ダンジョンにfateの英霊が居るのは間違っている? 作:静かなるモアイ
コロッセオ。そこでは多くの観客が大きな賑わいを見せており、座席は全て埋まっている。チケットを購入し、指定された席に座る指定席チケットは既に完売しており、入場して座るには自由席の所しか空いていない。だが、残念な事にも自由席も全ての座席が埋っており…残念ながら入場できても立ち観戦と成ってしまうだろう。
「可笑しいな…」
そんな中、調教ショーに参加するためにコロッセオのバトルフィールドでスタンバイをしていた男…ハシャーナは鞭を持ってモンスターが上がってくるのを待っていた。しかし、予定の時刻に成ってもモンスターは上がってこず、ハシャーナは首を傾げる。
「何が起きている」
だが、ハシャーナの知らない所…地下では大騒ぎと成っているのだった。
「ガネーシャ様!!シャクティ団長!!カルナさん!!大変です!!」
一方その頃、特等席で調教ショーで頑張る眷属達を見守る一方…2人に施した恩恵が切れた事を確認したガネーシャは報告でやって来たガネーシャ・ファミリアの構成員の方を見る。
因みに神々は自分で恩恵を施した子供達が亡くなった場合、恩恵が切れた事でそれを自覚できる。ガネーシャはモンスターの管理を任せていたベテランのレベル1の2人が亡くなった事を理解し…2人が居た現場にスパルタクスと今戻ってきた報告の構成員を派遣したのだ。スパルタクスが戻らず、彼だけが戻ってきたと言う事は…まだ現場で何かが起きているのだろう。
「何が起きていた?」
「はっはい!!モンスターの脱走です!!それに、モンスターを脱走させたのは我々も知らない未知の植物のようなモンスターでして…今はスパルタクスさんが1人で戦ってます!!」
モンスターの脱走…それに突如として現れた植物のようなモンスター。その植物のモンスター、食人花がモンスターの檻を破壊してモンスターを世に解き放ったのだ。
「ガネーシャ。祭は中止にするか?」
「いや、祭りは続ける。カルナ、他のファミリアと協力して脱走したモンスターと未知のモンスターを討伐だ。
シャクティ、観客席のお客様は外に出すな。ギルドに通達し、他のファミリアに協力を仰げ」
ガネーシャは祭でデートを楽しんでいるアーディは兎も角、今この場にいる最高戦力であるカルナ、団長でありギルドや他の派閥にも融通が効くシャクティに指示を出す。
ガネーシャの指示を聞いたカルナとシャクティは頷き、速やかに行動を開始した。シャクティは疾走し、ギルドの職員に通達する為に、カルナは速やかに外に逃げ出したモンスターが人々に危害を加えないように瞬殺する為だ。
「ですが、ガネーシャ様!!これは我々の不始末です!!」
しかし、この構成員は団長と最高戦力と異なり…意義を唱える。
「そんなプライドは溝川に捨てろ!!我々が最優先でするのは、守護すべき民衆を護ることだ!!
アーディがギャラハッドとデートをしている筈だ!!外の戦力は問題ない!!お前はハシャーナと共にスパルタクスと合流!!地下の敵を倒し次第、他の派閥の冒険者と協力して人々を護れ!!」
「はっはい!!」
しかし、ガネーシャは民衆を第一とする男神。人々を第一とし、自分のプライドは二の次である。ガネーシャの言葉に従った構成員が移動したのを見送り、ガネーシャも観客席に居る観客を安心させるために動き出した。
「俺がガネーシャだ!!」
一方の外。
シャクティや他のガネーシャ・ファミリアのお陰か、モンスターが逃げ出した事は速やかにギルドの人々に伝わった。
「モンスターが逃げ出した!?」
怪物祭はギルド主宰であり、当然ながらギルドの職員も慌ただしく働いていた。そんな中で、ギャーさんの担当アドバイザーである立香は同僚であるミィシャという人間の少女から事件が起きた事を聞いてしまう。
「うぅ…どうしよう立香~カルナさん動いてるけど…地面からガネーシャ・ファミリアの人も知らない未知のモンスターが出てきてるし…」
恩恵持ちなら兎も角、民間人がモンスターに襲われたら一溜りもない。痛覚すら感じる前に肉片に変わるか、見事に食い殺されるかのどちらかだ。それに、ガネーシャ・ファミリアが捕獲したモンスターの中にはレベル2でさえも一対一では敵わない下層のモンスターも含まれている。レベル1の冒険者が戦ってもものの見事に挽肉に成ってしまう。
それに未知のモンスターも人々を襲っており、此方はガネーシャ・ファミリアも当然ながら知らない。しかも、地面から奇襲してガネーシャ・ファミリアの冒険者をレベル1とは言え瞬殺。
「ミィシャ!!誰でも良いから、腕利きの冒険者を見掛けたら手を貸してもらうように言って!!」
「立香!?」
「誰かが傷付くより、絶対その方が良い!!ミィシャはロキ・ファミリアの担当でしょ!!ロキ・ファミリアの腕利きの人を見付けたら、直ぐに!!」
「立香だって…あのギャラハッドの担当だよね?」
民間人に何かが有ったら大変だ。それに未確認のモンスターも出現しており、既にガネーシャ・ファミリアの2人が犠牲に成っている。幸いにもミィシャはロキ・ファミリアの担当なので腕利きの冒険者を沢山知っている。
「何か有ったのか?」
だが、噂をすればだ。噂をすれば…何やら黒いアタッシュケースを2つ持ったギャラハッドが…タピオカミルクティーを飲んでいるアイズとアーディを連れてやって来た。
「ギャラハッド!?」
「生ギャーさん!?」
しかし、立香はギャラハッドの強さはギルドの職員の中で一番理解しているし…頭の可笑しいギャーさんとは言え実力だけは手放しで認めているのだ。
「実はかくかくしかじかで…」
「「「成るほど」」」
ギャーさんとアイズ、アーディは立香から事の発端を聞いた。その瞬間…鐘の音が辺りに響いた。ゴーン、ゴーンと強くまるで自分達を奮起するように鐘の音が響いてきたのだ。
「あっ…おっかあが動いた」
『ゴスペル』
どうやら、既に我等が最強お母ちゃんであるアルフィアママは既に動いてるようで、間違いなくサタナスヴェーリオンを発動させた。
「ケラウノス…」
だが、モンスターが何処に居るのか分からなければ意味がない。ギャラハッドはケラウノスを発動させ、電磁探知でモンスターが何処に逃れたのかを調べる。
「東の方に3…いや、もう消えた。西は1…ふむ…なんだもうおわ……下?」
その瞬間、路面のレンガが吹き飛び…鋭利な牙を生やした食人花がギャラハッドに襲い掛かる。突如として地面から現れた植物のモンスターに…立香とミィシャは半泣きに成ってしまい、アーディとアイズは初めて見る新種を興味深そうに眺める。
『グォォォオ!!』
食人花はギャラハッドに襲い掛かるが、ギャラハッドは襲い掛かってきた食人花をケラウノスによるブースト+魔力放出のブースト+レベル8のパワーで思いっきり…左手で叩き付ける。ブジュゥゥ!!と音を響かせて食人花は動かぬ押し花と成ってしまった。
「固いな。打撃に強い耐性が有るようだ」
「「いや、押し花に成ってますけど」」
押し花に成った食人花は灰に変わってしまい、その場には極彩色の魔石だけが残された。
「あと…3…地面から…後ろから来るな」
ギャラハッドはそう告げて、右手のアタッシュケースを器用に片手で開けて…ナルカミを手に取るとスイッチを押してナルカミを起動させる。
『グゥゥオオ!!』
新たに現れた食人花は後ろからギャラハッドに襲い掛かるが、ギャラハッドは電磁探知で敵の場所を正確に把握しており…ノールックでナルカミを構え引き金を引いた。すると、雷撃の弾丸が亜光速で放たれて…瞬時に2体を魔石ごと撃ち抜いた。
「パーフェクトだ…姉御」
と告げて今度は近接モードに変形させ、眼にも見えない速さで食人花を切り裂いた。
「ベル。怪我は無いようだな」
「お母さん!?」
なお、ベル君とシルお嬢様はアルフィアママが瞬時に保護してた模様。勿論、ベルとシルお嬢様に襲い掛かったモンスターはアルフィアとオッタルの手で塵に変わったのだった。
後日。
「おーい立香!!あのモンスターの名前、ビオランテとパックンフラワーどっちが良い?」
「…貴方はどっちが良いのよ?」
「じゃあ、パックンフラワーで」
そして食人花の名前は一番多く倒したギャラハッドが命名権を取得し、パックンフラワーと名付けられた。
なお、この作品では食人花はパックンフラワーと成りました(笑)
次回はif展開…ヘスティア・ファミリアルート その1。なお、ギャーさんがオーディン・ファミリアに入らなかったお陰か…ギャーさんはグングニルを使いません。
出すか迷ってるアンケート。もしかしたら、複数採用するかも
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公式チート 復活のマキシム
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ギルガメッシュ・ファミリア
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伝説のアドバイザー メディアおばさん
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この天才 ケイネス・エルメロイであーる
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ローマである!!テルマエである!!
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イシュタ凛・ファミリア