アレルヤ   作:おもちぴん様

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5章 9話

 酒を飲んで気分よくフラフラする。死体で足場がないため歩きにくい。

足に死体がぶつかり転げそうになる。壁に顔から体当たりした。

壁が抜けた。隠し部屋だ。人皮が吊られている。趣味悪。

 

「おっ!隠し部屋か?うわっ趣味悪!」

「おええ!こいつら何人殺したんだ?」

「襲撃掛けて正解だったな!ガハハ!」

 

 私も同意見だ。熊は殺したら駄目で人を殺すとは何て奴らだ。

1人残らず殺してやる。

それからの事は記憶にない。気づいたらすっぽんぽんで牢屋にいた。

頭が痛い。水、水が欲しい。

 

「おらぁ!」

「水だ。」

 

 いきなりバケツで水を掛けられる。少し前に同じことがあったような。

まさか、時間が巻き戻っている!そんな、またデカい熊と戦うのか。

苦悩していると牢番が声を掛けてきた。

 

「2度も同じことで捕まるんじゃねえ!」

「え。」

「熊から町を助けてもらったのは感謝するが……」

 

 駄目だ。頭に入ってこない。頭が痛い。二日酔いだ。

 

「反省しているか?」

「反省してる。」

「じゃあさっさと服と荷物持って出ていけ!牢屋は宿屋じゃねえぞ!」

「うす。」

 

 服を着て、荷物を持って、牢屋から出る。朝日が眩しい。娑婆の空気はやっぱり良い。

適当に町を散策していると傭兵が集まっているのが見えた。

おーいと声を掛けると手を振り返された。

 

「何かあった?」

「また皮剥ぎだぜ。」

「えー。」

「熊愛護野郎ぶっ殺したのになあ。」

「生き残りがいるんじゃない。」

「探すの面倒だぜ。」

 

 また、皮剥ぎがあったらしい。この流れはまた械人が現れるな。

私は不死身なんですとか言ってくる筈だ。

……まだ出てこない。犯人は械人じゃない?!

研究所に持って行ってもらった械人の死体が気になるな。

 

「械人の死体見に行かない?」

「よっしゃ行くか。死体も持っていくぞ。」

 

 皆でぞろぞろ研究所に向かう。着いた。お邪魔しまーす。

 

「何じゃお前ら?」

「死体持ってきた。」

「うげ気色悪い死体じゃのお。皮を剝がれておるのか?」

「あれ初見なの?」

「うむ。こんな気色悪い死体初めてみたぞ。」

「械人の死体は?」

「おお、それなら2人分あるぞ。どちらも頭を破壊されておる。」

「どういうこと?」

「分かんねえな。模倣犯ってやつか?」

「もほーはん?」

「あー、真似っこ野郎ってことだ。」

「なるほど。」

 

 この傭兵頭良いな。もほーはんね。覚えた。でも誰がやったんだ。

そうだ。死体持って行ってくれた人が怪しいぞ。

 

「死体持って行ってくれた人は?」

「あーそう言えば見てねえな。何処にいるか分かる奴いるか?」

「そいつなら自分の家にいる筈だぜ。家買ったって自慢してた。」

「行ってみるか。」

 

 また、皆でぞろぞろ歩く。何が出るやら。わくわくだ。

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