暗殺黙示録   作:桜音

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初投稿ですので下手なのはご容赦ください。
お目汚しになる可能性大ですので、ご注意あれ


プロローグ

いくら目を閉じても浮かぶのは暗い天井ーー。

それが何処だか分かりもしない。

ただひたすら、同じ夢を繰り返すだけ。

何度も何度も、人を殺す感覚だけが蘇る。

 

ーー初めて人を殺したのはいつだっけ?

 

何も分からない。

思い出せない。

思い出したく、ない……。

 

 

そうしてまた、僕は目を覚ます。

 

「また……か」

 

誰もいない部屋に誰に言うわけでもなく呟く。

嫌な汗が背中にまとわり付く。

 

「……汗でも流すか」

 

返事が返ってくることはない。

部屋には1人なのだから当然なのだが、妙な空虚を感じるのは誰かと居た事があるのかもな。

 

ザァと軽く汗を流し、仕事でも探しに行く。

簡単だ。ただ人を憎む人を探し、その憎しみを僕が代わりに晴らす。

世間で言う、暗殺業だ。

 

何故そんな仕事ができるかなんか、僕にだって分からない。

ただ使命的な何かがその仕事をさせているように感じる。

 

「あ、そこのアンタ」

 

不意に声をかけられ、営業スマイルを浮かべる。

そこにいたのは僕よりも身長の低い少年。

 

ーーなんだ、仕事じゃなさそうだな

 

心の中で小さくため息をつく。

だが、明らかに目上の人間に対する態度ではない。

どちらかというと小馬鹿にしたような、生意気な態度。

 

「何か用?少年」

 

「……ぁ」

 

途端に怯えたようなーー否、驚いたのかもしれない。

異常なほどの動揺。

何が彼をそこまで動揺させたのか、僕には分からない。

 

しかし、黙って反応を待ってみても口を開く気配はなさそうだ。

 

「……少年?」

 

もう一度声をかけるとビクッと肩を揺らし、我に返ったように『あ、あぁ……』と声を漏らした。

 

「あの、さ……。人違いだったら悪いんだけどアンタ、名前は?」

 

言い出しにくそうにこちらの様子を伺う。

下手に本名を教えるのは得策ではないだろう。

 

「オリ=ディファノ」

 

「……そうか。悪い、やっぱ人違いだわ」

 

くるりと背を向け、そのまま立ち去ろうとする少年を見ていた。

しかし考えても見ろ。何のために彼は僕に話しかけた?

初めは動揺もしていなかった。なら、何故……?

 

「君、僕に用があったんじゃないの?」

 

そう問えば、思い出したように立ち止まり振り返る。

 

「あー……。いや、暇そうだったから仕事やんないかと思ったんだけど……。」

 

「仕事?ものによっては引き受けてやるが?」

 

そう言うと少年は少しバツが悪そうに顔を背ける。

何か言い訳を考えているようにも見えた。

 

「そっちから声をかけてきたんでしょ?何故悩む?」

 

さらに追い打ちをかけるように問い詰める。

いや、むしろNOと言わせないように仕向けていた。

 

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