アレルヤ   作:おもちぴん様

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8章 2話

 町の人との争いでの活躍もあって密造酒造りのリーダーの所に案内される。

髭もじゃでムキムキだ。お酒よりも人を殺すのが上手そうだ。

へーほーとリーダを眺めていると話し掛けてきた。顔も怖いな。

 

「助けてもらいありがとうございます。」

「は?」

「こちら最近のもので一番出来が良い酒になります。」

「ちょっと待って。」

「何でしょうか、お客人?」

 

 周りの手下と顔を合わせる。手下はうんうんと頷いている。思ってたやつと違う。

"おう"とか、"おい"とか、"おめえ"とかそんなことを言う顔でしょうが。

逆に怖い。間違いなくイカレ野郎だ。

酒を飲んで落ち着こう……やっぱり美味い。コクが深く、コクが深くてコクが深い。

それ以外の言葉を知らない。

 

「それでお客人、このまま用心棒をしてもらえませんか?」

「良いよ。」

「ありがとうございます。部屋を用意させて頂きます。」

 

 至れり尽くせりだ。宿もゲット。飯も出るらしい。空調も効いてる。

古代の施設をそのまま使っているらしい。決めた。私ここの子になる。

私が欲しいものが全部揃ってる。

そうだ、疑問に思ってたことが1つあった。

 

「何で町を攻めないの?」

「へ?何でですか?」

「リーダーが町長になれば文句言われないよ。」

「はあ、そんな大それたこと考えたことありませんでした。」

「やりましょうぜリーダー!」

「リーダー!」

「分かりました。そこまで言うならやりましょう。」

「よーし。えいえいおー。」

 

 誰もやらない。やれよ。そんなこんなで町を攻めることに。

今日は遅いから明日色々決めようね。おやすみなさい。

 

 そして朝が来た。朝酒をキメて会議の場に向かう。良い気分だ。

朝ではなく昼だった様だ。遅れてすみませんでした。

 

 会議は終わっていて、町を攻める計画は既に立てられていた。

とりあえず攻め込め作戦だ。素晴らしい作戦。必ず成功するだろう。

総出で出ている隙をつかれて建物を抑えられたら?

また取り返せば良いんだよ。はい、行きましょう。

 

 皆でぞろぞろ町を目指す。3日位かかるって言ってたな。

酒瓶を回し飲みしながら小走りだ。今までで一番楽しい旅だ。

酔いが回る。途中で野生動物に襲われたけど皆で袋にして倒す。

ニャンコロとワンコロめ。お前らにやる酒は無いぞ。

夜は野生動物の肉を肴に宴会。一生このノリで旅をしたい。

 

 そうこうして3日、目的の町に着く。

向こうは私たちが何の集団か分かってない様だ。

門兵が話し掛けてきた。

 

「何だあ、お前ら?」

「私たちはこう言うものだ。」

 

 酒瓶で頭を叩いて返事の代わりをする。目指すは町長の首。

リーダーを町長にするぞと皆の士気は高い。

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