アレルヤ   作:おもちぴん様

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8章 3話

 密造酒製造の人達と一緒に町を攻めた。

特筆することはなく町長の首を取って、リーダーがその後釜に。

これで堂々と密造できるね。堂々と密造ってなんだ?

うんうん唸っていると話しかけられる。

 

「パワー殿、今回のご助力感謝致します。」

「うん。」

「それで報酬なのですが……」

「酒を酒瓶で2つと後は髭剃らせて。」

「へ?そんなもので宜しいので?」

「うん。」

 

 髭を剃らせてもらう。快感だ。その顔でその口調は似合わない。もっとパリッとしないと。

リーダー改め町長は人に髭を剃らせるのが怖いのか目を瞑ってる。何だか憎めないキャラだ。

慕われていたのもこれが理由かな。

 

 髭を剃り終わった。パリッパリッだ。

どこに出しても恥ずかしくない町長の完成。

それにしても自分の才能に驚いている。

歳をとったら床屋にでもなろうかな。

そこまで生きられるか分かんないけどね。

髭を剃り終わると待望の酒が届いた。

 

「パワーさん!約束の酒っす!」

「やったー。割れないように服で巻いてね。」

「うっす。」

 

 酒瓶が巻き巻きされるのを眺める。これからどうしようかな。

いつになく行き当たりばったりで無計画だった。

そう考えていると横から話し掛けられた。

 

「パワーさん、これからどうするんですか?」

「分かんない。」

「酒造りの建物とこの町の間に道を通す予定なのですが。」

「うん。」

「ええ、護衛して頂けないかと思いまして。」

「良いよ。」

「ありがとうございます。報酬は……」

「酒で。」

「分かりました。毎日1瓶用意しますね。」

 

 仕事だ。仕事。明日からだけど。

明日までは暇だから夜まで適当に町をぶらついて、夜になってから宿屋で寝た。

 

 次の日の朝。門の前に集まる。

私は護衛なので道具は無しだ。道の作り方はシンプルだ。

岩を砕いて道に埋めて平らにする。それをひたすら繰り返す。

 

 それにしても遅いな。全然進まない。もういい私がやる。

大槌を奪い岩を叩く。一撃でバラバラだ。それを皆で道に埋める。

それを私が上から叩く。仕事の効率が上がった。

 

 結局全行程の30分の1程度しか、その日は進まなかった。

幸い野生動物の襲撃は無かった。

野営は適当だ。焚き火の周りで踊りながら酒を飲む。

皆で回し飲みだ。その日貰った酒を皆で分ける。

護衛の仕事してないって?私がいれば護衛になるんだよ。

 

 朝が来て、また作業開始だ。ひたすら同じことの繰り返し。

金属掘りを思い出して頭が痛くなる。

ええい!とにかく作業だ、作業。今日はもっと進むぞ。

気分は現場監督。ボス元気かな。元気だろうな。

でもボスが金属掘りしてるとこ見たことないぞ。私はぷれいんぐまねーじゃーって奴だね。

おやかたーと遠くから私を呼ぶ声が聞こえた。待っていろ。今行くぞ。

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