アレルヤ   作:おもちぴん様

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6章 7話

 ドミニオの体が大きく見える。目の錯覚かと思ったけど本当にでかくなってる。

ぱんぷあっぷ?とか言う奴らしい。筋肉に血液を送ってデカくする技術。

私もやってみたいけど、両腕が機械だから意味ないかな。

そんなことを考えていると拳が飛んできた。両腕で受け止める。すごい衝撃だ。

 

「実力隠してた?」

「当り前よお。コロシアムは殺し合いじゃないわあ。」

「やっぱり怒ってる?」

 

 返事は蹴りで行われた。肉体言語って奴だね。私も返答をする。

受け止められた。まるで鉄を殴ってるみたいだ。ヴァーチャーは軽くて、

質量足りなかったけど、ドミニオは質量がある。

それでいてスピードもあるから強敵だ。どうやって殺すかな。

 

 おっと危ない。考えすぎは駄目だ。無心で殴る、殴る、殴る、蹴る。

止められる、止められる、入る、入る。私の方が上だ。

評価を改めよう。コロシアムで手加減バトルしていた奴だ。ヴァーチャーより格下。

転がったドミニオを眺めながら、私は外に出たら何をするか考えていた。

 

「流石にやるわね。パワーちゃん。」

「負けたことないからね。」

「その腕はどうして機械なのかしら?」

「勝手に生えてきた。」

 

 面倒だから適当に回答しておく。もう回復したかな?

早く立って私に殺されてくれ。早く早く早く……面倒だ立たせよう。

頭を掴んで立たせる。腹を殴られた。効いたけど腕を飛ばされた時程ではない。

頭突きでお返しをする。白目を剥いた。起きろ。頬を叩いて起こす。

 

「くっ、早く殺しなさい。」

「早く本気出してよ。」

「はあ?これが本気よ。」

「じゃあ死んでね。」

 

 正拳突きを腹に喰らわす。内臓が破裂したかな。

倒れたのでマウントの姿勢で頭を殴る殴る殴る。声が出なくなった。

弱かったな。最後に頭を潰して立ち上がる。血でべとべとだ。

 

 とうっ!と観客席に飛び上がる。届かなかった。壁をよじよじ登る。

周りから見たら間抜けだな。見られてません様に。下を見てみる。

何とか君がいた。殺すか。降りるの面倒だからやめておこう。

にっこり笑っていたら、震えていた。解せぬ。

 

 観客席からコロシアムの外に出る。結構町の外れにあったんだな。

私の荷物を探して取り返さないと。まずはジャンク屋かな。

 

 テクテク町の中心に進む。械人が多いなあ。工場で量産されてるのかな。

後で見学させてくれないかな。いつまで経ってもジャンク屋に着かないので道行く人に尋ねる。

何か震えているな。何故か道案内してくれた。命だけはーとか言ってる。

そうしていると、いかにもなジャンク屋に着いた。私の荷物があれば良いなあと思いながら暖簾をくぐる。

くぐるとボスから貰ったクロスボウが特価という値札と一緒に置いてあった。

原価はタダなんだからタダで買い戻すぞ。私は店主の下に向かった。

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