アレルヤ   作:おもちぴん様

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6章 6話

 控室(牢屋)は静まり返っていた。やりすぎちゃったかな。反省します!

……反省終わり!チャンピオン倒したから今日から私がチャンピオンだ。

チャンピオンだぞ。酒持ってこい!

 

「おい!小娘!オーナーが呼んでる、着いて来い。」

 

 牢屋の床を叩き砕いて、返事の代わりをする。牢番はビビっている。

何処かに走っていった。私は今酒が飲みたいんだ。後にしろ。

そもそも何で大人しく捕まっていたんだ。私らしくない。

乱じゃ!乱を起こすぞ!

 

「ぬおおおお!」

「わー!何やってるんですかパワーさん!」

「牢破り。」

 

 牢の柵を思いっきり横に広げて破壊する。アイアムチャンピオン!

私を縛り付けることは出来ない。牢番は怖いのか近寄ってこない。

着いて来ない奴は置いて行く。後ろを見る誰も着いて来ない。

牢を破いてもひとり。パワー。

 

 牢を破ってからしばらく歩いた。荷物が見つからない。背負い袋返せ!

手当たり次第に部屋を調べてるけど見つからない。

偉い人の部屋かな。何度も行ったことあるから場所は分かる。分かるよ。

警備兵に聞いたら親切に教えてくれた。思っていた場所と同じだった。同じだったよ。

 

「返せ!」

「ひぃ!何が目的だ!」

「私の荷物。」

「に、荷物?おい、こいつの荷物は何処にある?」

「お、恐らくいつもと同じように売り払ったかと。」

「ば、馬鹿野郎!今すぐ買い戻せ!」

「はいー--!」

 

 部屋を出ようとした側近?の頭を掴んで潰す。もうおこったぞう!

そのまま勢いで偉い人も殺した。窓からコロシアムが見える。

窓を破って偉い人と側近の死体を投げ込んでやった。良い事をした。

コロシアムの土に還れて幸せだろう。

金目の物を袋に入れて、部屋の外に出る。コロシアムの出口は何処だろう?

警備兵に聞こうかな。警備兵を探す。いた。聞いたら地下道からしか出られないらしい。

客席にはつながってないそうだ。

 

「あっ!そうだ!」

「ひぃっ!まだ何か?!」

「?なにもないよ。」

 

 私が声を出してもビクビクしないでほしい。私の繊細なハートが傷つくよ。

そんなことよりも客席だ。客席に登ってから出れば良いんだよ。

我ながら良いアイデアだ。そうと決まれば……

 

「とうっ!」

 

 私は偉い人の部屋の窓からコロシアムに飛び込む。

階段の昇り降りを省略できる素晴らしいアイデアだ。着地成功。

いつもは騒がしいコロシアムは閑古鳥が鳴いている。好都合だ。登ろう登ろう。

 

「お待ちなさいパワーちゃん。」

「お、お前はドミニオ!」

「あらん、珍しく間違えないのね。」

「今日は気分が良いからね。」

「私は最悪よおん。」

 

 突然ドミニオから殺気が溢れ出てきた。ほわい?なんで?

まあ良いか。殺る気ならやってあげるよ。私はチャンピオンだしね。

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