【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く2 作:タラバ554
おじさんは思った
強くなってないとやばいんじゃないだろうか
一度どこぞの国の絶食した僧侶の様な体系になった後に暴飲暴食で体形をある程度戻したおじさんはそう考える様になった
フィンではないがおじさんのお腹のお肉がピクピクと感じているのである
これはシボウフラグだと
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故におじさんはソロで強行軍をすることにした
24階層を中心にモンスター狩り
脂肪は半減してるがソロなら気兼ねなくおじさん棒で全体をなぎ倒す事も、おじさんストライクでぶちかましだって全力で出来る
偶にヘスティアちゃんの所へ赴いてステータス更新をしてもらい(コンバージョンは保留のまま)
少しずつ狩れるモンスターを増やしている
最初はホブゴブリン、次にソードスタッグ、マッドビートルにダークファンガスといった具合だ
まだまだ敵は多い、最終目標は取り合えず木竜グリーンドラゴン
多少の無茶は脂肪と引き換えに再生
その度にやせ細るのでちょくちょく元の世界でデカ盛りチャレンジして脂肪を貯蓄
ただ最近はちょっと身バレしそうになってるのでチャレンジも抑えてる
相変わらずおじさん探しは続いているらしい
一応そんなに探し回る理由をググれば難病の人間の治療だどーだこーだと……いや、やせ細ってる人はおじさんの脂肪使うんですけど!?
っていうか何で見ず知らずの人をおじさんが治療する事前提なんだよ!
呆れるがおじさんも相手の都合などどうでも良いので今日もアチラに戻ってダンジョン攻略
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偶には一緒に潜らないかと誘われたのでフィン達と一緒に潜ることに
「やっぱおじさんが居ると荷物が減って良いね。そういや多少は体形が戻った様だね」
「おかげさんで向こうで大食いしてる。こっちの食事も悪くないけどちょっと淡泊というか薄味なんだよ」
「なるほど、それで態々向こう側へ行って食べ歩いていると」
16階層の敵を切りながらでも雑談が出来る
おじさんも早くその域……というかLvを上げたい
「おい、おじさん。最近お主
ガレスがそんな事を言ってくるがそんなことはない。
「いや、ガレスは酒要求し過ぎ。毎回買い足すの面倒だからこの間樽で渡したのに何一晩で飲み切ってるのさ」
「いやぁ~アレは本当に美味かった。夢の様なひと時じゃったぞ」
いや、ガハハじゃないんよ
「大笑いしても騙されてやらんからな。せめておじさんがLv3になるまで土産は無し」
「うーん、駄目か?」
「駄目」
ぶちぶち言うガレスの言葉をスルーしながら18階層に着いて冒険者の町に進んでみると殺人騒ぎがあったらしい
◆◆◆◆◆
「んで? 身体検査をするって?」
「そうらしい」
ボールスが冒険者を集めて身体検査宣言をしているのを離れてガレスと見ているが……
「そしてフィンは女性の餌食になると……」
「まっ、そうなるわな」
当たり前の様に女性冒険者は顔の良いフィンのもとに群がる
そうなると当然黙っていないのがティオネ
「いやっ、ガレス! おじさん! 助けてくれないかな!」
「ゴラァ! このアバズレどもが! 団長を離せぇ!!!!!」
溜息を吐きながらガレスが対応に当たり始めたのでおじさんは逃げ出す奴が居ないか見ているとアイズとレフィーヤが誰かを追いかけて行った
熱心だなぁと感心しているとソレを追いかけて行く冒険者が一人……
お腹の脂肪がピクピク反応している
これは事件ですよ……父さん!
「だれが父さんじゃ、アホな事言っておらんでさっさと追いかけてこい」
へーい
◆◆◆◆◆
男性冒険者を尾行してたらレフィーヤを攻撃してたので背後からおじさん棒で不意打ちを仕掛ける
だが簡単に避けられた
「んげっ、確実にLv高い奴やコレ」
「お前……」
おじさんストライク脚部限定で直ぐにレフィーヤの近くに陣取る
アイズも来てくれたので何とかなりそう
「おい、そこの男……」
ん? 女の声?
顔の皮をベリベリと引き裂き、装備を外していく
出てくるのはメリハリの利いた美人
「何でお前は生きてる。お前は……私が殺したはずだが?」
何その物騒なカミングアウト
ダンジョンに潜るおじさん、過去になったおじさん
ついに別おじの謎が明かされる
次回、おじさん、殺される
立ち止まらなければ成功へ近づくだろう