上げ、使用人に着いていく。

 

「君がパワーくんか。お噂はかねがね聞いているよ。」

「猫。金。帰る。」

 

 最初に必要な事を伝えた。豪華な椅子に座り、膝の上に猫を乗せた只人の女は頭を抱えている。

膝上に猫を乗せるとお金持ちっぽい。今度やってみよう。

 

「ひいふうみい……9匹も連れてきたんだね。報酬は弾むよ。ところで何か虎みたいな毛色の子がいないかい?」

「いるね。」

「あのお、それは虎です。」

 

 案内人、お前、傭兵辞めろ。

黙っておけば丸儲けだったのに。成長した虎に町長が喰われても誰も困らないよ。

 

「虎かぁ。可愛いけど、どうしようかな。」

「新種の虎。大きくならない。」

「「「にゃーにゃー」」」

 

 虎が返事をした。間違いない。こいつは新種だ。

大きくならない。大きくならないんだ。

 

「ふう。分かったよ。虎も買い取る。半値だけどね。」

「おまけして。」

「じゃあ虎3匹で猫2匹分のお金を払うよ。」

「おーけー。」

 

 使用人がお金を持ってきた。準備してたのかな。

即払いとは気前が良い。悪口言ってごめん。

 

「しかし、話には聞いていたけど凄いね君は。」

「凄いよね。」

「うんうん。来た序でにもう一仕事していかないかい?」

「報酬による。」

「君が虎の赤ちゃんを連れてきた時に思ったんだけどね。」

「うん。」

「狼の赤ちゃんも欲しくなっちゃった。」

「欲しくなっちゃったかあ。」

「うんうん。報酬は弾むよ。お願い。」

「そんなに集めて何を企んでいる。」

 

 格好良く聞いてみる。何を企んでいるんだ。

 

「わんにゃんパークを作ろうと思ってね。」

「は?」

「じゃあお願いね。」

 

 押し切られてしまった。町長舐めてた。ペロペロ。

やっぱり碌でも無い奴だ。

 

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