アレルヤ   作:おもちぴん様

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5章 エピローグ

 皮剥ぎ騒動も一夜明ければ落ち着き、傭兵達は元の暮らしに戻った。

宴会ばっかりしていて気づかなかったけど、熊は相変わらず出没して、

家畜や人がやられているようだ。

 

 そろそろ次の町に行こう。そう思いながら旅支度を進める。

支度をしていると遠くから誰かが走ってきているのが見えた。クマキチだ。

完全に忘れていた。嫌な予感がする。

 

「パワーさん!熊狩り行きましょう!」

「嫌です。」

「良いじゃないですか!行きましょうよ。」

「いや。」

 

 絶対に嫌だ。研究所に行って械人の腕でもつけてこい。

 

「あっ!それも良いですね。本番前にやってきます!」

 

 そう言ってクマキチは研究所の方向に走っていった。

研究所は実験体が手に入って、クマキチは体が改造されて両得だろう。良かったね。

今のうちに町を出よう。次は何処に行こうか。

 

「おっ!小娘じゃないか、もう出るのか?」

「うん。どの方角にいくのが良いかな?」

「あっちだな。械人の量産工場があって、その周辺に町が作られてる。」

「械人かー。嫌だなー。」

「俺も行きたくねえな。」

「そんなところ教えないでよ。」

「お前なら大丈夫だろ。」

「そうかも。」

 

 そうだ。私は強かった。械人如きに後れをとるものか。

不安もなくなったし、そろそろ行くか。酒と熊と皮剥ぎの町。さらば。

門を出て言われた方角に向かって進んでいく。

熊だ。私を見送ってくれてるのかな。違うな襲ってきた。

頭を潰して殺す。両腕は無事だ。運が良ければ?悪ければ、クマキチが取りに来るだろう。

グッバイクマキチ。二度と会いません様に。

 

~~~

 町を出てから3日。遠くに煙突の様なものが見えてきた。あれが工場かな。

この辺りは、動物よりもロボットの方が多く、ピーガーピーガー煩い。

ロボットは大体暴走していて襲ってくるか、変な動きをしているかだ。

ロボットの振りをしたら誤魔化せないかな。

腕が2本も機械だから半分ロボットみたいなもんなんだけど。

 

「ピー、ハイジョ、ハイジョ。」

「うるさい。」

「ガガガ。」

 

 また襲ってきたロボットを叩いて黙らせる。叩けば治るって本当なんだ。

変な動きをするロボットも叩く、襲ってくるロボットも叩く。皆叩く。

 

「あのー大丈夫ですか?」

「たたく!」

「ほぎゃあ!何するんですか?!」

「たたく、たたく、たたく!」

「あいたっ!この!イカレ女!」

「あばばばばば。」

 

 しびれる。しびれる。これが噂に聞くスタンガン。私も欲しい。

ちょっと待て。担ぐな。ジタバタするが無駄のようだ。力が強い。

 

「ハナセー。」

「黙れ。牢屋にぶち込んでやる。」

 

 前途多難だ。叩いただけなのに酷い。それにしても、また牢屋か。

町から町。牢屋から牢屋へ。旅は続くよどこまでも。

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