遊び人の娯楽旅   作:おにんぎょー

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暴露しますよ、なにかを


[ハートの3]暴露

はぐれ悪魔討伐から数日、何やら木場くんの様子が変だとリアス嬢に相談されました。心当たりはないか、と。

知らんがな。

いくら様々な世界を渡った私でも生き物の心は理解出来る筈が無いでしょう。それが感情の生き物たる人間であれば……あ、悪魔でしたね。ま、私には今の木場くんを動かしているのは復讐という事しかわかりませんね。

それをリアス嬢に伝えると彼女は俯き、そしていきなり木場くんの過去を語り始めました。……彼の過去を私に聞かせてどうしろと?そして、正直に言えば生温い。私はそれ以上に絶望した人を何人何十人と見てきました。随分と生温い。うん、それしか言えません。いや言いませんが

 

「話を聞いてくださって、ありがとうございます」

 

「いえいえ、礼を言われる事は何も。しかし、彼の力になれないのは、何とも歯痒い……」

 

これは本当に思っている事です。彼はもう息子の様なものですから。勿論、リアス嬢や朱乃嬢、小猫ちゃんやこの前の兵藤くんとアーシアちゃんも、私の子供のような感じですね。

 

「リアス嬢。私に出来ることなら何なりと。あなた方の力になれるのであれば私としても本望ですので」

 

「はい。ありがとうございます」

 

リアス嬢は小さく笑みを見せて部室に戻っていった。

 

「さて……なんのようですか、堕天使さん?」

 

「ほう?気づいていたか」

 

「当たり前でしょう。あまり馬鹿にしないで貰いたい。なんのようですか?」

 

毎日毎日ストーキングされてたら嫌でも気づきますよ。それにしても…堕天使コカビエル、ですか。聖書にも記されている大物の堕天使。身体中に魔力を巡らし、直ぐに魔法を使えるように小さく構える。

 

「単刀直入に聞こう。我らを来る気はないか?」

 

「……勧誘ですか」

 

「その力、この場で腐らせるのは惜しい」

 

そういってコカビエルは此方に手を差し出す。来るなら手を掴め、って事ですか。

 

「俺と共にこい。お前の力、俺が上手く使いこなしてやる」

 

「く……ヒヒ」

 

「何が可笑しい?」

 

「ククッ、いえ、なんでもぉ?それよりぃ、キッヒヒ……貴方、私の力をぉ、なんて言いましたかぁ?」

 

「俺が上手く使いこなして」

 

「キ……ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!ヤッベェ!傑作だこりゃ!ク、クヒヒヒ!!ハハハハハハ!!」

 

「貴様、何が可笑しい!」

 

「笑いたくなるってモンよぉ!こんな……こんなぁ……ッ!ヒヒヒヒヒヒヒ!!」

 

腹が、腹が捻れる!笑いが止まら……!

 

「アッハハハハハハハ!!」

 

「貴様、ふざけるのも大概に」

 

「ハハハハハハ!!……はぁあ。いや、スマンスマン。何しろテメェ程度のゴミ屑が俺を、使い、こ、な……プ、ククッ……ヤベェ、思い出すとまた……ク、ハハ……」

 

俺のゴミ屑発言にコカビエルに青筋が浮かぶ。クハハ、その顔マジで傑作だわ。

 

「ハ、ハハ、ゲッホゲホッ!はぁ……はふぅ。ようやく収まりました。それでですね?私としては貴方のようなボケまくり低脳カラスより可愛らしい女の子に来て貰いたい訳ですよ。こう……貴方のような訳解らん髪型じゃなくて髪は黒髪で腰までのロング!これは常識ですよ!顔の造形は……貴方みたく常にドヤッじゃ無く、儚く、しかし芯の強い……そんな笑顔、良いですよねぇ。守ってあげたくなりますよ、強い弱いとか関係なく!あぁ、でもどや顔娘は可愛いと思いますよ?貴方と、貴方と!違って。胸は大き過ぎず小さ過ぎず……そう!つまり並乳!あるいは普乳といわれる大きさ!後は……そう!つまり大和撫子という言葉がバッチリ当てはまるような女の子!これが、私のジャスティス!!あ、別にこれじゃないと愛せない、という訳では無いので大丈夫ですよ?愛があれば男でもいけます。けど、しかし幾ら愛があっても中性の男寄りまでしかいけないのですよ、残念な事に。貴方のようなキモい生物は完全に、生理的に受け付けません。ペッ、何が言いたいかと言うと、消えろ腐れカラスが♪ごーとぅへる!ついでにいうと私は敵には一切の手加減を加えません。敵が完全に沈黙するまで潰しにかかります。泣いて土下座してもプチっといきます。ご理解頂けたら、どうか殺す気で、遠慮無くお出で下さいませ」

 

あ、プッツンって音が聞こえました

 

「調子に乗るな人間がぁ!!」

 

「調子に乗ってやがるのはそっちでしょうがこのクソカラスがぁ!!」

 

コカビエルが巨大な光の槍を作り出し、その槍が私目掛けて降り注ぐ。

 

「二重結界」

 

レオが起きないように、巻き添えを食らわないように家に結界を張り、その後で槍をかわす。

 

「ほら、いきますよ?ソードサマナー」

 

コカビエルの回りの空間が歪み、そこから剣が出現。コカビエルは冷静に剣全てに光の槍を当てて相殺した。

 

「レガシーエッジ」

 

今度は自分の手前の空間から大量の剣を掃射する。あいつも同じように大量の光の槍を掃射した。真似すんな

剣と槍がぶつかり合う隙間を通ってコカビエルに接近する

 

「むっ!」

 

双掌打・金剛戟(鳩尾スーパークラッシュ)!」

 

両手にメラミを纏わせ掌打を鳩尾に叩き込み、コカビエルは地面に勢い良く飛んでいった。ちゃんと鳩尾に入りませんでしたね。コカビエルの奴、ギリギリでガードしましたか。

 

「人間風情が!」

 

地面から元気良くコカビエルが飛び出してくる。やっぱりこの程度じゃ潰れませんよね

 

「蛇刃牙」

 

魔力を黒い蛇の様にして打ち出す。コカビエルはそれを打ち落とした。

 

「ハァ!」

 

良い速さで突き出される槍に対して身体を曲げて避ける。

 

「まだ!」

 

避けたのに反応して突きを調整してきた。横に跳ねてそれを避ける

 

「いやぁ、焦りますねぇ。怖い怖い」

 

「ふん。直ぐに黙らせてやる」

 

「はいはいメラミメラミ」

 

指鉄砲を作り連続でメラミを打ち出す。

コカビエルは全て打ち落とした後再び突撃、槍で連続突きをしてくる。いつものナイフを取り出して応戦

 

「よ、ほっ」

 

「ク、ちょこまかと」

 

「あぁん?ホイホイチャーハン?」

 

「何をふざけた事を!」

 

「ふざけてませんよ。何時も真面目です。真面目に不真面目ってね」

 

一旦距離を取るとコカビエルは槍を投擲してくる。

 

「grip &……」

 

その槍の"目"を自らの手中に移動させ

 

「break down!!」

 

握り潰す。核を潰された槍は簡単に壊れた。もう一度距離を取り一枚の札を取り出し、魔力を流して宣言

 

「神槍「スピア・ザ・グングニル」」

 

膨大な魔力で形成された神の槍。流れる魔力は最上級悪魔すら一撃で滅ぼす。彼女ならもっと上手く魔力を込めるのですが……

 

「グングニルだと!?」

 

「あんなのと一緒にしないでくれます?ほら!」

 

回転を加えて勢い良く投げる。コカビエルは身体を捻って避けようとするが羽が半分消し飛んだ。やっぱり駄目ですね。彼女みたく上手くいきませんな

 

「ガァ!!俺の、羽が……やってくれたな!!」

 

はいはい。叫んでる暇があればさっさと来なさいよ。いまから準備入りますんで

 

「ほら、いくぞいくぞ……?」

 

ギラ系統にドルマ系統を混ぜて兎に角圧縮圧縮。危機を察知したコカビエルは此方に突撃してきた。ま、羽が半分無くなってるからフラフラなんですがね

 

「遅いよ。ティタノマキア……消し飛べぇ!」

 

地面から黒炎が吹き上がる。コカビエルは光を楯にするが簡単に楯は壊れコカビエルは黒炎に飲み込まれる。暫くして黒炎が止まり、コカビエルが耐えられなくなり落ちてくる

 

「ガ……」

 

「まだ終わってねぇぞ。轟牙双天刃!」

 

落ちてきたコカビエルを二回蹴りあげる。

 

「蛇咬」

 

また上に飛んだコカビエルにナイフを取り付けた鎖を投擲する。それがコカビエルに刺さったのを確認して

 

「そぉい!」

 

思いきり引っ張る。

 

「ガァ!!」

 

「蛟竜烈華斬!」

 

魔法で相手を拘束し、さっきの鎖ナイフを突き刺し手前に引き寄せる。直ぐに懐からナイフを二つ取りだし、コカビエルをメッタ切り。そして魔力の蛇を三体作り、その三体に突撃させる。直撃したコカビエルは何回も跳ねながら地面を転がっていく

 

「蛇境滅閃牙ァ!」

 

高速で近づき魔力の爪で引き裂く。そのまま身体を捻り

 

「やめ……」

 

「蛇翼崩天刃!」

 

踏み込み足を槍の様に鋭く打ち出す。蹴りは確りとコカビエルの顎を捉え、コカビエルは空高く飛んでいく。

 

「ねぇ、どんな気持ち?人間風情と舐めまくった相手に一方的にボコられてどんな気持ち?ねぇねぇ?どんな気持ち?」

 

何も言わずに落ちてくるコカビエル。キヒヒ……無様だねぇ

 

「蛇顎」

 

落ちてくるコカビエルを掴み一発ボディブローを入れてから叩き付ける。勿論それだけじゃあ終わらない

 

「大蛇武鎌殲!」

 

コカビエルの頭を何度も何度も踏みつけ、頭に足を乗っけてグリグリと地面に擦り付ける

 

「俺と殺り合うにはまだ早かったな、雑魚が」

 

相手を宙に浮かせ、蹴り飛ばす。コカビエルは結界にぶつかり、ぶつかったせいで結界が砕けた。

 

「はぁ……つまんねぇな。あー、ゴミ捨て場にでも捨てとくか。こんなんレオに見せる訳にもいかねぇし」

 

適当に羽を掴み、引き摺って歩く。もしかしたら人に会うかも、とか言い訳を考えていたんですが全然人と会いませんでした。

ラッキーですね。お陰で無事にゴミ捨て場に着きました。よし、ボッシュート

 

「んー……こいつ、地味ぃに生きてるんですよねぇ、このカラス。なんというしぶとさ。手加減したとはいえ」

 

まぁ、これで私にはちょっかいをかけなくなるでしょう。もしレオを人質とかにしたら魂ごと消してあげますよ。

さて、帰って寝ますか。一応私も人間なので

 

 




レンヤ(+作者)の好み暴露
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