遊び人の娯楽旅   作:おにんぎょー

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かなり久々の投稿。
またせた(えっ、待ってない?)割りには糞駄文


[ハートのJ]神

「んん…… ふぅ」

 

家の庭で背伸び。

いや、暇ですねぇ。 やること何も無いですし、子供達はお昼寝中でルフは買い物に行きましたし……

 

「暇が売れるのであれば大儲けできる自信がありますよ。 ふあ……はふ」

 

欠伸をしてもう一度背伸びをする。

中に戻ろうとすると近くの草が小さく揺れる。

 

「にゃぁ」

 

「ん?おや、猫」

 

出てきたのは黒い猫だった。

黒猫は此方にトテトテと近づいてくる。

しゃがんで猫を抱えあげて膝に乗せ顎を指で撫でる。

 

「にゃぁ……」

 

「おー、ここですか?」

 

他に耳や尻尾の付け根も撫でていく。

猫は気持ち良さそうに喉を鳴らす。

その様子に癒されながら問いかけた

 

「して、なにようですか、猫又さん?」

 

猫は驚いたように此方を見上げる。

いや、気づきますよ。 そこらの普通の人間と一緒にしないでください。

猫は膝から降りて少し距離を取り、人を姿になった

 

「おや、貴女でしたか」

 

「いつから気づいてたの?」

 

「最初からですが」

 

仙術などでは私を欺くことは出来ませんよ。 外の神が使う術であれば別ですが

 

「最初から……」

 

猫耳さんの耳と尻尾がショボン、と垂れる。

 

「そうだ、猫耳さん。名前を教えてくれませんか?」

 

「え? ああ、そういえば自己紹介まだだったわね。 私は黒歌。 見ての通り、猫又よ。 にゃん♪」

 

「そうですか。 私の名前はレンヤ。 改めてよろしくです」

 

「無視?」

 

無視? はてさて、なんのことやら……

 

「貴女が私の元に来たのは個人の用で? それとも、禍の団の一員として?」

 

黒歌が驚き、小さく苦笑を浮かべた

 

「やっぱり、知ってるのね」

 

「おや、知っている事を知っていたのですか」

 

「何となく、予想はついてた」

 

おやおや、たった数分だけだったのに既に人格を知られているのですか? それとも、猫の勘?

 

「それで、どちらの用ですか?」

 

「半々、といったところね」

 

おや、てっきり旧魔王派あたりの差し金かと思いましたが、違いましたか

 

「では、先に禍の団の用事からお願いします」

 

「わかったわ。 レンヤ、禍の団に来ない?」

 

「お断りします」

 

速答すると黒歌は苦笑し、「やっぱり」 と呟いた。

だって、禍の団に入っても私にメリットはなにもないじゃないですか。

「それで、個人の用は?」

 

「あー、個人の用も禍の団に誘うことだったんだけどね」

 

「そうですか。 黒歌、用件がないのであれば帰ったほうが良いですよ。 そろそろルフも帰って来ますし、子供達も起きる時間です。 此処にいたら子供達に八つ裂きにされて晩御飯になりますよ」

 

「それは勘弁ね」

 

黒歌は再び猫の姿に戻り森の中に歩みを進め、チラッ、と此方を見て

 

「またね、レンヤ」

 

そう言って森の中に消えていった。

手を振って見送った後、ルーラで自分も移動を行った

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「っと」

 

指定した場所とは違い、何処かの荒野に出た。

兎に角嫌な予感がする。 こういう場合は大抵

 

「よぉ、遅かったじゃねぇか」

 

凜、とこの世の何よりも綺麗で凛々しい声が聴こえてくる。

あらゆるモノを魅了するような、()が最も聴きたく無い声。

 

「……やっぱり存在(いや)がったか」

 

殺意や敵意が凄まじい速度で高まっていくのを感じながら後ろを振り向く。

後ろに有った石の上にそいつは座っていた。

膝程もある黒い、闇よりも深い黒色をした美しい長髪。

真っ赤に染まった、まるで血の様に紅い宝石の様に綺麗な瞳。

まるで創られた人形の様な、一切非の打ち所が無いほどの端正な顔立ち

一番異彩を放っているのは一目見ただけで己の存在がわからなくなるほどの圧倒的な存在感。 文字通り、存在の格が違った。

 

「……何しに来やがった」

 

今すぐ座り込みたい感覚を抑えながら奴に、神に問い掛けた。

 

「なに、暇だったから来ただけさ…… しかし、まあ良くも、蝙蝠や(からす)等に手を貸すつもりになったものだよ」

 

そう言って奴は嘲笑を浮かべた。

 

「黙れ。 何がどうしようが俺の勝手だろうが」

 

「ああ、そうだな。 どんな行動をしようがお前の勝手だ」

 

「ああ、だから……!」

 

本能から来る恐怖を無理矢理抑え込み、ありったけの魔力を込めた巨大な爪を作り出し奴に向かって飛び出した

 

「此処でテメェを殺しても俺の勝手だぁ!!」

 

自分の出せる最高速度で爪を降り下ろす! 奴は未だに迎撃しようとしなかった

 

「ッラァ!!!」

 

魂を葬る一撃が奴を捉える瞬間

 

「──哀れだな」

 

降り下ろした筈の爪は消え去り俺は奴の横を通り過ぎた。

受け身をとろうとしたが体が言うことを聞かずそのまま地面に伏した

 

「──が、ぁ……」

 

四肢の付け根から激痛が走る。

腕に視線を向けると、そこに有る筈の腕が無くなっていた。

視線を巡らせ探すと目の前に何かが落ちてきた。

 

俺の四肢だ。

 

「はぁ、馬鹿か貴様は」

 

目の前の四肢に真っ黒な何かが突き刺さる。

 

貴様等(にんげん)俺達(かみ)に勝つ? そんなのは架空の話だけだ」

 

四肢がどんどんと灰の様に崩れていき、最終的には無くなった

 

生命(にんぎょう)(もちぬし)死ぬ(こわれる)まで遊ばれる。 何度も言っているだろう?」

 

その声音は、まるで出来の悪い子供に言い聞かせるようで

 

世界が、それが当然だと、言っているようで

 

「──っ……!」

 

ああ

駄目だ

やっぱり勝てない

 

理解した瞬間抑えていた恐怖が一気に溢れた

 

「ぁ、ぁぁ……」

 

怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ

 

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!!」

 

その場で蹲りガタガタと震える。

? 待て。 俺の手は消されて

 

「────」

 

じゃあ、なんで、腕が?

なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?

 

「生き物というのは、脆いものだ。 この程度で精神は崩れるか」

 

「なんで、なん、で……」

 

「まぁ、いいさ。 そのままで良いから良く聞け。 前に言ったことをもう一回言ってやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何万何億何兆何京掛かっても良い。 俺を楽しませろ。 そうすれば、お前の大好きな妹は戻ってくる




自分が一番最初に思い付いたキャラクター。 それがこの神様
基本不幸が降り注いだらこの子のせいです。 つまり投稿がかなり遅れたのもこのk
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