ダンジョンにfateの英霊が居るのは間違っている?   作:静かなるモアイ

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ベル君、ファミリアに入るの。


頭の可笑しいギャラハッド=ギャーさん

『先ずはギルドに向かうと良い。そこはざっくりと言えば町役場のような所でな、冒険者に成れば嫌でも世話になる所だ。それにギャラハッドが言うにはちゅーとりある施設だとかな…所でちゅーとりあるとはなんの事だ?』

 

とオラリオに到着したベル・クラネル14歳。そんな彼は母親であるアルフィアの言葉を思いだし、オラリオの中心組織とも言えるギルドに向かっていた。

ギルドはオラリオの中心…ダンジョンとバベルの直ぐ側に存在しており、そこではオラリオの統治と冒険者のサポートとして働くギルドのスタッフが忙しく働いていた。

 

「魔石の鑑定を頼む」

「はい、宜しいですよ。全部で六千ヴァリスに成りますね」

 

「ダンジョンに潜りたい。手続きを」

「はい。分かりました」

 

「アンチン様~」

「アンチンって誰ですか!?」

 

と今日とてギルドの職員とダンジョンで稼いできた冒険者のやり取りで、ギルドは忙しそうだ。

 

「忙しそうだな…」

 

忙しそうなギルド職員の方々を見て、ベルは少しおののく。ギルド職員に声をかけて探索系のファミリアを紹介して貰ったりオラリオでの住民登録をしたい所だったが、時間が悪かったのか話しかけられそうな雰囲気は感じられない。そりゃそうだ、冒険者だってとっとと魔石を換金して美味しいお店や夜のお店に出掛けたり、武器屋やアイテムショップに言っては次の冒険に備えて準備をしたい。そんな冒険者達のやり取りでギルド職員も当然ながら忙しいのだから。

 

そんな時だった。ベルは誰かと肩がぶつかってしまい、その誰かの方を振り向く。そこには1人の男が立っており、男は腰に鞘に仕舞われた直剣…グラディウスを提げており、その男は…

 

「おおう少年よ怪我は無いかな?それより君、圧政についてはどう思うかね?」

 

その男は筋肉(muscle)だった。

 

「えっ?いや…その…」

「ふふ、冗談さ」

 

その筋肉はそう告げてダンジョンに降りていった。彼の名前はスパルタクス。筋肉(THE・マッスル)の二つ名を持つ冒険者であり、所属はガネーシャ・ファミリア、レベルは4である。

 

 

 

「はじめまして。私はフジマル・立香。ここのギルドの職員をしてるんだ、宜しくね」

「はい!!宜しくお願いします!!」

 

なんとか順番が回ってきたベル君。そんな彼の受付を担当したのはフジマル・立香という十代後半程の少女と女性の中間ほどの女の子だ。

 

「ベル・クラネルさんですね。文字は書ける?」

「はい。大丈夫です」

 

因みにこの世界はダンジョンの外にもモンスターが生息しており、ダンジョンの外とは言え物騒な事には変わりはない。事実、こうしてる間にも外では村や町が野生のモンスターの手で潰されているのだ。そんな事もあってか、この世界での識字率は満足行く程ではなく、中には文字が書けない人や冒険者も居るのである。その為に、ギルド職員である立香はベルに文字が書けるかどうか聞いたのである。

 

「ベル君は冒険者に成りに来たんだよね?入りたいファミリアとかは分かる?分からないなら…お姉さんのお勧めを教えるよ?」

「はい!!教えてください!!」

「良い子だね~。はぁ…私が担当してる問題児も見習えば良いのに」

 

と立香はため息を吐きながら告げて、ベル君にお勧めなファミリアの資料を見せた。先ずは探索を専門としているファミリアであり、商業や産業に関しては関わっていないファミリアである。

 

エントリーNo.1ロキ・ファミリア。ロキをファミリアの長としたオラリオでもトップクラスの派閥であり、現在はレベル6の冒険者を5人保有、レベル5の冒険者も5人保有しており、オラリオ全体のレベル3以上の冒険者を30%保有するファミリア。等級はSランク。

 

エントリーNo.2フレイヤ・ファミリア。美の女神フレイヤを主神としたファミリア。オラリオでも数少ないレベル7を保有するファミリアであり、団員達は厳しい鍛練を日頃から続けておりその戦力はロキ・ファミリアとほぼ互角と言えるだろう。等級はSランク。

 

エントリーNo.3円卓ファミリア。異世界からやって来た女神ロンゴミニアドを主神としたファミリア。フレイヤ・ファミリアと同じくレベル7の冒険者を保有しており、レベル6の冒険者を5人、レベル5の冒険者を6人保有している。構成員のほぼ全員が発展スキル担い手を持っており、真名を解放することが出来る。

 

エントリーNo.4イエス&仏陀ファミリア。イエス・キリストと目覚めた人 仏陀との合同のファミリア。2つのファミリアが合併した所では有るが、その戦力と団結力はオラリオでもトップクラスと言えるだろう。

 

「この4つが総戦力だけで見れば、もっとも上の派閥ね」

 

その後ガネーシャ・ファミリアやアストレア・ファミリアも紹介された。立香曰く、この2つのファミリアはオラリオの治安維持も行ってくれているそうで、一種の警察組織も兼ねていると言えるだろう。因みにガネーシャ・ファミリアの等級はS、アストレア・ファミリアの等級はBである。

 

「後はガネーシャ・ファミリアやアストレア・ファミリア。この2つのは冒険者としてのダンジョン攻略の他に、オラリオの治安維持…憲兵活動も行ってくれてるの。だから対人の覚悟も必要ね」

 

「商業系の側面も加えるなら…ヘファイストス・ファミリアも有るけど…ベル君は鍛治職人に成りたいわけではないしね」

 

その後、中小規模の探索系ファミリアも紹介して貰い、ベル君は各々のファミリアへ自分を売り込むことにしたのだった。

 

「あれ?立香さん…ギャラハッドさんが居るオーディン・ファミリアの事を言ってないような…」

(純粋なベル君があのバカのように成らないようにしなくちゃ!!…あれ?ベル君、今…あのバカの名前を言ったよね!?)

 

 

 

 

いざ、自分を売り出しに向かったベル君であったが。

 

「全滅だ…こんな事ある!?」

 

だが、立香から紹介されたファミリアに向かったが…その全部に断られてしまったのだ。しかもその大半は門前払いされてしまい、マトモに面接を受けさせてくれたのはアストレア・ファミリアとガネーシャ・ファミリアぐらいだったのだ。

 

数多のファミリア…それも中小のファミリアにさえも断られてしまったベル君。ベル君は涙を手拭い、立香が待つギルドの受付に戻ってきた。

 

「立香さん…全滅しました」

「嘘でしょ!?」

「はい…よわそうって言われまして…」

 

これには頭を抱える立香さん。団員を拒まなそうな所は他にもあるが、ソーマ・ファミリアは何かと問題が多いし、どうするかと考えていると…

 

「おい、立香。1人遠征が終ったから魔石を換金してくれ」

 

だが、ベルの隣に音もなく1人の青年が瞬時に現れた。その青年は白髪であり髪型の都合で片目が隠れている。身長はベルよりも高い170C後半であり、腰には仕掛け武器で槍に変形できる片手半剣が提げられていた。

 

「出たー!!このお馬鹿!!ビックリするから、ルーン魔術を組み合わせた飛雷神で飛んでくるなって前に言ったでしょうが!!」

「50階層から日帰りで帰るにはこうするしか無いからな」

 

その青年はそう告げると、数多の魔石が入った袋を立香の前に置いた。ズドン!!と音を響かせた事から、この袋に詰められた魔石がどれ程の重さか分かるだろう。

 

「ギャラハッドさん!?」

 

ベルはその青年に向けてギャラハッドと呼んだ。

 

「よっ、ベル。オラリオに来たんだな」

 

ギャラハッド。オーディン・ファミリア団長のレベル7の冒険者、しかもレベル8にランクアップ可能。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがオーディン・ファミリアの本拠だ。まあ、見ての通りの喫茶店で居住スペースは2階と3階。地下室は俺の面白研究室だから宜しく」

「ここがオーディン・ファミリアのホーム…本当に喫茶店なんですね」

 

オーディン・ファミリア。アストレア・ファミリアの本拠の隣に喫茶店である本拠を構え、等級は1人のお陰でA。昼間は喫茶店、夜はバー兼居酒屋に変貌する。

レベル7(実質8)1人、レベル6が1人、レベル5が1人抱える人数だけなら小規模なファミリアである。

 

「メンバーはお前を含めてたった4人!!少ないだろ?」

「少な!?てか、僕もう入るの確定!?」

「嫌か?」

「いえ、大丈夫です!!」

 

こうしてベル君はオーディン・ファミリアに半ば強引に入るのであった。

 

「そうそう。ザルドとソロモンが俺達にやってた訓練位厳しくやるから、宜しく!!」

「嘘でしょぉぉ!!」

 

そしてベル君、レベル7(いつでも8に上がれる)の手でスパルタに鍛えられることが確定。




頑張れベル君!!頑張れベル君!!君なら直ぐにレベル6に成れるさ!!

なお、後日…静寂、暴食、魔術王、征服王に追い掛けられる兎が目撃されたとか。

番外編書くとしたら?

  • オラリオ野球大会!?
  • ギャーさんレコード(5年前)
  • アルフィアママの襲来
  • バイト女神ヘスティア様
  • ザルドパパの来訪
  • ギャーさんVS円卓VS保護者
  • オラリオ女子会
  • 将軍かよぉぉおお!!
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