アレルヤ   作:おもちぴん様

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6章 2話

 猛獣退治した後の酒は美味い。今日の試合は早めだったので1人で酒を飲んでいる。

周りには監視の兵士が2人。観客は少ないが踊るか。

 

「おい、踊らなくて良いぞ。」

「いいから。」

「良くない。」

「嫌よ嫌よも好きのうち。パワー、踊ります。」

「やめろー!踊るなー!」

 

 制止を振り切り踊る。急激に酔いが回る。

少ない酒で酔う秘訣だ。おえー。気分悪い。

ちょっと横になろう。

 

「やりたい放題だな、お前。」

「後にして。」

「くそがー!牢屋にいなかったら一発ぶん殴ってやるのに!」

 

 2人を尻目に横になる。あー楽になってきた。

眠気も来たな。寝よう。おやすみ。

 

「痛え!クソ野郎!」

「下手くそ何だよあいつ!」

「うるさい。」

「寝てたのかすまねえな。」

 

 何があったか事情を聞く。なるほど、またあいつか。

ベビーフェイスの何とかは駄目駄目だ。

チヤホヤされて向上心がない。

コロシアムはね、相手に怪我をさせたら駄目なんだよ。

これだから素人は。

 

「お前、訳知り顔だけど入って1週間の素人だからな。」

「は?プロですが?」

「お前の攻撃も痛えんだよ!」

「腕が使えないので手加減難しい。」

「それもそうか。悪いな。」

 

 分かれば宜しい。私が一度締めてやらないと。

このパワーさんは教育者としても定評があるのだ。

 

「明日はお前らしいぜ。悪党を倒すんだとか。」

「悪党!?私が?」

「ああ、悪党じゃなくてアホなのにな。」

「あ?」

「何でもねえよ。」

 

 何でも無いらしい。良かった何も無かったんだ。

頭突きで頭割ってやろうかな。首締めても良いや。

 

「ちゃんと負けるんだぞ。」

「分かってるよ。逆転勝利にする予定。」

「絶対碌でも無いこと考えてるだろ。」

 

 ワイワイガヤガヤしていると、ドミニオが帰って来た。

今日も絶好調だ。髪型も服装も決まってる。

 

「あーら、私の悪口大会かしら?」

「そうだよ。」

「んもう!パワーちゃんたら意地悪!」

「冗談だよ。はっはっは。」

「姐さんお疲れ様です!酒をどうぞ!」

「あらん、頂くわ。」

 

 ドミニオは牢名主的な存在らしい。面倒見が良くて筋骨隆々の化け物だ。パワーは私並みにありそう。

今はヒールで昔はベビーフェイスをしてたらしい。

必殺技は博愛パンチ。ただのグーパンだ。

 

「明日はいよいよメインイベントね。誇らしいわ。」

「まかせろ。上手く負ける。」

「期待してるわ。」

 

 ドミニオは男らしく酒をラッパ飲みしてる。

おい、皆の酒だぞ。独り占めは良くない。

 

「酒飲みながら登場するのどうかな?」

「お前が飲みてえだけだろ。」

「まともにやったら試合にならない。」

 

 期待に胸を膨らませて寝床に入る。

酒の件は検討お願いします。

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