アレルヤ   作:おもちぴん様

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7章 10話

 2日掛けて町に。町長がニコニコで出迎える。

息子の活躍を聞くのが楽しみだったらしい。代わりに息子の首を投げる。

悲鳴を上げて何か言っている。それを見て皆で笑う。

皆、2日間で腹が据わった様だ。町長に近づき息子の下に送ってあげた。

誰が町長になるかは知らないけど頑張ってね。

 

 久しぶりの町だ。まともな食事が取りたい。携行食はしばらく見たくない。

何と変態が奢ってくれるらしい。行きつけの食堂に。

何かの肉と草を炒めた料理が名物らしい。何かって何だろう。

旨ければ良いか。旨ければ。黙々と食べる。

 

「ねえ、おいしい?」

「うまいよ。」

「実は毒入れてるよ。」

「ふーん。」

 

 私には毒は効かない。多分……駄目だ。眠くなってきた。嫌だ。

まだ全部食べてない。根性で全部食べ切る。そのまま皿に顔をぶつける。

お陰で目が覚めた。コンディションは最悪だ。

 

「ふふふ、やるねえ。」

「ぶち殺す。」

 

 皿を投げる。避けられた。ならばと机を蹴り上げる。一旦距離を置こう。

机の向こうで変態は棍棒を持っている。戦闘準備ばっちりみたいだ。

一触即発。殺気バチバチ。店長パンパン。

 

「なんのよう?」

「店の外でやってくれ。」

「「はい。」」

 

 店の外に出て仕切り直し。変態と手を合わせるのは初めてだ。

なんで生身であんなに強いんだろう。余計なことは考えるな。

殴れ殴れ。守れ守れ。呼吸をさせるな。殴る殴る。叩かれる。叩かれる。

ふう。顔面血だらけで呼吸がし難い。呼吸を整えろ。相手も血だらけだ。

 

「はははははは!」

「イカレ野郎め。」

 

 この状況で笑っている。私もか。気づけばあいつも無手だ。

舐めやがって。体当たりを喰らわせるために突っ込む。

受け止められて、そのまま組み打ちの姿勢に移行する。

力比べで勝てると思うなよ。握力で手を砕いてやる。

そう思っていると足払いで転がされた。早く立たないと。

 

 マウントを取られ地面に縫い付けられる。やばい。

顔面に拳が入る入る。駄目だ、意識が……。

破れかぶれで相手の拳に合わせ、頭をぶつける。骨が砕ける音がする。

石頭で良かった。砕けてないほうの拳がくるが、マウントが緩んでいる。

跳ね起きてあいつを体の上から弾き飛ばす。いてて。鼻も折れたかな。

 

 双方ボロボロだ。もう止まれない。あいつを見ると棍棒をまた握ってた。

次、頭に貰ったら不味い。執拗に頭を攻撃しやがって。

呼吸を整え、突撃の準備をする。誰が引くものか。あいつも同じだ。

双方突撃する。左腕を砕かれたが、私の勝ちだ。腹に右拳を突き刺した。

械人の腕で良かった。痛みを感じないから止まらずに殴ることができた。

 

 オファニムの前で腰を下ろす。負けたのに笑っている。

まだ生きてるが内臓と骨が逝ったはず。長くはもたない。

何か言いたそうだ。聞いてやるか。

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