アレルヤ   作:おもちぴん様

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5章 10話

 家に到着。血の匂いがすごい。獣血の匂いもする。

うわー入りたくない。わくわくを返して。

 

「誰が最初に入る?」

 

 皆が私を指差す。満場一致の様だ。仕方ないから歌いながら扉を蹴破り、

踊りながら家に入る。世界は私のステージだ。

家に入ると皮を剥いだ人の死体が吊られている。熊の頭も置いてある。

何か全体的に赤い家だな。そう思っていると皆入ってきた。

 

「グロいな。」

「今までで一番グロい。」

「あいつがいねえぞ。何処だ?」

 

 肝心の奴がいない。何処行ったんだろう。地下室とかありそうだ。

家の床を思いっきりぶっ叩く。外れだ。皆私を見て床を踏みつけだす。

おっ。地下室への階段があったようだ。誰が行く?

 

「くそが。」

 

 私は先頭で地下室への階段を降りる。血の匂いが更に強くなる。

絶対やばい。今までで一番のイカレ野郎がこの先にいる。

扉を蹴破る。勢いで私は生きてきた。これからもそうだ。

イカレ野郎かかって来やがれ!

 

「ちっバレたか。」

「何でおっさんが。」

「魅せられたんだよ。皮剥ぎの色に。綺麗だろ?桃色だ。」

 

 おっさんは恍惚とした表情で死体に頬ずりしている。

うげげ。気持ち悪い。完全にイカれてる。

 

「ねえ、ここの人は?」

「同じ趣味だけどバレそうだから殺して剥いだ。」

「さらっと言うね。」

「お前も簡単に人殺すだろ?」

「たしかに。」

 

 論破されました。後は皆さんよろしくお願いします。

後ろを見ると皆、武器を抜いている。やる気満々だ。

 

「おしっ!殺すぞ!」

「イカレ野郎め!」

 

 おっさんは簡単に殺された。これで一件落着かな。

死体は皆で集めて焼いた。なむなむ。

傭兵達はそれを見ながら酒を飲んでいる。どいつもこいつもイカレテル。

そうでもしないとこの世界で生きるのは大変だ。

 

「よしっ!小娘!景気づけに踊れ!」

「まかせろ。」

 

 死体が焼ける横で踊る。ああ、なんてイカレて素敵なんだろう。

酒持ってこい!酒!今日は飲むぞ!

 

「お前ら!何やっている!」

「うわ!兵士が来たぜ!」

「おいっ!小娘!答えてやれ!」

「葬式。」

「ぎゃははは!葬式だってよ!」

「葬式~?お前は酒は飲むなよ!」

「え。」

「小娘見ながら飲む酒はうまいぜ。ガハハ。」

 

 ちょっと待て。何で私だけ酒が飲めないんだよ。

おかしいだろ。今回は何もやってないけど。酒を飲みたいぞ。

 

「何で?」

「あーん?お前は酒飲むと暴れるから駄目だ。」

「暴れません。」

「暴れる。牢屋、三度目、二度と外に出さない。」

 

 本日二度目の論破。何も言い返せなかったよ。

まあ良いか。酒は無くても踊れる。世界に幸あれ。

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