アレルヤ   作:おもちぴん様

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4章 7話

 何やかんやで狼の住処に。沢山居る。わんわん町だ。

あのデカイのがボス狼かな。さっさと殺して帰るか。

 

「あのお、目的忘れてません?」

「?狼共をぶち殺す。」

「違いますよお。狼の赤ちゃんを捕まえるんです。」

 

 周りが騒がしくなってきた。狼にバレたみたいだ。

いっちょ必殺のあれをやりますか。

両手を上げて、可能な限り大きく体を見せる。

 

「わんわんわんわん!ぶち殺すぞ!わんコロ!」

「うわあ。またやってますねえ。」

 

 案内人はドン引きだ。でも効果はあった。ボス狼以外は尻尾を股の下に挟んで震えている。

ボス狼を殺せば止めになるかな。

 

「来い。わんコロ。」

 

 グルルルルと狼が威嚇している。お返しに殺気を飛ばしてやる。ゴロンとお腹を見せてきた。服従の構えだ。

誇りよりも命。狼の癖によく分かってる。

 

「赤ちゃん貰ってさっさと帰るぞ。」

「はあい。」

 

 交渉は難航した。赤ちゃんの親が中々離そうとしない。

一緒に連れて行った方が良いかな。

 

「親子でまとめて連れて行こう。」

「大丈夫ですかあ?」

「庭あるし大丈夫じゃない?」

 

 そうと決まれば私の荷車に乗れい!親2匹、子5匹の計7匹を新たに乗せて私は荷車を牽く。スピード出したいけど早歩きで我慢する。

 

 ガラガラ荷車を牽いていると、前方に兵士が集まっているのが見えた。怪しい。何処かに隠れるか。

 

「隠れるよ。」

「どうしましたあ?」

「兵士が集まっている。」

「見えませんよお。」

「私は見えた。隠れるよ。」

 

 岩陰に荷車を隠す。兵士の目的を確かめなければ。

わんわん五月蝿いのは逃した方が良さそうだ。

 

「狼逃がそうか。」

「何でですかあ?」

「町長に裏切られた……と思うから。」

「そうですかあ。」

「やり過ぎたからなあ。」

「そうですねえ。殺し過ぎですもんねえ。」

 

 まだ目的は分からないけど気を付けた方が良い。

岩陰から岩陰に身を隠しながら近づく。

私は耳が良いからそこそこ遠くからでも声が聞こえる。

 

「本当にやるのか?」

「町長命令だ。殺すしかない。」

「勝てる気がしない。」

「これだけいれば勝てるだろ。」

「ヴァーチャー殺ったって話だぜ。」

「どうせ不意打ちしたんだろ。」

 

 やっぱり私達を狙って来たんだ。

 

「アンゲルさんも殺るんですか?」

「いや、生かして輪姦そうぜ。」

「そうこなくっちゃ。」

 

 すっす五月蝿い奴と鉄十字野郎の時のおっさんが居ないな。強い奴に着くって言ってたから当然か。

あいつらが居ないなら殺しても心は傷まないかな。

いても傷まないけどね。

さっさと片付けて町長殺しに町に帰ろう。

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