リーダーと思われる械人を先制攻撃で倒した。幸先が良い。
他の械人は吃驚して動けないみたいだ。近くにいた械人の頭を掴んで振り回す。
これがパワーさんの械人アタックだ。周りにいた械人が将棋倒しで倒れる。
これだけすれば動けまい。後はドカンよ。工場さん、後は頼みます。
掴んでいた械人をポイッと投げ捨てて、町の方に向かう。
工場が爆発することを教えてあげないと。叫びながら町の中を走る。
変な目で皆見てくる。一部の会った事がある人は私を信じて逃げ出した。
親しくならないと誰も信じてくれないなんて、なんと悲しい町なんだろう。
工場と一緒に消えてなくなれ。
大分離れたかな。工場の方を見る。明らかに工場からの熱量が増えている様に見える。
町の人も逃げ始めてるみたいだ。間に合わないと思うけど頑張れ。
パイプを吹いて、逃げ惑う人を見るのは気分が良い。毎週やりたい。
そろそろ限界かな。工場が光りだした。さん、にい、いち。
ドカン、ドカンと工場が爆発した。余波で町も吹き飛んでいる。
私と私を信じて逃げた人は無事みたいだ。良かったね。
これからどうするかって?知らないよそんなこと。
近くにいたジャンク屋の店長を掴まえて、近くに町が無いか聞く。
「町ですか?あっちの方角にありますよ。着いて行っても?」
「あっちかー。着いて来て良いよ。」
「良かった。1人じゃ絶対途中で死ぬ自身がありますよ。」
「誇ってどうするの。」
他にも着いて来たそうな人がいる。旅は道連れって言うしなあ。
みんな連れてってやるかあ。工場爆発させたの私だしなあ。
コロシアムからも人が出てきた。警備兵と一緒の牢屋にいたおっさん2人、
虎、何とか君。結構大所帯だな。
「うわっ!お前生きてたのかよ!」
「うわってなんだ。うわって。」
おっさんは相変わらずだ。酒場で大根って言われてたことを話す。
怒ってる。怒ってる。傑作だ。何か私も指さされてる。は?大根じゃないが。
何とか君も相変わらずだ。私を尊敬しているのか、下手にでてくる。
虎は……虎だ。完全に野生を忘れている様だけど、野生の勘が少し残っているのか、
私にすり寄ってくる。強い奴には巻かれるタイプらしい。
結局、店長、兵士3人、警備兵5人、おっさん2人、虎、何とか君、そして私で
新天地を目指すことになった。食料はない。道中、動物を狩るしかないな。
動物がいなかったら、非常食(虎)もいる。
危険を察知したのかニャーンとお腹を見せる虎。腹パンするぞ。シュッと腹を隠した。
こいつやっぱり頭良いな。非常食にするのは最後にしてやる。