2日掛けて町に。町長がニコニコで出迎える。
息子の活躍を聞くのが楽しみだったらしい。代わりに息子の首を投げる。
悲鳴を上げて何か言っている。それを見て皆で笑う。
皆、2日間で腹が据わった様だ。町長に近づき息子の下に送ってあげた。
誰が町長になるかは知らないけど頑張ってね。
久しぶりの町だ。まともな食事が取りたい。携行食はしばらく見たくない。
何と変態が奢ってくれるらしい。行きつけの食堂に。
何かの肉と草を炒めた料理が名物らしい。何かって何だろう。
旨ければ良いか。旨ければ。黙々と食べる。
「ねえ、おいしい?」
「うまいよ。」
「実は毒入れてるよ。」
「ふーん。」
私には毒は効かない。多分……駄目だ。眠くなってきた。嫌だ。
まだ全部食べてない。根性で全部食べ切る。そのまま皿に顔をぶつける。
お陰で目が覚めた。コンディションは最悪だ。
「ふふふ、やるねえ。」
「ぶち殺す。」
皿を投げる。避けられた。ならばと机を蹴り上げる。一旦距離を置こう。
机の向こうで変態は棍棒を持っている。戦闘準備ばっちりみたいだ。
一触即発。殺気バチバチ。店長パンパン。
「なんのよう?」
「店の外でやってくれ。」
「「はい。」」
店の外に出て仕切り直し。変態と手を合わせるのは初めてだ。
なんで生身であんなに強いんだろう。余計なことは考えるな。
殴れ殴れ。守れ守れ。呼吸をさせるな。殴る殴る。叩かれる。叩かれる。
ふう。顔面血だらけで呼吸がし難い。呼吸を整えろ。相手も血だらけだ。
「はははははは!」
「イカレ野郎め。」
この状況で笑っている。私もか。気づけばあいつも無手だ。
舐めやがって。体当たりを喰らわせるために突っ込む。
受け止められて、そのまま組み打ちの姿勢に移行する。
力比べで勝てると思うなよ。握力で手を砕いてやる。
そう思っていると足払いで転がされた。早く立たないと。
マウントを取られ地面に縫い付けられる。やばい。
顔面に拳が入る入る。駄目だ、意識が……。
破れかぶれで相手の拳に合わせ、頭をぶつける。骨が砕ける音がする。
石頭で良かった。砕けてないほうの拳がくるが、マウントが緩んでいる。
跳ね起きてあいつを体の上から弾き飛ばす。いてて。鼻も折れたかな。
双方ボロボロだ。もう止まれない。あいつを見ると棍棒をまた握ってた。
次、頭に貰ったら不味い。執拗に頭を攻撃しやがって。
呼吸を整え、突撃の準備をする。誰が引くものか。あいつも同じだ。
双方突撃する。左腕を砕かれたが、私の勝ちだ。腹に右拳を突き刺した。
械人の腕で良かった。痛みを感じないから止まらずに殴ることができた。
オファニムの前で腰を下ろす。負けたのに笑っている。
まだ生きてるが内臓と骨が逝ったはず。長くはもたない。
何か言いたそうだ。聞いてやるか。