熊を撃退した夜、熊撃退部隊皆で酒を飲むことになった。
熊肉も沢山だ。家畜に比べるとあまり美味しくないらしい。
贅沢な奴らめ。固いけど美味いぞ。
「熊肉美味そうに食べるやつ初めて見たぜ。」
「は?ふひほほふほ。」
「食いながら喋るなよ。何言ってるか分からねえ。」
「ゴクン、ぶち殺すぞ。」
「おー怖い怖い。おら酒だ飲め!」
「やった。酒だ。」
「馬鹿!そいつに酒飲ませるな!」
「何でだよ。仲間外れは可哀想だぜ。」
「酒癖悪いんだよ!」
何か言っているが分からない。最高の気分だ。歌って踊るか。
襲い掛かってくる傭兵は関節を極めて転がす。
気付けば周りには地面をバンバンしている傭兵だらけだ。
無事な奴もいるな。お前の関節も極めてやる。私がナンバーワンだ。
運動したら眠くなってきた。寝よう。おやすみ。
朝、悲鳴で目が覚める。皆店の外に集まっている。何かあったかな。
うわグロい。皮を剥がれた甲人が倒れている。生きてるかな?
「何これ?」
「グロい死体だ。」
「たしかに。」
違う。そうじゃない。鱗で覆われた甲人の皮を剥ぐなんて凄腕だ。
おっさんがやったのかな?あっ!おっさんだ!
「自首しろ!」
「あ?俺じゃねえよ。熊しかやらねえ。」
「じゃあ誰だ?」
「お前じゃねえのか?」
「その馬鹿は違うだろ。グースカ寝てたし。」
「馬鹿だしな。違うか。」
皆うんうん頷いている。納得いかない。私の頭脳的な作戦で熊を撃退したのだ。
私は馬鹿ではない。頭が良い人は周りに理解されないのだ。
ワイワイガヤガヤやっていると昨日の械人がやってきた。昨日と違って血の匂いがしない。
「後悔すると言ったでしょう。罰です。」
「ああん?何だてめえ?」
「こいつじゃねえか?昨日変な事言っていたし。」
「じゃあ捕まえるか。」
「あなた達、いきなりおかしくないですか?」
「小娘!やれ!」
「一度械人の関節を極めてみたかった。」
あっ!こいつ関節極められない。腹立つ。どうすれば殺さずに捕まえられる。
「械人の弱点って何?」
「そういえば知らねえな。誰か分かるか?」
「頭殴れば?」
「腕折ろうぜ。」
「ヨシ、分かった。」
頭を殴り破壊する。犯人なら殺した方が早い。解決解決。
「小娘。思い切り良いな!気に入ったぜ!」
「ぎゃはははは!本当に殺してやがる!」
「犯人は殺すべし。」
「よしっ!酒だ!飲むぞ!」
「サケダー。」
犯人を殺したので宴会だ。昨日と同じ酒場に入る。
今日も酒が飲める。良い事をした後は気持ちが良い。
「この死体どうする?」
「研究所にでも持っていけば?」
傭兵の誰かが死体を袋に入れて持って行った。
お仕事ご苦労様です。私は朝から酒を飲む。