転生チートトレーナーvs転生チートウマ娘   作:アリマリア

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 ある転生者の視点で、これまでとこれから。





『ホシノウィルム』

 

 

 

 ホシノウィルム()

 そう呼ばれた彼にとって、走ることとは生きることだった。

 

 そのように作られた……と。

 露悪的に言ってしまえばそうなるのかもしれないが、彼自身、自らの生まれについて否定的な感情はない。

 そんなことよりずっと大切なのは、四つの脚を動かして走っているその瞬間に覚える、これ以上ないくらいの快感だった。

 

 四つの脚で草地を蹴り上げる感触。

 肌に当たって左右へと裂ける風の流れ。

 そして何より、背中にかかる適度な重さと、信頼。

 それらが走るという単純な行動に、この上ない充実感という付加価値を与えていた。

 

 

 

 ……そう。

 大切なのは、鞍を通してその背にかかる重さだ。

 

 彼はもう、一人で走っているのではなかった。

 とても脆い体で、とても遅い脚しか持たず、けれどとても頭の良い相棒がいた。

 その相棒も含めた家族たちは、彼がこれ以上ないコンディションで走れるよう、丁寧に体の状態を整えてくれていた。

 誰も彼もが善意と誠意を持って事に当たってくれていたからこそ、異種族ながら、彼はその家族たちを信頼していた。

 

 そうして彼は、家族や相棒の指示に従い、レースに出た。

 同種たちの集う、誰が最も速く走れるかを競う遊び。

 それは遊びと言うにはえらく活気に満ちていて、彼の背には相棒の体重と同時、数えきれない人間たちの期待が圧し掛かった。

 

 しかし、彼からすれば、その重圧すらも心地よいものだ。

 

 実のところ彼は、他の同族たちと違い、「他者に追いつかれたくない、負けたくない」という思いはそこまで大きくはなかった。

 彼の心を焦がす最も大きな欲求は、自己昇華。

 「もっと速く走りたい」という、良く言えば純粋無垢な、悪く言えば単純無比な願望こそが、彼の四つの脚を突き動かしていた。

 

 勿論、そのためにこそ同族たちを意識した。

 競うことでこそ得られるものがあり、他者を超えてこそ培えたものがあった。

 

 特に……そう、特に。

 それに、本格的に競走が始まる前に何度も一緒に遊び、将来を楽しみにしていた鹿毛の馬。

 二度だけ競ったことのある、凄まじい柔軟性とパワーを兼ね備えた、鹿毛の馬。

 あの2頭との競走は、彼の心を躍らせた。

 

 その背に跨る相棒が持ってくる、とても強靭な同種との走り。

 自分一人では成し得ない成長……それが明確に形にする、世界との繋がり。

 それを通して、自分の走りが良くなっていくことを、彼は何より楽しんでいたのだ。

 

 だからこそ、背にかかる期待に応えることに否はなく、むしろ誇りとして力にし、走り。

 

 走り、走り、走って……。

 

 

 

 そうして、唐突に。

 終わりの時がやってきた。

 

 

 

 そのレースの、数か月前から。

 ホシノウィルムは、月1を上回るペースでレースに出走していた。

 

 どうやら自分たちが人間や馬に注目されていると、あまり外に目を向けない彼ですら気付けた。

 最初の内はあまり感じなかった背中に負う期待が、レースを経る毎に倍々に増す。

 家族たちは彼の躍進を喜ぶと同時、これからどうするべきかと、真面目な雰囲気で話し込んでいた。

 それらは、風向きの変化を悟るには十分な要素だ。

 

 その一方で、相棒は……彼を慮っていた。

 期待という重圧、重くなっていくトレーニング、世間が望むレース出走のペース。

 それらが彼に、致命的な結果をもたらすのではないかと。そう心配して、頻繁に寄り添って頭を撫でてくれた。

 

 彼の感覚からすると、確かに自分の脚には、若干の疲労が溜まっているように思えた。

 ただ……彼は、相棒や家族たち程に頭が良くはない。実際に自分が限界にどこまで近づいているのかは分かりかねた。

 

 それに、限界だなんだを気にするより、もっと速くなりたい、と。そう望んでいた気持ちも強い。

 折しも、ちょうど「日本ダービー」なるレースが終わった頃合い。

 先日と比べてとても手強くなっていた鹿毛の馬との再戦や、あるいはより強い優駿との対戦を熱望していた、というところも大きいだろう。

 

 相棒の心配に反し、彼は意気軒高、次なる戦いに備え……。

 そうして、おおよそいつもの半分程度の間隔でやってきた、次なるレースに出走する。

 

 それは、宝塚記念、というレースだった。

 

 

 

 ……結論から言えば。

 彼の脚と命は、そこで絶えた。

 

 

 

 自分よりも遥かに強く速い、恐るべき優駿たち。

 彼は一度追い抜かれたその背に追い縋ろうと、その脚に更に、渾身の力を籠めようとして……。

 

 最終直線に入った瞬間。

 

 

 

 バキリ、と。

 右前脚が、折れた。

 

 

 

 その瞬間に彼が直感したのは、いくつかの事実。

 

 1つは、確実な敗北。

 今なお前を目指す優駿たち。四つの脚の内一つが潰れた今、彼らに勝つことはできないだろう。

 

 1つは、確実な自身の死。

 思考をビリビリと焼き尽くし、悶絶の声を上げることを強いられるその痛みは、それが近付いてきていることを否応なしに理解させた。

 

 そして最後の1つは……不確かな、相棒の死。

 人間である相棒は、とても脆い。彼らが間違えて蹴ったりすれば、それだけで致命傷になってしまう程に。

 そんな相棒が、彼の出すトップスピードにも近い速度から、急に放り出されてしまえば……まず、死ぬ。

 

 3つの直感の内、完全に確定していない未来は一つだけ。

 それを理解したからこそ、彼は即座に他2つを捨て、ただ一つのか細い希望を選んだ。

 

 前に向かってはじき出され、倒れ込もうとする体。

 激痛の走る右も含む両の前脚で、無理にブレーキをかける。

 口からは自然と絶叫が漏れ、脳は痛みに焼かれて何も考えられず……だというのに、相棒の漏らした悲鳴と制止の声は聞き取れた。

 

 いつもは頭が良いのに、こういう時に馬鹿なヤツだ、と。

 彼は激痛に歪む思考の端で、どこか愉快に思う。

 

 自分が救えないとしたら、相棒だけでも助ける。

 どれだけ痛かろうと、苦しかろうと、相棒が助かるのならそれでいい。

 

 そう考え、そうすることは、当たり前だ。

 相棒だってその立場になったら、絶対にそうしていただろうに。

 

 

 

 だから、彼は止めなかった。

 力尽きて倒れ伏すその瞬間まで、鞍上の騎手を支え、守り続けた。

 

 それが、ホシノウィルムと呼ばれた馬の、最期だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……だった、のだが。

 

 

 

 気付けば彼は……いいや、「彼」と呼ぶのは少しおかしいか。

 気付けば()()は、痛みもなければ苦しみもない、どこかにいた。

 

 例えて言うのなら、それは水中のような感覚で。

 彼女はその中でぼんやりと、煌めく水面を見ていた。

 

 前脚も後ろ脚も……いいや、今は手も脚も、か。

 とにかく、体は動かない。というか、どうやら体が存在しないらしい。

 だから、彼女にできるのは、まどろむようにぼんやりとした意識で、その水面を眺めることことだけだった。

 

 水面には、変わりゆく光景が映し出されていた。

 どことなくかつての自分と似通った、けれど少なからず異なる、一人の少女。

 どうやら「ウマ娘」と呼ばれる種族の、「ホシノウィルム」と呼ばれる……つまりは彼女と同じ名前の少女の、見ている景色と生涯が。

 

 奇妙な感覚だった。

 彼女は自分と同じ存在であって、けれど同じ存在ではない。

 言わば、自分の運命を引き継いだ存在だ……と。

 不思議とそれが理解できた。

 

 実際、少しだけ相棒に似た人間と共に走るホシノウィルムは、彼女と似た道を進んでいた。

 本格的にレースに出走する以前から、あの根性のある鹿毛と絡んでいた。

 レースに出るたびに多くの人間の期待を集めていった。

 当時一強と呼ばれていた天才と競い、二連続で破った。

 

 多少のズレのようなものこそあったが、それらは大半が彼の歩みの再現だ。

 

 ……そして、再現である以上、終着点は決まっている。

 

 ホシノウィルムという運命。

 即ち……あの宝塚記念で散るという、避けられない定め。

 少女の行く先に待っているのは、それだ。

 

 彼女はそれを、少しだけ憐れむ。

 

 今になっても、あの瞬間の判断に、間違いなどないと思える。

 あの後相棒がどうなったのかは知りようもないが……少なくとも、記憶に残る範囲では、ずっと彼の心配をして首を撫でてくれていた。

 その温かさを覚えているからこそ、彼女は自らの決断を決して否定しない。

 

 だが……もっと走りたかったという願望は、あった。

 もっともっと前へ。もっともっと速く。

 時間さえあれば、自分はきっと……それこそ神とすら呼ばれる程に速くなる自信があったのに、と。

 

 全く同じ想いを抱くことになるだろう少女に、どうしようもなく立ち塞がる宿命に。

 彼女は同情にも似た憐憫を抱きながら、その去来を眺め……。

 

 

 

 

 

 

『あなたと、勝ち、たい……!

 このレースに……これからも、ずっと……!!』

 

 

 

 

 

 

 その、熱に満ちた想いに。

 穏やかな傍観は消し飛んだ。

 

 そう。そうだ。その感情。

 それこそあの時、ホシノウィルムが抱いたもの。

 

 今この瞬間、彼女はそれを望んでいて。

 けれどその目の前に、厳然として、どうしようもない運命が立ち塞がっていて……。

 

 それでも、彼女は。

 

 

 

 

 

 

『「私」は……「ホシノウィルム」は、こんなところで折れたりしないんだよッ!!!』

 

 

 

 

 

 

 ……思わず、恥じ入った。

 

 あの時諦めてしまった自分を。

 終わりを受け入れてしまった自分を、恥ずかしく思う。

 

 彼女は折れていなかった。

 あれだけの苦痛、あれだけの終わりを前にして、けれど、それでも。

 彼女は生きることを、走ることを、諦めはしなかった。

 

 ……何か、力になれないか。

 自然、そう思った。

 

 既に彼女に体はない。

 手もなければ脚もなく、この水中から景色を眺めることしかできない。

 

 そんな彼女に、唯一できることといえば……。

 

「…………どうか」

 

 その手も合わせられず。

 その言葉すら現実でないとしても。

 

「あなたの決断に、温かな未来を」

 

 そう、祈った。

 

 

 

 果たして、その祈りが届いたのか。

 それとも単に、少女が「ホシノウィルム」の力を引き出すことに成功したのか。

 

 

 

 運命は変わった。

 温かな(あい)の輝きを受けて、彼女は未来へ駆け出して行った。

 

 

 

「……良かった」

 

 その力を少しだけ貸し出して、彼女は安堵の息を吐いた。

 

「あなたは、もっとたくさん、走ってね」

 

 

 

 * * *

 

 

 

 それからしばらく。

 深い安堵の中、彼女はホシノウィルムの旅路を見つめ続けた。

 

 それは、彼女が得られなかった「もしも」。

 無敗のままに三冠を勝ち獲り、シニア級のウマ娘を征し、少女の相棒と離別しかけてなんとか取り戻し。

 あの天才ウマ娘と激闘を繰り広げ、この世界で少女を支えた恩人と決着を付け。

 そうして……ああ、凄まじい怪物との戦いすらも征してみせた。

 

 その栄光に、嫉妬など抱けるはずもない。

 彼女はその揺蕩う景色に映る少女に、敬服と感謝を向けていた。

 

 「天星の蛇龍」に、「青く燃えるクリカラ」。

 そう呼ばれる力を通して、彼女は少女と幾度となく繋がった。

 少女の方は自覚していないようだったが……彼女はその時、ほんの少しだけ、その想いを重ねることができた。

 

 自分が走ることのなかった未来。

 辿り着けなかったイフのその先を、彼女は見せて、体験させてくれたのだ。

 感謝こそすれ、反意など持てようはずがない。

 

 しかし、だからと言って、多くのことができるわけでもない。

 今の彼女にできるのは、時たまのレースの際に、少しばかりの助力をするばかり。

 「ホシノウィルム」の栄光と勝利を彼女は祈り続け……。

 

 

 

 ……そうして、その日。

 

 いつものように、ぼんやりとレースを走る少女を見ていた彼女の元に。

 

 

 

ホシノウィルム(わたし)、ほら、走るよ!!」

 

 

 

 唐突に、水面を突き抜けて、手が伸ばされた。

 

 驚きそれを見る彼女に、変化が訪れる。

 意識が急に冴え渡り、持っていなかったはずの体が構築される錯覚。

 一瞬の後、それらが間違いであることを知った。

 

 意識が冴えるというよりは、まどろんでいた彼女がようやく目覚めた、という方が正しいだろう。

 一方で体は、構築されたというわけではないが、体ができた、という意味では間違っていない。

 それは彼女が、「ホシノウィルム」の体に正しく宿った感覚だったから。

 

 どこかぼんやりと、俯瞰的になっていた意識が……。

 ()の元に、戻る。

 

「…………」

 

 それは……少女による「ホシノウィルム」の理解であり、私という存在の受容。

 

 こうして揺蕩う自分を全面的に受け入れ、同じ「ホシノウィルム」として共に走ろうと。

 少女は、そう言ってくれているのだ。

 

「ふふっ」

 

 ……ああ、おかしい。

 改めて、そして我ながら、滅茶苦茶な子だ。

 もう一人の自分が魂に宿っていたとして、よく知りもしないソレを、こうも平然と受け入れられるなんて。

 

「受け入れるよそりゃあ。だって、これまでずっと私を助けてくれたじゃん。

 今だってわかるよ、あなたの感情……えへへ、そんな大層なことはしてないんだけどね」

 

 いいや、した。

 少女は……君は、私の心を救ってくれた。

 あの時諦めずに前を向き続け、もっと走りたいという私の欲求を、完璧に満たしてくれた。

 

 そして、今……。

 もう走ることができないはずの私に、もう一度、チャンスまでも与えてくれている。

 

 それは私にとって、これ以上ない程の救いだ。

 

「はは、そこまで言われたら照れちゃうな。

 それじゃ……改めて。手を貸してくれるかな、もう一人のホシノウィルム(わたし)?」

 

 勿論。

 ……貸すのは脚だし、どちらかと言えば借りる方ではあるけれど。

 

 もう一度、ホシノウィルムとして、この上ない充実と歓喜と共に。

 私は、あなたと走ろう。

 

「……あは♪ 嬉しいものだね、感情も感覚も共有できる、もう一人の自分と走るのって!」

 

 全く以て同意する。

 

 ホシノウィルム(わたし)ホシノウィルム(かのじょ)を理解しているし。

 ホシノウィルム(かのじょ)ホシノウィルム(わたし)を理解している。

 

 二人で一人、一人で二人。

 

 これならきっと……前世の私を遥かに超える、もっともっとすごい走りができるはず。

 

 

 

 

 さあ、行こう、ホシノウィルム(わたし)

 これから先も輝くあなたの旅路を、「私」もまた一緒に走ろう。

 

 わたし(あなた)の、美しい灰色の煌めき。

 ライバルに、人々に、世界に、相棒に。

 

 みんなに、見せつけてやろうじゃないか。

 

 

 

 * * *

 

 

 

 それが私の、新たな始まり。

 もう来るはずのなかった、けれど今確かに続く、新たなる競走人生。

 

 私の新たな名は、「競走ウマ娘ホシノウィルム」。

 少女と相棒が作り上げた、運命を超えた最強の形。

 

 私もまたその中で、共に走る者となったわけだ。

 

 

 

 ……であれば、まあ。

 もう一人の半身、この世界での相棒に、挨拶くらい必要だろう。

 

 

 

 そんなわけで訪れた、確かトレーナー室、と言うらしい場所。

 

「ウィル、じゃないな。君は、もしかして……」

「……その、うっすらと冷たい、黒に近い灰。やっぱりあなた」

 

 驚いてこちらを見やる、相棒とその妹さん。

 私は、こっそり借りた体でぺこりと頭を下げ、歩み寄る。

 

 一瞬、相棒の妹さんが身構えるけど……私に敵意がないとわかると、椅子に腰を落ち着けた。ひとまず様子を見てくれるらしい。

 よかった。なんとなく、この人と戦ったら、一瞬で消し去られる未来が見えてたから。

 

 そして私は、椅子に座る、堀野歩という名前の人間の横に並んで……。

 

「私は、ホシノウィルム。

 改めてよろしく、私の相棒」

 

 今生の相棒の頬に唇を落とし……ぺろぺろと舐めた。

 

 うん、しょっぱくて美味しい。

 

 

 







 ウィル「私ィ~~~ッッッそれはいかんでしょうがァ~~~ッッッ!!!」
 ↑ついに自分自身にまでNTR始めたウマ娘



 というわけで、実はずっとそこにいた4人目の転生者のお話でした。転生チートド天然TSウマソウルとかいう属性モリモリ存在。
 「手を貸す」のはレースの時だけですが、時々ウィルの体を借りて転生ライフをエンジョイする方針です。



 次回は1週間以内。トレーナーの視点で、URAファイナルズは強敵でしたね……の話。
 あと2話で本編完結です。



(おまけの設定開示)
 競走馬ホシノウィルムの世界
 堀野君やウィルが暮らす世界は、競走馬ホシノウィルムがいた世界を元にしたウマ娘世界です。
 次回以降でも少し語られますが、堀野君、ウィル、ホシノウィルム号はそれぞれ少しずつズレた世界からやってきています。共通しているのは堀野君とその魂に付いてきていた「彼女」だけ。
 転生したこの世界も、堀野君やウィルが認識していた普通のウマ娘世界とは少しだけズレていたのでした。

 ウィルのウマソウルについて
 本来ウマ娘は、そのウマ娘の(現地世界の)魂+元になった馬の(転生した)魂で構成されています。そして後者の元の性別に基づいて耳飾りが決まります。
 しかし、ウィルの場合はウィルの(転生した)魂+元になった馬の(転生した)魂で構成されています。
 どっちも転生してきているので、元になった性別両方が反映され、耳飾りを両方付けているのでした。
 ……すっごい昔に張った伏線だったんですが、感想で言及されてビックリしました。こんな細かいこと覚えてるの、素直に脱帽です。その分細かいガバも覚えられてそうでちょっと怖い。
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