遊び人の娯楽旅   作:おにんぎょー

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久々の投稿
良いサブタイトルが思いつきませぬ


[ハートの10]孤児院

「買い忘れは無い、かな?」

 

買い物袋の中を見ながら呟く。

……大丈夫、ですよね? ちゃんと何度も確認しましたし、素材も選べる中で一番良いものを選びましたし……

止まって中身を確認して歩き、また止まって、と繰り返す私を回りの人が怪訝な顔で此方を見る

 

「……ま、良いか」

 

足りなかったら足りなかったで何かで補えば良いです。

さて、改めていきますか

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

目的地、とある協会についた。

前に此処に住み着いていたはぐれを片付けて私が孤児院っぽくした場所。

懐かしいですねぇ…… あの時のはぐれの命乞いの顔といったら……

 

「帰りましたよー」

 

『お帰り!』

 

子供達の声が私を迎え入れた。

靴を脱いで中に入ると何人かの子供達が此方に走ってくる

 

「お兄ちゃん遅いよ!」

 

何時も私と一緒にいるレオ

 

「まったくだ!はやく!われらにごちそうをふるまうのだ!」「のだ!」

 

ズビシ、と私に指をさす大きな態度の銀髪の少女、に見える少年達、ギンとハク

 

「ギン、ハク。そんなに急くものではないよ。レンヤ、お帰り」

 

二人をたしなめているこれまた銀髪の少年、 ルフ

実はこの子達はあの有名なフェンリルとその子供、スコルとハティなのです。

ロキから奪ってモシャスかけました

 

「「……お肉?」」

 

息ぴったりで発言する白髪の少年少女、斬輝(ざんき)斬姫(きき)の神崎の双子。

この二人はあのジャック・ザ・リッパーの末裔だという話があるのですが…… どうなのでしょうね?

 

「お帰りなさいレンヤさん。荷物持ちます」

 

そう言っていつの間にか私から荷物を取っている黒髪猫耳の少女、ヒトハ。

前に大人というだけで襲われましたが今は仲良くやってます

 

「オレサマ オマエ マルカジリ」

 

腕に噛みついている全身包帯で巻かれている少女、喰来(くらい)

ボイスチェンジャーを使ったような声でわかりづらいですがれっきとした女の子ですからね?

一人一人頭を撫でながら広間に向かう。

 

「にーちゃん、めしー」

 

「あにきー あそんでー」

 

「やらないか?」

 

群がる子供達の相手をしながらキッチンに向かう。

はは、歩きづらい……

 

「ほらほら君たち、レンヤの邪魔をしちゃいけないよ」

 

ルフが皆を宥めて道を作ってくれる。

ありがとうございます、ルフ

 

「にーちゃん!ぼく、ばらんすぶれいくできるようになったよ!」

 

「おお、それは良かったですね。おめでとう」

 

「へへっ」

 

あっさりと凄い事を告げる子供の頭を撫でると気持ち良さそうに目を細める。

すると他の子達が自分もと集まり、ルフがまた道をあける

この子供達は殆どが神器持ち、もしくは悪魔に両親を殺された子達。

そしてそれが原因で人間や悪魔、詳しくはその大人を恨んでいる。

神器いらないですね。でも天使達を殺すのも……

 

「めしー!」

 

「ああ、はいはい。ちょっと待っていてください」

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「出来ましたよ…… あれ?」

 

広間に戻ると喰来とヒトハが居なくなっていた。

料理を机に置き、子供部屋から探そうとして

 

──ギャァァァァァァァァァ!!!

 

玄関から悲鳴が聴こえてくる。

……はあ、あの子達は。

 

「ルフ、先に食べててください」

 

「ん。皆、冷めないうちに食べよう」

 

『はーい!』

 

悲鳴は確かに皆に聞こえたにも関わらず全員がどうでも良いといった感じに食事を始める。

その様子に小さく溜め息をつきながら玄関に向かう。

 

 

 

「マズイ ペッ」

 

玄関につくといきなり喰来が口から何かを吐き出す。

吐き出されたのは人の指。

ああ、やっぱりね…… 大人が来たのでしょう。この子達は大人が大嫌いですからね。

 

「なんで大人が此処にいるのかな?此処に大人は必要ないの。さっさと死んで」

 

ヒトハは両腕が切り取られている猫又の男にゆっくりと近づいていく。

まるで幽鬼のようだ

 

「ヒトハ!父さんが誰かわからないのか!?」

 

「はい?ああ、うん。しっかり分かるよ。私を産んで、虐待して捨てた屑。何のよう?とっとと死んで」

 

「ひと」

 

「あんたがその名前で呼ぶな。呼んで良いのは私の家族だけ」

 

ヒトハは手刀を振るう。

自称ヒトハの親の首はあっさりと空を飛んだ。

 

「気持ち悪い……」

 

「ヒトハ」

 

「レンヤさん」

 

嫌悪で染まっていた顔は直ぐに笑顔に変わるがまた表情が変わり、申し訳なさそうに顔を伏せる

 

「すいません。直ぐに片付けますので」

 

「ああ、私が片付けますから、ヒトハは戻りなさい。ご飯出来てますよ」

 

「でも…… はい。わかりました」

 

「オレサマ ハラヘッタ」

 

「喰来、しっかりうがいをしてからですよ」

 

「ウイ」

 

二人は孤児院に戻る。

私はまず死体をメラゾーマで燃やし、次にスコップを持ってきて血のついた土を掘って穴の開いた場所を土魔法で埋める。

最後にグランドクロスでお祈り。

十字の大きな穴が開いたけど、まあ気にしない方向で

 

「よう、レンヤ」

 

「あん?ああ、アザゼルですか」

 

「レンヤ」

 

ルフが此方に歩いてこようとしてアザゼルを視界にいれる。

瞬間、琥珀色の双眸(そうぼう)が鋭くアザゼルを睨み付ける。

可愛らしい見た目から想像出来ない程の殺気が放たれる

 

「……カラスが、何のようだ」

 

「……おいおい、本当に子供かよ」

 

「いえ、その子フェンリルですよ」

 

アザゼルはなんとも間抜けな顔で私とルフに交互に視線を送る。

 

「お前、いまなんて?」

 

「ルフ、どうしましたか?」

 

「ん、斬輝とレオが喧嘩を始めてね。吾輩ではどうにも出来なくてね」

 

それは真剣に不味い。

早く止めないと家が壊れる。

 

「あー…… 間が悪かったか?」

 

「そう思うのなら早急に帰るのだな」

 

「俺、こいつに何かした?」

 

大人だからでは無いですか? 私だって最初の頃はそれだけで殺されかけましたし。

 

「あ、アザゼル。しゃがんだ方が良いですよ」

 

忠告しながら自身もしゃがむ。

アザゼルは疑問に思いながらもしゃがんだ瞬間に頭上に閃光が走った

アザゼルの髪の毛がハラリと落ちる

直後に窓ガラスが割れて三人と無数の異形が飛び出てくる。

 

「な、なんだ……?」

 

「あー…… やっぱり輝姫もいますね」

 

「予想通りだな」

 

無数の異形、魔獣創造で造られた魔獣達は一斉に斬輝と輝姫に襲い掛かる。

二人はその手に持つ包丁を横に薙ぐ。

それだけで魔獣達は一掃された

 

鎌斬(かまきり)!」

 

レオは新たに魔獣を造り出す。

真っ黒なローブを着た、巨大な鎌を二つ持つ魔獣。

死神みたいですね

 

「全部全部」

 

「斬って斬って」

 

「「バーラバラ」」

 

「止めなさい」

 

「「「あぎゅ!?」」」

 

未だに続けようとした三人の頭を同時に叩いて無理矢理終了させる。

鎌斬とやらは直ぐに消えていく。見えない顔がショボーンとしていたのは気のせいでしょう。見えないのですし

 

「で?原因はなんですか?」

 

「「「こいつがご飯取った」」」

 

「そんな理由で本気の殺し合いをしないでください」

 

まったく…… なんでこんなくだらない理由で喧嘩をするんでしょうね?

この前は私に撫でてもらったというだけで町一つ消し飛ばす程の喧嘩をしましたし。

 

「ほら、戻りますよ。ご飯くらい幾らでも作ってあげますから」

 

「ん。にぃ、疲れた。だっこ」

 

「おんぶ」

 

「早く来ないと置いていきますよ」

 

けち、と呟き走って孤児院に入っていく。

ルフが空の小鳥を見上げていたから手を引いて私たちも孤児院に入っていく。

何人前追加したら良いでしょうか?

 

 

 

「俺は?」

 

帰りなさい

 




( ´,_ゝ`)〈この程度か
と言う声が聴こえてくる
神様?この声神様?
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