ダンジョンにfateの英霊が居るのは間違っている? 作:静かなるモアイ
怪物祭。それはちょうど5年前から行われているギルド主宰のお祭りであり、ガネーシャ・ファミリアの全面協力で行われている。町全体で出店やイベント、更にはガネーシャ・ファミリア所属の冒険者達によるモンスターの調教ショーも行われるのだ。
「「いらっしゃいませー」」
当然ながら怪物祭という大きなイベントの為か、オーディン・ファミリアの店主であるオーディンは良い機会だと判断して出店として出張喫茶店を出していた。だが、オーディン・ファミリアに所属する冒険者は御存知の通り「怪物祭を楽しみたいから」とお店の手伝いを完全拒否!!これにはオーディンは涙目と成ってしまい…臨時で雇ったアルバイトと共に出張喫茶店を切り盛りしていた。
「オーディン!!タピオカは出来てるかい?」
「安心しろ、ヘスティア。昨日からじっくりことこと茹でてブラックタピオカは準備してるさ!!黒糖の甘さが染み込んだ美味しいタピオカだ!!」
その臨時アルバイトとはお金に困りまくっていたバイトの女神 ヘスティア様であった。
「おい!!そこのおっさんとちっこいの!!タピオカミルクティーをくれないか?」
と…赤い槍を持った冒険者が話し掛けてきた。彼は確かルー・ファミリア所属のレベル5の冒険者 二つ名を
「50ヴァリスだ」
「あいよ!!」
ランサーはタピオカミルクティーを購入し、何処かに去っていった。
『女神ロンゴミニアドが言っていたが、怪物祭では何かが起こる危険性がある。帯刀はしていた方が良いだろう』
オーディンは女神ロンゴミニアドから告げられた忠告を、ファミリアのメンバーと居候?であり相談役というポジションに落ち着いたアルフィアに告げている。故か、ギャラハッド達は祭を楽しむつもりであるが…トラブルが起きても対処出来るように武器の携帯を忘れずに楽しむつもりである。
「まあ、何が起きるか分からんしな」
最低限の備えは忘れず行った方が良い。そう判断したギャラハッドは特殊繊維の何時もの冒険衣装に身を包み、グングニルは本拠に置いてきたが別の武器を携行してきている。
それは黒いアタッシュケースに仕舞われており、ギャラハッドはそのアタッシュケースを2つ持ってきている。このアタッシュケースの中にはヘファイストスがギャラハッド専用に仕上げたクインケシリーズの特殊兵装が入っているのだ。端から見ればアタッシュケースなので武器なのかは誰も思わないだろう。それに、アタッシュケースの中に入った武器以外にも四次元ポケットには予備の武器が入っているので問題はない。
まあ、本当にどうしようも無くなった場合は飛雷神を応用してグングニルを召喚すれば問題はない。
「さてと。楽しむか…」
アタッシュケースを持ち運び、ギャラハッドは祭を楽しむために歩き出した。今日は年に一度の怪物祭。多くの冒険者は金欠でない限りダンジョンには潜らずお祭りを楽しむだろう。出店の屋台は普段から出ている露店は勿論のこと、お祭りしようの特別な露店も沢山だ。
「まあ、金は困らんから良いけど。どれから楽しもうか」
フランクフルト、型抜き、輪投げ、金魚すくい、じゃが丸くん、唐揚げ、ホルモン焼き、焼きおにぎり。視界に見えたものだけでこの有り様であった。
(トラブルが起きたらフクロウとナルカミの試運用に成るけどな)
黒いアタッシュケースには1つづつ、特別な武装が入っている。
右のアタッシュケースに入っているのはナルカミ。ギャラハッドの魔力を貯蔵出来る能力を有しており、その貯蔵した魔力を電撃に変換して解き放つ事が出来る。事前に魔力を入れておけば、いちいちケラウノスと言わなくても電撃を放てるのだ。勿論、ケラウノスと併用して雷撃を解き放つ魔法武器としても使える。近接のブレードモード、ブレードが開いて遠距離に特化した遠距離モードに自由に切り替えが可能で…手首を守る小盾も付いている。
左のアタッシュケースに入っているのはフクロウと呼ばれる片刃の長剣が入っている。フクロウはウダイオスの剣が材料に使われており、ギャラハッドが持つ武器の中では一番高額である。なお、原作フクロウと異なり…このフクロウはギャーさんの魔力と高い親和性を持っており…ありったけの魔力を込めることが出来るそうだ。
(しかし、祭だからって他のファミリアも商売をしてるな)
普段でも屋台でじゃが丸くん等が売られているが、今日は特別なお祭りだ。小規模で零細でお金がないファミリアの主神達はお店を出してはお金を稼ごうと頑張っていた。
「焼きおにぎりいかがですか?」
「今日はじゃが丸くん以外に色々とあるよ!!かった買った!!」
と噂をすればだ。醤油の香ばしい匂いがギャラハッドの鼻を刺激する。匂いの方を見てみれば、とあるファミリアの主神とその一部の眷属達が屋台を出していたのだ。
そのファミリアは武神 タケミカヅチを主神としたタケミカヅチ・ファミリア。等級は原作と異なりBランク。だが、主神のタケミカヅチは少しでも眷属達に楽をさせてやりたいと、日々バイトに励むイケメンである。
「おーい!!そこのイケメン買わんか?ワシが朝4時に早起きしてニギニギしたんじゃぞ?可愛いオナゴが握ったんじゃ!!」
と…タケミカヅチ様と共に屋台を切り盛りするのはオダ・信長。愛称はノッブであり、二つ名は天☆魔である。なお、何処から見ても中学生程の少女だが、こう見えて成人は迎えている。レベル3。
「おーい!!兄ちゃんや。今日のお握りはツヤツヤで旨いぜ?」
金髪サングラスの男がそう言った。彼はタケミカヅチ・ファミリア唯一のレベル6 二つ名
「お米は今朝食ったからパス」
「買ってくれなのじゃぁぁあ!!」
ノッブの叫びが聞こえたが、ギャラハッドはタケミカヅチ・ファミリアのブースを何事もなかったように通り過ぎた。
「アンチンサマ~お待ち下さい!!」
「げ!?清姫!?不味い!!」
タケミカヅチ・ファミリアのロリ巨乳…清姫がイエス&仏陀ファミリアの案珍という僧侶がおい駆けっこをしている。清姫は笑っているが、案珍は必死で物凄く汗をかいている。
「祭りだから普段より人が多いな…」
とギャラハッドが思っていると…
「ギャラハッドだ!今日は1人?」
普段の冒険者装備を纏ったアーディが手を振りながら此方にやって来た。怪物祭はガネーシャ・ファミリア全面協力で行われており、ガネーシャ・ファミリアの幹部であるアーディは忙しい筈だが…どうやらお暇が出来たようだ。
「アーディ。忙しいんじゃなかったのか?」
「スパルタクスとカルナが行っていいって!!」
『アッセイ!!』
『行ってこい』
どうやらカルナさんは勿論、我らが筋肉スパルタクスはアーディの恋を応援するためにアーディの仕事を代わりに受けもってくれたのだ。流石は頼れる年長者である。
「よし!!それじゃ、一緒に回ろう!!」
そしてアーディはギャラハッドの左手を取って…問答無用にギャラハッドの左手に右手を回して腕を組ませた。しかし、その時…風が吹いた。
「抜け駆けは…ダメ!!」
新たなる声が響き、ギャラハッドの右手を取ったアイズが現れた。アイズはギャーさんの返事を待たず、ギャーさんの右手にしがみついた。
「「む!!」」
レベル6憧憬一途持ちの攻防が始まってしまう。そう察したギャーさんはどうするべきか、前世で国公立医大にストレートで合格した知能をフル回転させて導きだした。
「彼処にクレープのお店が有るけど…行く?」
「「行く!!」」
何処の世界でも女の子はスイーツに弱いのだ。
「成るほど…あの2人がそうか。あの
未来の義娘を守るためだ。ロキ・ファミリアにはゴスペルパンチを与えようか」
ロキ・ファミリア…ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアしか知らぬとある秘密の為か、アルフィアママに標的にされる。
「だが、レベル6では心配だ。2人揃って私が直々に鍛えてやろう!!」
そしてアイズとアーディ…アルフィアブートキャンプが確定する!!
ギャーさんのお陰で多くの男性冒険者は血涙を流したとか。
次回はシエルパート。尺の都合ではジョセフパートと一緒にするかも。そして…シエルが前に所属していたファミリアも明らかに!?
if展開。もしもギャーさんとベルが彼処に入ったら
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