【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く2 作:タラバ554
戻ったぞー! フィン! 飲むぞ!
「やぁ、おじさん。ついでにガレスも誘ってみたよ」
「なんじゃ、珍しくフィンが誘うと思ったらこやつ絡みか」
おっとガレス……ふむ……まぁいいんじゃないの?
「それにしてもお主、でかい荷物背負ってなんじゃそりゃ」
「異世界の酒」
「「異世界の酒?」」
◆◆◆◆◆
晩酌は全員が引き払った食堂で行う事になった
そしてテーブルに並べる酒・酒・酒!!!!
どれもこれも資金にモノを言わせて即買えるものを大量購入
因みに使用した金額合計約180万
くっそ高い酒を買ってきた
因みにNewソーマVer1.0.0もある(ソーマ君からちょっと貰ってた)
「おっほーーー! 何じゃこりゃ! 今まで飲んだもんとまるで違う! 雑味が全然無い。味が直接頭を殴ってきおるわい!」
「これは凄いね……お酒に詳しい訳じゃないけど。僕でも良い物って分かるよ」
うむ、そんな二人にはカチ割りを出す
「「氷?」」
そしてソレに合うおつまみ
今回は乾物を中心
魚介やナッツ、チーズ、干し肉など
「これ……遠征に持っていけないかな」
「おい、フィン、止めろ。普段の遠征が苦痛になるじゃろが」
ついでにレトルト食品やら缶詰も出してやろう。
缶詰の汁はお茶碗に軽くよそったお米にかけてスプーンと共に渡す
「おっほ、こりゃまた……」
「あー、この冷たい酒とよく合う……」
そして手っ取り早く酔いたい定番のストロング系も試しに持ってきた
おじさんも一緒にいただく
「「「あ”あ”~~~、うまい」」」
◆◆◆◆◆
ソコからは男三人でドンチキ騒ぎ
暫くしたらリヴェリアとロキがやって来た
「何や、こんな所で飲んでたんか?」
「珍しい面子だな」
「おう、ロキにリヴェリアか。ちょいとこ奴の地元の酒を味わっとるのよ! これがまた凄いぞ! 普段飲むもんとは別もんじゃ!」
「ほっ…ほぉ~?」
「しかもこのツマミが良くてね……乾物も良いけど僕はこの貝の缶詰が好きだなぁ」
「(ゴクリ)」
「リヴェリアも飲んでみる? リヴェリアならおじさんのお勧めはコレ。 『サングリア』果実入ってるからエルフでも飲みやすいんじゃね?」
「ほう、そんなものがあるのか……折角だ、貰おう」
リヴェリアが飲んでる間にクラッカーとチーズ。それとナッツを出す。ついでにチータラ。
「……凄いなコレは、ガレスが言う意味が良くわかる。雑味が全く無い。ワインにオレンジ、ベリー、後は香草の類か?」
「やっぱエルフって素材感じる舌の能力たけー。おじさんだと『うまい』位しか感想でないぞ」
「お前はもう少し味を楽しむ事をしたらどうだ?」
おじさんの隣にロキがすり寄って来た
「なぁなぁおじさん、ウチにもちーっと飲ませてくれへん?」
「嫌どす」
「んなんでぇな~! ええやんか少しくらい!」
「だってロキはソーマがあるでしょー!」
「いやや~~! ウチも飲みたい~~~~! 飲ませろ飲ませろ飲ませろ飲ませろ飲ませろ飲ませろ~~~~~~!!」
めんどくさっ
「じゃあおじさんのこの恩恵どうにかしたら飲ませてあげる」
「ステイタスを……」
「だっておじさん未だに恩恵と所属が中途半端じゃん? 恩恵はヘスティアファミリアなのに所属はロキファミリア。そして主神は犬猿の仲。コンバージョンするにしてもヘスティアちゃんの手がいるでしょ」
「それはそうやけど~~~! それでもドチビに頭下げるんは嫌や~~~~!」
「そっ、残念だ。異世界のお酒ってソーマより旨いのに」
「なんやと!?」
「昨日の内に確認したけど市場流通してるソーマの未完成品を分かりやすく言うとlv1、完成品がlv2、んで今出してる酒がlv3~4前後」
ロキの喉が鳴る
「更に更に! お値段はヴァリスにして約1800万!」
「「「「1800万!?!??!」」」」
「ついでに今ならソーマ君が作った異世界の技術を利用した正式版Newソーマもあるよ」
次の瞬間、ロキは宙を舞った
そしてテーブルの上に華麗な着地をする
「犬とお呼びください」
土下座という着地を
酒を飲み、恥を捨て、やがて人は和を作る
次回、おじさんの邂逅
例え世界を跨いでも縁は続くもの