「見失ったちくせう」
校舎に入った所までは確認したのですが、 何処に行ったのでしょう?
部屋を一つ一つ探していきますかね
「記念すべき一部屋目ドーン!」
「今だ!」
罠にかかったドチクショウ。
部屋に入った瞬間に結界に閉じ込められました。部屋の中に居る十人の魔術師が今でも結界の強度を上げていた
「まだだ。まだ強度を高めろ」
「流石にもう良いんじゃないですか?全員の魔力半分も込めたんですし」
「バイキルト、そいや」
筋力倍加魔法を唱えて結界を殴る。
結界は耐えきれずにあっさり砕け散った
「えぇぇぇ!?」
「くそ、破られたか」
いや、あの…… こんなにあっさり壊れるとは思わなくて。
その、ごめんなさい
「仕方ない。来い!」
──オオォォォォォォォォォン!!
彼等の後ろから現れた三メートル程ある三つ首の犬。
ケルベロス、ですか。どうやって連れてきたんでしょうね?
地獄の番犬ならちゃんと地獄の番をしなさいよ?職務放棄はいけません
「殺れ!」
「マホイミ」
襲い掛かる番犬に過剰な回復魔法をかける。高過ぎる再生に生体組織が耐えきれずに命が終わる、でしたっけ?久々に使ったから忘れちゃいましたよ。
走ってる途中で力が抜けるから私の横を思いきり滑って壁に激突した
「ど、どうしたケルベロス!?」
そういや明らかにケルベロスが入れるような場所じゃ無いんですよね、教室って。
いったいどうやって入ってたのでしょうか?
「ど、どうするんですか!?」
「一旦退くぞ。このまま戦っても勝ち目は無い」
魔術師達は一斉に窓へ走り、硝子を突き破った。
と同時に私の近くの硝子が割れて先程の魔術師達が飛び込んできた
「なっ!?」
「あ、お帰りなさい」
魔術師はさっきと同じように窓から外に飛び出すがまた近くの窓から飛び込んでくる
そしてまた外に、という行動を十回ほど繰り返して疲れた所に声をかける。
「無限ループって、怖くね?」
「き、貴様、なにか……」
したのか、という言葉は続かなかった。
部屋中が真っ暗になったせいです。真っ暗だというのに人の姿はしっかり見えるんですから、不気味ですよね
「これ、は……」
「──ァ゛」
「?な、なんすか……?」
「
一人の魔術師が喉を押さえ、崩れ落ちる。
その魔術師は立ち上がることは無かった
「なん……」
気づけばもう一人の魔術師が倒れていた。
「おい、しっかりしろ!」
「
「っ、今すぐ此処から離れるぞ!」
「は、はい!」
魔術師は走る走る。正体不明の恐怖から逃げるために走った。
「
また声が聴こえる。隊長格らしき人物が後ろを振り返ると、一人いなくなっていた。
「う、うわぁぁぁぁぁ!!」
「落ち着け!むやみやたらに動くな!」
魔術師の一人がついに耐えきれなくなり魔力で作られた剣を辺りに振り回す。
そしてその剣がなにかに当たり
「──」
己の体を真っ二つにした
「
真っ二つになった魔術師の体から青白く発光する蜂程の大きさの光の玉が無数出現した。
「ひっ……」
「動くな」
隊長格は冷静に光の玉を観察する。
光の玉は彼等の回りを漂うだけでなにもしてこない
一つの光の玉が一人の魔術師の腕に止まる。その光の玉は蜂の巣程の大きさになり、そこに光の玉が集まってくる
「うえ……」
重さは全く感じないが光の玉が集まる様子は何処か気味が悪かった。
魔術師はそれを払うと光の玉は容易く散っていった。
瞬間、光の玉は紅く発光して魔術師に襲い掛かった
「えっ?い、イヤァァァァァァ!!!」
他の魔術師達は助けようとするが金縛りにあったように動く事が出来なかった。
「ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛!!イダイ、イダイィィィィィ!!だ、だずげで、だずげでぇぇぇぇぇぇ!!!」
悲鳴が木霊する中、またあの声が聴こえてくる
「
声が聴こえなくなる頃には悲鳴は既に無くなっていた。
また一人、耐えきれなくなった魔術師は叫びだす
「ふ、ふざけんな!ちゃんと戦えよ!この臆病も……」
叫んだ魔術師は消えていた。そこには彼の持っていた杖しか落ちていなかった
「
「もう、やだ……いやぁ……」
一人の魔術師がその場に座り込んだ。
もう一人魔術師の横にしゃがみ、彼女を励ますように言葉をかける
「大丈夫だよ。貴女は私が」
突然奥から何かが落ちた音が響く。
全員がそちらに視線を送るが暫く待っても何もこない
「なんだ、なにも……」
ない、そう言おうとすると座り込んだ魔術師が倒れる。
首が無くなっていた
「
「あ、え……?」
魔術師は信じられずに死体に触れる。
すると死体が突然動きだし魔術師を抱き締め、魔術師の骨は容易く折れた
「
「はは、ハハハハハハハハハハハハハハハヒヒ、ハハハハハハハハ……」
「お、おい?」
突然笑いだした魔術師はもう一人を押し倒し馬乗りなって殴る
「グッ!?なにを」
殴る、殴る、殴る。魔術師はただ殴り続けた。
「
「ハハハ……」
たった一人になった魔術師は狂ったように笑い続けた。
笑いながら自分の心臓を魔力の弾で撃ち抜いた
「
何も居ない闇の中でナニカが不気味に笑った
レンヤさん黒幕説
英語が合ってるか不安で仕方ない