The Back Rooms Story 〜Fanmade〜   作:犬社長

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???「なぁ、犬社長。」

ワイ「はい…」

???「…30話で完結予定とか言ってなかったか?」

ワイ「ハイ……」

???「……終わってないよな?」

ワイ「終わってませんねぇ!?(食い気味)」

???「ーーーいや、なんでだよ?計画的にやればこうは…」

ワイ「すいませんでしたァァァ!!!!」

 いや、許してください。思ったより話が長引いてしまったんですよ…
まぁ、計画通りにいった事なんて無いって前振りしておいたからね、なので…えっと…その……ユルシテ。

40話迄には完結させます。ハイ。



30話〈そして次へ〉

 

 

 

◇◆◇

 

 

20XX 年 ?月?日

 

場所:Back room Level 11〈The Endless City〉

 

[ピーター・ジェニファー視点(+ジョン)]

 

場面説明:ジョンと再開したピーターは、仲間のジェニファーと共にジョンに案内されて、〈顔無き者(フェイスリング)〉の男ーーーニードルス・バックヤードの家にやって来た。

 

 

「「ーーー失礼しまーーーす!!」」

 

ーーーーーーーー挨拶と共に、木のドアを開けて、ピーターとジェニファーの2人は、案内されたその黄色い一軒家の中に入って行った。

 

 

……中に入った瞬間、大量のガラクタじみたモノが目に飛び込んできて、ジェニファーは思わず口を開く。

 

「ーーーーーーわ、汚っな!?まるでゴミ屋敷じゃない!?」

 

「………おい。」

 

 その余りにストレートな言葉にピーターが小声でツッコミを入れると、聞いていたジョンが笑った。

 

「ーーーーー俺も最初はそう思ったよ。…思うに、ちゃんとした棚とかに置いて無いのがいけないんだと思うんだよね。」

 

「…普通の棚には入らないでしょ、これじゃ…。」

 

 そうジェニファーが呟いた時、階段から誰かが降りてくる足音ともに、10代位の女の子の〈顔無き者(フェイスリング)〉が姿を現して此方に顔を向けた。

 

「……誰?ーーー2人とも。」

 

 ピーターが訝しんでいる様な彼女に、手を差し出して挨拶する。

 

「どうも、はじめましてーーー俺はピーター。左に居るのはジェニファー・ウィルソンさんーーーーーー…俺達はジョンの友達なんだ。」

 

 余り、興味なさげに〈顔無き者(フェイスリング)〉の女の子が頷く。

 

「ふーーん。…友達ねぇ……。ーーーアタシはカトリ…それじゃ。」

 

ーーーそう言って、カトリは階段を上がって戻って行った。

 

「あー………握手とかは…無し…?……そっか。」

 

 差し出したまま行き場を無くしたピーターの手は、行き場を探してフラフラした後、結局ジョンの肩に置かれた。

 

「ーーーなんで、俺の肩に手を置くんだよ?」

 

「…いや、聞いてくれジョン。ーーーあの子は人見知りなのか?」

 

ジョンは肩を竦めた。

 

「ーーー知らない。そうかも知れないし、そうじゃ無いかもしれない。殆ど二階に引きこもって、出て来ないんだ。話そうとしても、向こうから話を切ってくるし……。」

 

「…やっぱ、人見知りじゃ無いか?根気よく話しかければいつか心を開いてくれるかも知れんぞ?…昔のお前みたいに。」

 

ジョンはピーターを軽く小突く。

 

「…一言余計なんだよ。ーーーソレに……何だか俺には、彼女が敢えて人と話をしない様にしてるみたいに見えるんだ……昔人間関係ならぬ〈フェイスリング関係〉で上手くいかなかった事があったのかも知れん。」

 

「ほほう…なるほどな…所でジョンが言ってた、この家の主人のニードルスさんは何処に居るんだ?姿が見えないが…。」

 

「…分からん。もしかしたら、外出してるのかもーーー…」

 

 

 

 

ーーーーーーそんな話を2人がして居る裏で、ジェニファーは家の部屋をあちこち見て回っていた。

 

 

 部屋数は意外と多いが、基本どの部屋も沢山のガラクタみたいなモノで埋まっている。ジョンはまだ、このガラクタ達が現実世界側の物だと説明はしていないが、ジェニファーは説明を受けるより前にそれに気付いていた。

 

「…いろんな年代から、いろんなモノを集めてるのね…ニードルスさんって人は…収集癖のある人なのかしら………ーーーあら?」

 

 ジェニファーは庭が見える窓に近づいた時、庭に小さな墓石があるのに気づいた。

 

 ガラッと窓を開け、庭に出る。そしてその墓石に近づいていった。

 

「コレは英語ね……軍艦エルドリッジ…二等水兵ーーージョナサン……誰?ジョナサンって。」

 

 墓石に彫られた拙い英語を読んでいた時、ふと上から視線を感じたジェニファーが顔を上げると、二階の窓から此方をジッと見下ろして居るカトリと目が合った(合う目なんて無いはずなのに)。

 

「あ……。」

 

ーーーカトリは直ぐに窓の向こうにひっこんでしまったが、まだ彼女の不可視の視線だけが、そこに残って自分を睨み続けて居る様だった……。

 

(ーーー彼女は私を睨んでた……何だか、怒らせちゃった?)

 

そうジェニファーが思った時、ふと彼女はある事に気がついた。

 

(ーーーーーーあの二階の窓はこの庭を見下ろせる位置に有って、この小さなお墓が直ぐ見える………)

 

(……そうだ!ーーーーーーきっと、彼女にとってこのお墓はとっても大切な物なんだわ。)

 

……確信した訳ではないが、ジェニファーはそう考えた。

 

 

ーーーーーーーーと、その時、

 

「……おおーーーい!!ジェニファーさん!?何処にいるんだ?ニードルスさんが来たぞーッ!!」

 

ーーーーーーそうピーターが、家の中から自分を呼ぶ声が聞こえて来たので、ジェニファーは家の中に戻る事にした。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

「…いやはや…まさか、2人もヒトが増えるとは…私、思ってなかったですよ。」

 

 とある一室でそう言って笑うこの家の主人こと、ニードルス・バックヤード氏。

 

側に居るジョンが深々と頷く。

 

「俺も思ってなかったよ…ピーターが生きていて、まさかこのレベルに来るなんてね…。」

 

ピーターが軽く笑った。

 

「へへ…なんだかんだで生き延びてたよーーーーーー何度もウィルソンさんと一緒に死にかけたがね。」

 

「…正直、もう死んでると思ってたよ…。」

 

「死体も見てないのに勝手に殺すな…と言いたい所だが、まぁ、今回は仕方が無いかな…死んだと思われてもね。」

 

 そんな風に話をしている2人の横で、ジェニファーはニードルスに墓石の事を聞いていた。

 

「ーーーニードルスさん。庭の墓石の事なんですけど…ジョナサンって一体誰なんですか?」

 

ニードルスは、ほう…と呟いた。

 

「……もうお目にかかったんですね。あの人は、昔ここに迷い込んで来た貴方達の同族ですよ。もう随分と前に亡くなってしまいましたがね……。」

 

「…病気だったんですか?それとも……。」

 

ニードルスは首を横に振った。

 

「ーーー寿命です。…寿命という物は、逝く者にも、置いて逝かれる者とっても、残酷なものですよ……私達には無いものですから、余計に置いて逝かれる孤独が身に染みますね。」

 

 それを側で聞いていたピーターが、待てよ…と呟いて言った。

 

「ーーーえっと……貴方達には寿命が無いんですか?」

 

「ええ。そうですね…それが生命の正しいあり方かどうかは分かりませんが、少なくとも私達には寿命と言う概念がありません。故に寿命を持つ者と繋がりを持つと、必ず訪れる死の別れに悲しむ事になりますね……。」

 

 そう言った彼は、何処か遠い所を見つめている様に3人には見えた(見つめる目なんて無いのに)。

 

「…ニードルスさん……。」

 

「……歳を取らないってのは、ちょっと羨ましくもあるけど……やっぱりソレって何だか、残酷な事ですね…。」

 

 ポツリとジェニファーは呟きながら、さっき二階の窓から見たカトリの、コチラを見下ろす何も無い顔をずっと思い浮かべていた。

ーーーーーーもしかしたら、彼女もただ一方的な別れに悲しみ、今もまだ悲しみ続けているのかも知れない。

 

「…ま、この話はここまでにしましょう。暗い話は好きじゃないですしね。」

 

ニードルスがそう言うと、ジョンが頷いた。

 

「ああ、俺も好きじゃない。ーーーだから取り敢えず話を変えるけど、2人には今俺がこのレベルで何をしているか…知っていて欲しいんだ。ーーー別に手伝えとは言わないけどね。」

 

 

 そう言ったジョンは、2人に自分が今、何をしているのか話して聞かせた。

 一通り説明が終わった後、話を黙って聞いていたピーターが口を開く。

 

 

「ーーーーーなるほど…理解した。ーーーじゃあ今ジョンはその逸れた〈トム・マクフライ〉さんを探す為に〈ヴォイド・ドア〉を見つけようとしていると…そう言う訳だな?」

 

「そう言う事だね。…2人は無理に手伝わなくてもいい…ドアを見つけても、それを通って俺が行くレベルはめっちゃ危険だし、折角ここまで無事来てくれた2人を、危険な場所に連れて行くわけにはいかない…ここは全く安全だから、ここに居ればーーーーーーーー。」

 

「ーーーーー俺は行くさ、ジョン。…逆にアンタを危険な場所に1人でやる訳にはいかないからなぁ?」

 

「ピーター………いや、しかし…。」

 

 躊躇うジョンにピーターは足元の〈丸っこい者(ブロブキャット)〉を持ち上げて自慢げに言う。

 

「安心しろ!コッチには最強の猫型秘密兵器がついてるんだ!ーーーな、猫くん。」

 

「フシャーーーーーーーッ!!!!(激怒)」

 

……次の瞬間、ピーターは〈丸っこい者(ブロブキャット)〉の鋭い爪で何度も引っ掻かれた。

一瞬で顔や腕が血塗れになるピーター。

 

「ーーーあ"あ"ッ!!痛ってぇ!!??」

 

「……確かに、兵器級の破壊力だな。」

 

それを見たジョンが小さく呟いた。

 

 

 

 

 

   to be continue

 






なんか変な所で区切ってしまった…実はこの続きを2000字ぐらい書いたんですけど、なんか展開がしっくりこなくて……

実は、想定していたこれからの話の進行とバックルーム Wikiの内容に無視できないほどの矛盾が有りまして、納得いく内容に仕上がら無いんですよね…どうしましょ。

ま、なんとかします。明日更新が無かったら、「あのバカ犬、まだ悩んでんだな」って思っといて下さい。
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