アレルヤ   作:おもちぴん様

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4章 9話

 町に着く前に夜になった。連れもいるし野営するか。

適当なところで荷車を止め、穴を掘る。狼も手伝ってくれる様だ。案内人は狼より役に立たない。駄目駄目だ。

 

「火は起こさないでね。向こうにバレる。」

「はあい。」

 

 火がないと夜は寒いけど狼アーマーでホカホカだ。

やること無いし寝るか。ぐう。

案内人が躙り寄って来た。怖い。

 

「起きてますかあ?」

「起きてないです。」

「襲いますよお。」

「やめろお!」

 

 襲われそうになった。誰か代わってくれ。

私の方が強いのに勝てそうにない。

 

「眠くなるまでお話しましょうよお。」

「私は眠いのでしません。」

「ふーん。そんなこと言うんですねえ。」

「目が覚めました。」

 

 案内人はどうでも良い事を沢山話してきた。眠い。

狼くん、私が寝そうになったら噛み付いてくれ。

ガジガジガジ。全身噛まれた。

こいつより早く寝たら何かを失いそうだ。

足を絡めてくるな。耳元で喋るな。眠い。もう駄目だ。

 

「おはようございまあす。」

「おは。何も無かった?」

「はあい。」

 

 何か艶々してるな。何でだろう。そんなことより町長の懲らしめ方だ。寝ていたら思い付いた。

 

「町長を町の1番高い建物から武器山に投げようと思ったんだけど、どうかな?」

「そんなことしたらすぐ死にますよお。」

「じゃあ達磨にして、別の人の腕とか足を逆につけよう。」

「死にますってえ。」

「文句ばっかり言って、代案はないのかね、代案は。」

「ありますよお。まずは手の指を切断して、飼い猫と虎に食べさせます。その後、足の腱を切って狼のいる部屋に閉じ込めて終わりです。」

「うわ。そこまでしなくても。」

「えー、楽しいですよお。」

 

 色んな処刑方法を話しながら、町に向かう。

案内人もイカれてるな。私の町が出来たら拷問官に任命してあげよう。天職だ。案内人で勃起した奴は処刑とかの法律作ったら面白そうだ。

 

 楽し過ぎて町には気づいたら着いていた。

あっ!あの時の兵士のおっさんとすっす五月蝿い奴だ。

 

「ほら見ろ!帰ってきたじゃねえか!」

「そうッスよ!僕らは無関係なんで後よろしくッス。」

「あなた達兵士でしょうが!戦って下さいよ!」

「嫌だね。」

「嫌ッス。」

 

 グサリ。門番くんは兵士に殺られた。何もしてないのに可哀想。あいつら兵士失格だ。都合が良いけど。

 

「パワーさん!片付けといたッス!」

「嬢ちゃん!露払いは任せろ!」

「えいえいおー。」

 

 町長をぶち殺すぞ。町長が死んだ後の事は知らない。この町の人で頑張ってね。

 

「町長死んだら、おっさんが町長ね。」

「マジで?やったぜ。」

「ずるいッス!俺もやりたいッス。」

 

 揉めたら殴り合いで決めてね。

私は一方に肩入れしないからね。頑張って。

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