家に到着。血の匂いがすごい。獣血の匂いもする。
うわー入りたくない。わくわくを返して。
「誰が最初に入る?」
皆が私を指差す。満場一致の様だ。仕方ないから歌いながら扉を蹴破り、
踊りながら家に入る。世界は私のステージだ。
家に入ると皮を剥いだ人の死体が吊られている。熊の頭も置いてある。
何か全体的に赤い家だな。そう思っていると皆入ってきた。
「グロいな。」
「今までで一番グロい。」
「あいつがいねえぞ。何処だ?」
肝心の奴がいない。何処行ったんだろう。地下室とかありそうだ。
家の床を思いっきりぶっ叩く。外れだ。皆私を見て床を踏みつけだす。
おっ。地下室への階段があったようだ。誰が行く?
「くそが。」
私は先頭で地下室への階段を降りる。血の匂いが更に強くなる。
絶対やばい。今までで一番のイカレ野郎がこの先にいる。
扉を蹴破る。勢いで私は生きてきた。これからもそうだ。
イカレ野郎かかって来やがれ!
「ちっバレたか。」
「何でおっさんが。」
「魅せられたんだよ。皮剥ぎの色に。綺麗だろ?桃色だ。」
おっさんは恍惚とした表情で死体に頬ずりしている。
うげげ。気持ち悪い。完全にイカれてる。
「ねえ、ここの人は?」
「同じ趣味だけどバレそうだから殺して剥いだ。」
「さらっと言うね。」
「お前も簡単に人殺すだろ?」
「たしかに。」
論破されました。後は皆さんよろしくお願いします。
後ろを見ると皆、武器を抜いている。やる気満々だ。
「おしっ!殺すぞ!」
「イカレ野郎め!」
おっさんは簡単に殺された。これで一件落着かな。
死体は皆で集めて焼いた。なむなむ。
傭兵達はそれを見ながら酒を飲んでいる。どいつもこいつもイカレテル。
そうでもしないとこの世界で生きるのは大変だ。
「よしっ!小娘!景気づけに踊れ!」
「まかせろ。」
死体が焼ける横で踊る。ああ、なんてイカレて素敵なんだろう。
酒持ってこい!酒!今日は飲むぞ!
「お前ら!何やっている!」
「うわ!兵士が来たぜ!」
「おいっ!小娘!答えてやれ!」
「葬式。」
「ぎゃははは!葬式だってよ!」
「葬式~?お前は酒は飲むなよ!」
「え。」
「小娘見ながら飲む酒はうまいぜ。ガハハ。」
ちょっと待て。何で私だけ酒が飲めないんだよ。
おかしいだろ。今回は何もやってないけど。酒を飲みたいぞ。
「何で?」
「あーん?お前は酒飲むと暴れるから駄目だ。」
「暴れません。」
「暴れる。牢屋、三度目、二度と外に出さない。」
本日二度目の論破。何も言い返せなかったよ。
まあ良いか。酒は無くても踊れる。世界に幸あれ。