水場から離れて休憩をする。そう言えば何で律儀に休憩しているんだ?
私だけなら今日中に町に着ける気がする。
変態が他の部隊に情報共有している隙に1人で帰ろう。
死体を持って帰れば手柄を独り占めだ。死体を担いで走り出す。
一晩走れば着くでしょ。我ながら良い考えだ。急げ、急げ。
迷いました。町に近づくどころか離れている気さえもする。
やっぱり移動は明るいうちに限るな。方向が分からない。
明るくなるまで待つことに。穴を掘ってその中で横になる。
眠い。寝よう。おやすみなさい。
朝。昼かもしれない。穴から這い出る。見渡す限りの岩。
日が昇っても町の方角が分からない。
いつもなら、こういう時は都合良く話しかけてくる奴が出てきたな。
……誰も出てこない。死ぬことはないだろうけど、古代の武器が貰えないのが1番困る。
打つ手なし。適当な方向に進もうっと。てくてく歩く。
暫くすると見覚えのある建物が。あれは盗賊のアジトだ。戻ってきちゃった。
じゃあ、あっちに行けば水場があるな。ラッキーだ。うきうきで水場に戻る。
まだげろげろ部隊がいた。比較的まともそうな奴に話しかける。
「なんでまだいるの?」
「実は盗賊のボスの死体とボスを倒したらしい奴が消えてな。皆で探してる。」
「たいへんだねえ。」
「ああ、ところでその死体は何だ?」
「盗賊のボスの死体だよ。」
「そうか。お前か。」
「そうです。」
結局、話し掛けた奴に連れられて討伐隊の臨時本部に。
変態もいる。目がぎらついて怖い。寝てないな。あははは。ざまあみろ。
笑っていたら凄い怒られた。なんで?
ろんこうこうしょう?と言うのをやるために集まっていたらしい。
私と死体が消えたから困っていたらしい。すみません。反省してます。
ろんこうこうしょうは出来レースで町長の息子が功績1番となった。
「は?納得いかないんだけど。」
「黙れ小娘!見事討伐を成功させたXXX(町長の息子)様こそ1番の功績よ。」
「人任せで……」
「黙れ!」
言葉が通じないので拳で分からせる。3人ぐらい殺したら意見を変えてくれた。
変態は笑ってみている。手伝えや。意見は変えてくれたけど町長の息子も殺そう。
生きてると後々面倒そうだし。部隊長達が止めようとしているけど、本当は止める気ないでしょ。
抵抗もなく息子の前に着いた。震えている。震えを止めてあげた。
よし、後始末も終わったから皆で帰ろう。変態以外の部隊長の顔が暗い。
町長に何か言われたら私が殺ってあげると言ってあげた。顔が明るくなった。
現金だな。町長殺しは1回やったことあるので任せておけ。