ガールズバンドと武術少年の出逢い   作:カタギリスー

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第6話:夕焼け組と学園探索

HRも終わりどうしようか迷っていた矢先、同じクラスだった蘭から声をかけられた。

 

蘭「雄」

 

雄「うぃっす。そういやおんなじクラスやってんな」

 

蘭「そういやって酷くない?」

 

雄「クラス表とか見てなかったし、挨拶の時にチラッと見えただけやったからな」

 

蘭「ふーん。・・・まぁ、皆とは違うクラスだけど雄がいてちょっと・・・」

 

雄「・・・?ちょっと?」

 

急に押し黙ってどないしたんや。

 

蘭「・・・っ!っ!」

 

雄「ちょっ!?痛いがな!?」

 

若干顔を赤らめながらバシバシ叩いてきよる。スナップが効いてるせいか滅茶苦茶痛い。

 

モカ「おーおー、お熱いですなぁ」

 

のんびり口調でやってきたのは蘭の幼馴染のモカだった。

 

雄「どこをどう見たらそんな風に見えるんや」

 

蘭「変な事言わないでよモカ」

 

いつの間にやら蘭は素に戻ってるし。というか気付けば他のAfterglowメンバーが来てる。

 

ひまり「今日から一緒の学校だね雄」

 

雄「定期的にしか来れんけどな〜」

 

巴「入学式で男子が来るって聞いたときは驚いたよな」

 

雄「俺も驚いた。でも、通う学校に知り合いがおるんやったら気持ちが楽になるわ」

 

リサや友希那もいてるが幼馴染とはいえ上級生。色々聞きに行くにしても少し躊躇うところである。

 

つぐみ「雄君はこの後どうするの?」

 

雄「帰ろうかと思ったけど、次来た時に迷うのは恥ずかしいから校内を軽く見てから帰ろうかな」

 

ひまり「だったらあたし達が案内してあげるよ」

 

雄「いやいや、昨日入学したばっかの人間が案内って・・・」

 

モカ「ふっふっふっ、雄君はお忘れかな?羽丘のシステムを」

 

雄「はあ?羽丘のシステムって何のk・・・」

 

と言葉が出かけた所でモカの言う羽丘のシステムの事を思い出す。

 

羽丘女子学園は中高一貫校。つまり、中学→高校にはエスカレーター式。中学校の校舎の隣に高校の校舎があるわけで中学からのエスカレーター組は構造を理解している。

 

雄「そんじゃお願いしようかな」

 

モカ「ご新規様1名ご案内〜」

 

ひまり「それじゃ行こっか!」

 

雄「すまんけど頼むわ」

 

ひまり「任せて!それじゃあ雄の案内頑張るぞ!えいえいおー!」

 

4人「・・・」

 

雄「お・・・おー?」

 

ひまり「なんで雄だけなの〜!?」

 

モカ「ひーちゃん、お約束ですなぁ」

 

ひまりはやっぱりイジられキャラなんやなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひまりの嘆きを後にしてAfterglowのメンバーと校内を案内してもらう事に。と言っても一発目にどこに行くか決めてなかった為のんびり廊下を歩いてるだけやが。

 

 

ひまり「まずはどこに行こっか?」

 

つぐみ「うーん、職員室とか?」

 

雄「そこは理事長に案内されたから大丈夫やな」

 

巴「じゃあ、食堂だな!」

 

モカ「おー、流石トモちん」

 

蘭「今行く必要あるの?」

 

モカ・巴「お腹空いた」

 

つぐみ「えぇ・・・」

 

ひまり「私もちょっと空いたかも」

 

雄「この前、スイーツの食べ過ぎで嘆いてなかっ・・ひまり「フンッ!!」っうぉ!?」

 

危ねえ!身体鍛えとったから避けれたけどエグいフックかましてきよった!

 

ひまり「要らないことは言わないようにね☆雄?」

 

顔は笑ってるが目が笑ってない。これが男子と女子の格差か(違う)

 

雄「はいよ。んで、どないすんの?」

 

巴「決まってるだろ?」

 

モカ「食堂にご案内〜」

 

‐食堂‐

 

巴とモカの要望で食堂を目指してきたが、休日のせいか食堂内は閑散としていた。

 

雄「食堂やってなさそうやな」

 

ひまり「おかしいなぁ。部活とかで土曜日に来たときはやってたハズだけど」

 

巴「アタシもそうだと思ったんだけどな」

 

雄「俺に合わせての入学式やから休みにしとった可能性高いんちゃう?」

 

ひまり「残念。・・・次どうしようか?」

 

つぐみ「理科室とか家庭科室なんかはどうかな?」

 

雄「移動教室に使うところは助かるな」

 

蘭「決まりだね」

 

軽く食堂内を見終わったところで次の場所に移動することに。

 

家庭科室、理科室、グラウンド、体育館、生徒会室・・・etc

 

色々見て回り最後にAfterglowの大事な場所へ。

 

雄「おぉ~、屋上なんて新鮮やな」

 

蘭「私達のバンドとして活動することになった最初の場所だからね」

 

Aftergglowは訳すと夕焼け。彼女達のバンド名が決まったのは中学校の屋上で夕焼けを見ていた時に決まったらしい。

 

『くぅ~・・・』

 

青空や街並みを見ながら暫く無言の時間が続いていたが誰かの空腹音によって破られた。

 

モカ「モカちゃんお腹空いた〜」

 

つぐみ「実は私も・・・///」

 

雄「そろそろ昼時か。どっか寄るか?」

 

巴「つぐの店はどうだ?」

 

蘭「うん、いいんじゃない?」

 

つぐみ「空いてるかちょっと確認してみるね」

 

羽沢珈琲店もちょうどランチタイムに突入した頃合い。店内状況を確認しにつぐみが電話し始める。

 

ひまり「どうせなら雄がつぐのお店で何か作ってよ!」

 

なんかまた面倒くさいこと言い始めよったぞ、この我儘メロン。

 

雄「なんで?」

 

ひまり「雄の手料理なんて暫く食べてないし、めちゃくちゃ美味しいじゃん」

 

確かに振る舞ったのは数ヶ月ぐらい前だがそもそもつぐみの家で料理出来るかなんて・・・

 

つぐみ「お店空いてるって!」

 

モカ「ちなみに雄君がご飯作ってくれるそうでーす」

 

雄「ちょい待たんかい!?」

 

何勝手に返事しとんねん!!

 

つぐみ「ちょっと待ってね。お父さん、雄君が厨房に入っても大丈夫?・・・うん、分かった」

 

つぐみも何勝手に相談しとんねん!せめて本人に確認ぐらいせぇよ!そんな子に育てた覚えあらへんよ!?

 

つぐみ「えっとね、席は空いてるけどちょっと忙しいから手伝ってくれるなら良いよだって」

 

ひまり「それじゃ手伝い確定だね!」

 

雄「なんでやねん!?飯食いに行くだけでええやん!」

 

ひまり「えー!!いーじゃん!いーじゃん!」

 

巴・モカ「そうだそうだ!」

 

つぐみ「なんかごめんね・・・」

 

蘭「ご飯作るの嫌・・・?」

 

雄「う・・・」

 

申し訳なさそうな顔して謝ってこられたらこっちが悪もんみたいやん。

 

雄「~っ!・・・分かった、作ったるよ!」

 

巴「よっしゃ!」

 

モカ「流石雄君ですなぁ」

 

つぐみ「ありがとう!雄君!」

 

蘭「昼ご飯楽しみだね」

 

ひまり「うん!雄のオリジナルご飯楽しみ〜!」

 

作るって返事したけど何作ろう?

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