ダンジョンにfateの英霊が居るのは間違っている? 作:静かなるモアイ
「あの3日間は何なんだったのでしょうか?」
リリルカ・アーデは3日間の地獄を耐え抜き、無事に生還した。勿論、サポーターでありレベル1のリリルカは戦闘する事はなく…ギャーさんとアルフィアママ、そして女子合宿の参加者が倒したモンスターの魔石やドロップアイテムを回収するという基本業務だけを全うした。
人生初の深層。油断すれば一瞬で塵にされるような極限環境に放り込まれ、その深層すらピクニック気分で走破するヤベェー親子(ギャーさんとアルフィアママ)。ようやく生きて帰ってきたリリルカはギャーさんから貰った報酬三十万ヴァリス+出来高の二十万ヴァリスを貸金庫に預け、新たなるカモ候補を探している。
「はあ…いくらリリは戦わなくても良いとは言え、あんな地獄は懲り懲りなのです」
大きな溜め息を吐き出したリリルカ。無理もない、深層までの道中も大変だったのだ。
『時間がない。ギャラハッド、私はサポーターを担ぐ…お前は四次元ポケットにサポーターのバックパックを仕舞え。下層まで全力疾走だ』
『おっかあ、全力疾走で?』
『当たり前だ。小娘ども……着いてこい!!』
時間を出来るだけ節約したいのか、なんとアルフィアは下層までの全力疾走を決行。アルフィアは軽々と片手でリリルカを担ぎ、ギャラハッドは大きなリリルカのバックパックをポケットに仕舞ってしまったのだ。
『ヒィィイ!!』
レベル8とレベル8の親子が先頭を涼しい顔で爆走し、その後ろを平然とした顔立ちでアイズとアーディが爆走し、続けてアストレア・ファミリアのメンバーが死にそうな顔で必死に着いてくる。
道中のモンスターはギャーさんとアルフィアママの拳と蹴りで見るまでもなく粉砕されていき、あっという間に下層に到着。その後、なにやら30階層でモンスターの大群と遭遇したが…一瞬でギャーさんとアルフィアが片付け、更に突き進み…気が付けば一瞬で深層まで着ていたのだ。
その後は女子合宿が始まり、深層でのサバイバル生活のスタート。アイズとアーディは涼しい顔で深層のモンスターを粉砕していき、なにやらダンジョンが危険と判断したのか…黒いウダイオスと黒いアンフィスバエナが出現したが…アイズとアーディが瞬く間に片付けてしまった。
『
『
アイズが白き風を纏い暴風の螺旋と共に相手を穿ち、アーディが魔力で出来た大きな気円斬をぶん投げ…見事に色違いの階層主は消したんだ。いや、最近の冒険者は何なのでしょうね?
その後、真っ黒な骨クッパが出現したが…ギャーさんがガンマ☆レイで吹き飛ばした。実に哀れである。
『アストレア・ファミリアの小娘達。お前達も必殺技の1つや2つ、覚えろ』
『『『『規模が違いすぎるわ!!』』』』
その後もアストレア・ファミリアはボコボコにしごかれていき、しごかれて、しごかれて、夕飯はギャーさんが開発した即席麺(カップ麺。お湯を注いで3分で完成、冷水の場合は15分で完成)を食べて元気を着けて…再びフルボッコに鍛えられたとか。
そして一番キツかったのが最終日。安全地帯である18階層でのぶつかり稽古であるが、アルフィアとのぶつかり稽古なのでアストレア・ファミリアの4名は四方八方からアルフィアに襲い掛かるが全て返り討ち。なお、アイズとアーディはと言うと…
『お義母さん。息子さんのお嫁さんにしてください!!』
『私も!!』
『嫁の作法を叩き込んでやろう!!』
と叫び、18階層にある町…リヴィラの町は倒壊の危機を迎えたとか。
もう、あの親子に関わったら命が足りない。そう感じたリリルカは今日のカモを探しにバベルの周辺を彷徨いている。流石に2度連続ギャラハッド&アルフィアと遭遇する事は無いだろう。オラリオは広く、大勢の冒険者が滞在している。もし遭遇すれば五千分の二を引いてしまう程の確率だ。
「おい、見てみろよ。アストレア・ファミリアのほぼ全員がランクアップしてるぞ!!」
「狡鼠がレベル5、他の幹部はレベル6か」
噂をすればアストレア・ファミリアのメンバーがランクアップした事がニュースと成っていた。その現場に居たリリルカは当然だろう…と心の中で納得する。ヤヴェーレベル8親子に連れられ、なんかヤヴェーレベル6の恋する乙女2人と共に深層合宿に連れていかれた哀れな4人。ランクアップしても可笑しくは無いだろう。
『ステータスが限界突破してないのにランクアップだと?甘えか。ジジイが言ってたが、マキシムは全ランクアップをステータス限界突破でやったらしいぞ』
『『同感』』
と何処からギャーさんと恋する乙女の言葉が聞こえたが、気にしてはいけない。この3人は憧憬一途というチート成長スキルが有るのだ。なお、アイズとアーディは憧憬一途とは別の成長スキルも発現したとか…
『アイズたん!?ランクアップできるやんけ!?ふぁ!?』
『お義母さんに鍛えて貰った。まだ全部SSに成ってないから、ランクアップしないで』
『アーディ!?ランクアップ!?ふぁ!?早すぎる!?』
『ガネーシャ様。まだ全部SSに成ってないから、ランクアップはしないで下さいね』
これぞ、アルフィアおっかあクオリティ!!
「さてと…カモは何処でしょうか?」
カモを探すリリルカ。すると、彼女の視線の先になにやら人間の仲が良い男女の少年少女が目にはいった。
「ベル君。今日は中層に潜りますか?」
「ギャラハッドさんはまだ辞めとけって言ってたけど…取りあえず、上層の一番奥まで行こうか」
これは良い。先日のヤヴェー親子と違い、程よい実力の少年少女。歳もリリルカと近く、冒険するのは上層のようだ。これならば、リリルカも涙を流す程の危険なトラブルに巻き込まれる事は少ない。いざ、リリルカはその少年少女に話し掛ける。
「そこの冒険者様!!サポーターをお探しですか?」
だが、リリルカは知らない。リリルカが話し掛けた少年少女は先日共に深層に向かったヤヴェー親子と思いっきり、関わりがある処か兄弟or親子の関係であることを。
「ほう…あの小娘。ベルにも手を出したか……さてと、着いていくか」
その様子をアルフィアママに見られていることを知らずに。
次回!!リリ、ベルとマシュと共に程よく冒険し…再びアルフィアママと出会う。
そしてギャーさんは調べものを?
出すか迷ってるアンケート。もしかしたら、複数採用するかも
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公式チート 復活のマキシム
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ギルガメッシュ・ファミリア
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伝説のアドバイザー メディアおばさん
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この天才 ケイネス・エルメロイであーる
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ローマである!!テルマエである!!
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コトミネーター
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イシュタ凛・ファミリア