酒を飲んで気分よくフラフラする。死体で足場がないため歩きにくい。
足に死体がぶつかり転げそうになる。壁に顔から体当たりした。
壁が抜けた。隠し部屋だ。人皮が吊られている。趣味悪。
「おっ!隠し部屋か?うわっ趣味悪!」
「おええ!こいつら何人殺したんだ?」
「襲撃掛けて正解だったな!ガハハ!」
私も同意見だ。熊は殺したら駄目で人を殺すとは何て奴らだ。
1人残らず殺してやる。
それからの事は記憶にない。気づいたらすっぽんぽんで牢屋にいた。
頭が痛い。水、水が欲しい。
「おらぁ!」
「水だ。」
いきなりバケツで水を掛けられる。少し前に同じことがあったような。
まさか、時間が巻き戻っている!そんな、またデカい熊と戦うのか。
苦悩していると牢番が声を掛けてきた。
「2度も同じことで捕まるんじゃねえ!」
「え。」
「熊から町を助けてもらったのは感謝するが……」
駄目だ。頭に入ってこない。頭が痛い。二日酔いだ。
「反省しているか?」
「反省してる。」
「じゃあさっさと服と荷物持って出ていけ!牢屋は宿屋じゃねえぞ!」
「うす。」
服を着て、荷物を持って、牢屋から出る。朝日が眩しい。娑婆の空気はやっぱり良い。
適当に町を散策していると傭兵が集まっているのが見えた。
おーいと声を掛けると手を振り返された。
「何かあった?」
「また皮剥ぎだぜ。」
「えー。」
「熊愛護野郎ぶっ殺したのになあ。」
「生き残りがいるんじゃない。」
「探すの面倒だぜ。」
また、皮剥ぎがあったらしい。この流れはまた械人が現れるな。
私は不死身なんですとか言ってくる筈だ。
……まだ出てこない。犯人は械人じゃない?!
研究所に持って行ってもらった械人の死体が気になるな。
「械人の死体見に行かない?」
「よっしゃ行くか。死体も持っていくぞ。」
皆でぞろぞろ研究所に向かう。着いた。お邪魔しまーす。
「何じゃお前ら?」
「死体持ってきた。」
「うげ気色悪い死体じゃのお。皮を剝がれておるのか?」
「あれ初見なの?」
「うむ。こんな気色悪い死体初めてみたぞ。」
「械人の死体は?」
「おお、それなら2人分あるぞ。どちらも頭を破壊されておる。」
「どういうこと?」
「分かんねえな。模倣犯ってやつか?」
「もほーはん?」
「あー、真似っこ野郎ってことだ。」
「なるほど。」
この傭兵頭良いな。もほーはんね。覚えた。でも誰がやったんだ。
そうだ。死体持って行ってくれた人が怪しいぞ。
「死体持って行ってくれた人は?」
「あーそう言えば見てねえな。何処にいるか分かる奴いるか?」
「そいつなら自分の家にいる筈だぜ。家買ったって自慢してた。」
「行ってみるか。」
また、皆でぞろぞろ歩く。何が出るやら。わくわくだ。