【コミカライズ連載開始】迷宮狂走曲~RPG要素があるエロゲのRPG部分にドはまりしてエロそっちのけでハクスラするタイプの転生者~   作:宮迫宗一郎

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閑話.「ゴーレム談義」は意味のない言葉の羅列

「で、これが例の『新型ゴーレム』なのか?」

 

“ふふん、よくぞ聞いてくれたね! 説明の前に確認なんだけど主はどのゴーレムが最強だと思う? 最高の攻撃力を誇る【ダイヤゴーレム】? それとも最硬の防御力を誇る【アダマンゴーレム】? ダメダメ! アイツらはただ「強いだけ」「硬いだけ」さ! ボクに言わせればアイツらはとりあえずいい素材を使っとけば強いだろう的な浅はかな考えから生まれた凡作だね! 攻撃力を追い求めるあまりに小回りがきかなくて命中精度を犠牲にしてるなんて本末転倒だし防御力を追い求めるあまりに重くて鈍いし動きもカクカクしてるなんてただのカカシだよ! そこでボクが目を付けたのは【クレイゴーレム】さ! 主なら知ってると思うけどこいつは粘土製のゴーレムで耐久力はゴーレムとしては落第もいいところな最弱ゴーレムなんだけどボクは他のノームどもとは着眼点が違うからね! ゴーレムだからといって耐久力ばかりに目を向けるのはナンセンスだよ! こいつの最大の強みは「柔軟性」にあるとボクは以前から最弱扱いされていたコイツを再評価していたんだ! 全身単一金属なんてコストもかかるし柔軟性も失われるしで時代遅れ! これからはハイブリッドの時代だよ! そもそも全身金属にしたところで冒険者なら一刀両断してしまえるから無意味極まりない! だから「耐えるゴーレム」じゃなくて「避けるゴーレム」の方が結果的にダメージは少なくなる訳だから装甲は最低限でいいんだ! つまりは【クレイゴーレム】を素体として表面を希少金属でコーティングしコアのある胸部などの重要な部分に装甲を纏わせることで最低限の防御力を確保しつつも多彩で素早い動きが可能になったのがこのゴーレムというワケなのさ! 攻撃力? どうせ金属の身体による肉弾戦をやらせたところで宝箱から入手した武器を振るう冒険者には勝てないからいっそのことこちらも宝箱から入手した武器を持たせて戦わせた方が強いのなんて火を見るより明らかでしょ? その方が拡張性も高いし様々な用途に使えるようになるからね! だから武器に関しては主が勝手に好きなの持たせたらいいと思うよ!”

 

“ところで話は変わるけど主は既存のゴーレムでどれが1番高性能だと思う? ボクはフェアリー族どもの造る【マジックゴーレム】なんかはいい線いってると思うんだ! ああ勘違いしないでほしいのはあくまで『既存のゴーレム』の話だからボクと主で造った新型ゴーレムが最高に決まってるしあんな羽虫どもの造るゴーレムなんかと一緒にしないでほしいんだけど魔術的なアプローチを掛けるという発想はノームにはなかったから誠に遺憾ながらその点に関してだけは認めざるをえないと思うんだよね! といってもしょせんは魔術頼りのフェアリー族が造ったゴーレムだから魔術的な強化でようやくノームのゴーレムと張り合えるレベルで基礎能力はダメダメだし何より見た目が最悪なんだよなぁ! あんなファンシーな見た目のゴーレムなんてゴーレムとは言えないね! ゴーレムに可愛さを求めるなんてセンスを疑うよ! まったく頭フェアリーだね! ゴーレムは労働者であり戦士でもあるんだから実用的で機能美に溢れた無骨なデザインこそ至高さ! あんなゴテゴテしたデコレーションを保つために魔術的な加工を施すなんてリソースの無駄にもほどがある! でも魔術で装甲をコーティングするというアイデアは悔しいけど画期的だと言わざるをえない! ただし技術の無駄使いにも程があるから手放しでは誉められないのはしょせんフェアリー族が頭フェアリーたる由縁なのかもしれないね! 主がいずれフェアリー族を滅ぼすつもりならボクも喜んで協力するよ! そして奴らの技術はボクらで有効活用してやろうじゃないか!”

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