何もプロット考えてねぇ。。。(いつものこと)
エネルとソラってどっちが強いの???
エネルかなぁー??わかんねぇ。
空島?そんなことよりたこ焼き食べたい
人が空想できる全ての出来事は、起こりうる現実であるらしい。この世界におけるあらゆる事象・現象・万象その全てが神の御業によって現実と化している。起こり得ない物事を人が空想又は想像出来るということは、人はイメージする力という1点において、神をも超える能力を有するということである。しかしそれは有り得ない。人は神を、超越することは出来ないのだから。
例えその神が、引きこもりニート系美少年好き芋ジャージだったとしても。
さて、ここはグランドライン。本日の天気。
晴れ、時々、ガレオン船。
多分さァ、この世界のガレオン船って割とそう言う運命にあるんだよな。そういう星の元に生まれてんだよ。鷹の目に真っ二つにされるわ、ボロボロのバラバラになって空から降ってくるわ。メリーの何十倍あるんやこれ。わけわかめ。
いやぁ、仁王立ちして呆然としてるけど。だって何にもできないじゃん?波に揉まれて舵きかないし。あー、ガレオン船が落ちてくる範囲全部雪にすりゃ良かったのか。いや無理ぃ。そんな咄嗟の判断無理ぃ〜。
わっ、なんかウソップに骸骨投げられた。何だやんのか?枕投げ方式な。ただしお前がまくらだおらぁ!!!
あ、落ち着いてきた。
「なんで空から船が!?」
「空にゃ何もねぇぞー?」
多分前世の物理学に精通する頭の良い人とかならさ、今の衝撃とかガレオン船の体積とか質量を計算して、上空どのくらいの高さから落ちてきたって分かるのかも知れないけど。
分かるわけねぇよなぁ!?僕は一般社畜だった訳だからよォ!!まぁ分かったところで、って感じだけどな。
「あっ!?記録指針が、壊れちゃった!!上を向いて動かないの!!」
「いいえ、それは違うわ航海士さん。より強い磁力を持つ島によって、記録を書き換えられたの。空に指針が向いているということは...。」
「あー、空島かぁ。」
あ、やべ、言っちゃった。めんごめんご。
「空島って何よ!?空に島が浮いてるっての!?あんたまた何か隠してる訳!?」
えぇ...?隠してねぇよぅ。前世知識が少しと、ちょっとした文献を読んだ事があるだけで。まぁ根も葉もない噂レベルの内容だったけどな!!インターネットが無い世界なんて!!!現代社会人に調べ物をするなと言ってるようなものだろうが!!!ググググの実とかねぇかな。たっけてぐー○るてんてー。
「浮いているのは海。水の海では無く雲の海が、遥か上空に浮いてるんだって。詳しくは知らないけど。」
「海が、浮いてる?」
「ますます分かんねぇな。」
うん、原理は僕も知らないけど。そう書いてあったんだから仕方ない。まぁソースがその文献くらいだったから、信憑性あるかって言われたら無いよりの無いレベルじゃが。でも夢はあるよね。夢だけね。
「空に海が浮いてて島があんだな!?よし、行こう!すぐ行こう!!野郎ども、上に舵をとれー!!」
「上舵いっぱーい!!」
元気やな、おまいら。ついさっきまでガレオン船の雨にビビってたのに。現金なヤツらだ。空島、空島ねぇ。なんだっけなんか、大冒険してた気がするけど。
あれ、そういやあの絵本どうしたんだっけ。バラティエに置いてきたんだっけ?僕の荷物ん中あったっけか。
「正直、私も空島について知っていることはほとんど無いわ。見たことがある訳でも無いし。」
「そうでしょ!?有り得ないわ、島や海が浮かんでるなんて!ソラ、あんたも詳しい訳じゃ無いんでしょ?」
うん、全然詳しくない。
「ある絵本があって、その絵本を研究して分かったことや考察なんかを記録した文献みたいなのを読んだことがあるってだけ。その中に空島存在説ってのがあった。信じるか信じないかはあなた次第です。(パクリ)」
「絵本〜?信じられる訳ないでしょ!!」
そんな真正面からバッサリ切るんじゃテレビ出らんねぇぞ!!!良いのか!?良いんだな!?良いか。しゃーないやん、そう書いてあったんやで。
「おれは信じるぞー!!」
「俺もだ!!」
「おれもー!!」
はい、はい、はい。あっち行って遊んでてな。今ちょっと大事な話してるから。あれ、でもルフィが行きたいって言ってんだから、どんなに信じられなくても行ける方法探すしかなくね?はい、方針決まり〜。
「やっぱ記録指針が壊れてんのね!」
「航海士さん。今考えるべきは記録指針の故障箇所では無く、空への行き方よ。」
「とりあえずルフィが行きたがってる。空島が有るにせよ無いにせよ、それを調べるくらいはするさ。」
「!」
で、ルフィとウソップは何してんの。あ、探検。そー、へぇー。危ないから早めに戻りなね。
「グランドラインで疑うのは寧ろ私たちの持つ常識の方。記録指針だけは疑ってはいけない。指針が指す先には、必ず島が有るわ。」
「ナミ。クロッカスさんの言葉、覚えてる?''季節・天候・海流・風向き、その全てが常識で収まるものでは無い''。」
「''自身の持つ常識その全てが通じぬ海で航海し続けられるのは、確かな心の強さを持つものだけ''。...はぁ〜、そう、そういう事ね。」
はは、覚悟が決まったみたいだな。そういう切り替え、大事だいじ。ナミは強いから大丈夫。
棺桶を漁ってるなう。ロビンが。頭蓋骨にあった医療痕1つでその人の出自と風土、経過年数、船の特定を終えてる。パなくね?探偵かよ。バリツ!!
ロビンからも色々教えてもーらおっと。現在、僕はウソップから狙撃のコツを、チョッパーからは医療知識を、ナミからは海流の読み方なんかを教えて貰っていたりする。
グランドラインを旅してたから、少しは知ってるんだけどね。航海に必要なことは、最低限だが一通り叩き込まれた。一点特化じゃない分、幅広さで補わなきゃいけないのだ。だんだんサポート特化になってきている希ガス。まぁええわ、必要やから。
あ、溺れかけてたルフィが帰ってきた。なんか宝の地図見つけたんやって。それ、ソースは?スカイピア、ほんほん、空島の宝の地図ね。行くっきゃねぇなぁ野郎どもぉお!!おおん!?
「やったぁー!!夢の島に行けるぞぉお!!ウソップ!チョッパー!ソラ!」
「夢の島ぁ!?」
「うっひょー!!」
おー。グッドラック。
思ったんだけど、これから暫くは空島空島言われるんだよな。僕の名前を呼ばれてるみたいでビビるわ。勘違いして恥ずかしい思いしそうでやんだぁ。
「ちょっと待って!偽物の宝の地図なんて腐るほどあるし、そもそも空島だって本当に有るのか無いのかをこれから...あっ、ごめんっ、いや、ちが、あるある、あるんっ、だけど...。」
草。ナミを戸惑わせる程の好奇心とは。
「行き方がわかんないって話してんのよっ!!!」
「航海士だろっ!!何とかしろ!!!」
「何とかしろって、あんたねぇ!?」
「空に行くんだっ!!!」
無茶苦茶やな。
「ソラ!なんか良い案ねぇかっ!?空島行きてぇよ、おれ!!」
良い案、良い案ねぇ。
「まずは情報収集。近くの島に行って聞きこみ調査...の前に、目の前の情報源から出来る限り、空島の情報を抜き取るべき。」
「そっか、サルベージね!よし、引き上げなさいあんたら!」
「できるかァっ!!!」
うん、サルベージは無理だな。だからこっちから潜るしかねぇ。つうことで潜水服や。ウソップ、これ設計図だからこの通りに作って〜。
「うっほぉーー!すんげぇなこれ!!」
「樽でも使うのかと思いきや、こりゃかなり動きやすいな。ナミさん♡ 俺が必ず空への手がかり見つけてくるぜ!」
「おい、なんで俺まで。」
「4人分の材料があったから。」
外装には義肢によく使用する耐水・耐衝撃性の素材を用い、
その内側に、水に浮く耐水性布素材とビニールを利用した簡易潜水服を着込む。海の中でも比較的自由に手足が動かせるから、戦闘だってできる。不測の事態に陥り外装が壊れたとしても、内装が生きていたら浮上くらいは容易だ。リスクの分散、大事。
おもりを持った状態で沈んでいき、浮上する時はおもりを捨てればスイスイ上がっていくって寸法よ。顔部分のガラスにはくもり防止コーティングも施した逸品だ。
ちなみに船と安全紐も繋いでいるし、空気を送り込むホースも取り付けてる。糸電話の原理を利用した通信手段も確保。今ある材料の中で完璧な出来だな。
これ、売れるんじゃね??1着 1,000万ベリーからどうぞ。これが高いのか安いのかはわからん。
「ところでこれ、僕じゃなくてウソップの方が良くない?僕、泳げないんだけど。」
「だいじょーーぶ!!お前の設計とおれの腕を信じろ!!おれは信じてる!!!」
いや、もしもの話で、え、あの、ちょ。
「お前だけ逃げようったってそうはいかねぇぞ。おら、行くぞソラ。」
うわ掴むな腕を掴むな。止めろよ四刀流!!
「はぁ、3人とも。この下結構な大型生物がうようよいるから。気をつけて。」
ま、この3人に限って心配要らないかな。さてと、情報収集〜っと。
ボチャン
ふむ、着心地は悪くない。思った以上に水平移動が楽だ。おもりがある分、重心を保つのがめんどいがこれはしゃーなし。上との通信状態も良好。海の中だ〜!久々に見た!!おもろ!!
んでもやっぱ無茶苦茶居るなぁ。これ海蛇か?ちょーでけぇ。海蛇って美味いんじゃろか?サンジにかかれば何でも美味しくなるか。
あれ、誰か来た。あ、ルフィが殴った。草。誰か分からんのに、なんでとりあえず殴ったの?性能を確かめたかったの?それならしょうがない。(しょうがなくない)
敵襲ならもっとウソップが騒いでるはずだから、あんまり心配しなくても良いのかな。
着いた着いた。さぁ物色だ〜。宝探しみたいでちょっとワクワク〜。この部屋は...航海士の私室か?
当たり前だが経年劣化が激しいな。ほとんどがボロボロ。サビの具合から見ても相当古い。船も、備品も。骨もか。
本は水で濡れてて中身は読めないけど、表紙は確認できる。海流について、天候について、空、雲、太陽、月、夜、空気、グランドライン、海の生物。絵本、文献...。この文献って。まさかこの船に乗ってた誰かが書いていた?200年前、まぁ有り得なくは無い話だ。
航海日誌や海図が見当たらないな。まぁインクが滲んで読めないからあっても意味ねぇけど。とりあえず表紙が読めるやつは持ってくか。
いや待って、君らなにしてんの。防具とか刀とか食器とか要らねぇから。それで何がわかるんだよ。ゾロの頭についてるタコはなんなの?オシャレさんなの?あ、た空箱はっけん。そうだよ中身は何もねぇよ。
人骨に武器が貫通してる。争った形跡か?ほとんどがそんな感じだな。空島、空島...空島の情報はァ〜?
ここは船長室か?お、永久指針はっけーん。ガラス割れてるけどな!!!ジャヤ、か。どこやねん。こっから近いんか?一応持ってっとこ。
なにこのカラフルな貝殻は。なんか上の突起部分押せるわ。んー、わからん。いいや、分からんやつは持ってこ。ロビンが何か知ってるかもだし。
ドゴォオオオオン!!
え、なに、何したの君ら。あ、違うの?うわなんか空気送り込まれてきた。すげぇなこれ何事?おおぉ、船体が浮いたぞ。持ち上げてんの?ガレオン船を?パネェな。(発想が)
また誰か来たぞ。海賊やな。ってことはお宝奪いに来た系男子?ふーん、宝なんてねぇけど。とりあえず魚人空手の餌食な。
「ほら見ろ!脱いでも平気だった!ソラも脱げよ、平気だって!」
「こんだけ空気がありゃな。」
「さっきから上と通信繋がんねぇぞ!ナミさんとロビンちゃんに何かあったんじゃ...?」
「なんか来てるから一応着とく。この空気もいつ漏れるか分かんないし。」
「「「!?」」」
ちっちゃい気配とおっきい気配が1つずつ。
「何処の誰だぁああ!!オレの縄張を荒らす奴ァ!!」
うわ、ゴリラだ。いや、猿か?
「あ、さるだ。」
「え?オレってそんなにさるあがりか?」
「あぁ、さるまがいだな。」
君ら初対面だよね?初対面でなんでそんなに話弾んでんの?内容が一切無い会話だし。どういうこと?さるあがりって何?なんでちょっと嬉しそうなの?つかお前誰。
「うおっ、なんだその潜水服は!!イカすなぁおい!!どうなってやがんだ!?」
「お目が高いですね、ご説明させて頂きます。まずこの外装は耐水性・耐衝撃性を兼ね備えた
「おいやめろ、長くなんだろそれ。」
なんだよう、説明させろよぅ。買ってくれるかもしれんのやで。
「あ?お前ら、その袋...まさか!!!やっぱりオレの縄張を荒らしてんじゃねぇかぁああ!!!」
「うおっ!?」 「っぶねぇな!!」
おっと、なんだコイツ情緒不安定かよ。
「ねぇ、すぐ側にえげつないくらいデカい生物が居るんだけど。こっち向かってる。さっきの海蛇の比じゃないくらい。さっさと逃げないと死ぬかも。」
「「「!?!?」」」
バキッバキバキバキバキバキぃっ!!!
やっべ、終わったかも。僕だけでも逃げよ。おもりを外して、さぁ行こう。スイスイスイーっとくらぁ。お、みんな着いてきた。ルフィ気絶してるわ、ウケる。重そうだねぇゾロ。十中八九、袋の中のゴミのせいだろうけど。
海面到着〜。
ザバァアアアアンッ
「ルフィ!!」
気絶してるから起こしてあげて〜。
「ソラ!ゾロ!サンジ!良かったお前ら無事でぇ!」
「オイどうなってやがる!蛇だのサルだの巨大生物だの!!」
「何ひとりで逃げようとしてんだソラてめぇっ!?」
忠告したやん。ちなみにデカイのはカメらしいよ。ウミガメ。まじ超デケェ。あんなのに食われそうになったのか、あっぶなー。あ、ルフィ起きた。さて船を動かさなきゃな。
「んまてぇええお前らぁ!!このマシラ様の縄張りで!!財宝盗んで生きて帰れると思うなぁ!!!」
財宝なんて無かったがな。あったのはよく分からんやつばっかりだ。貝とか。
つか空暗くね?(遅い)え、待って。あれ...何?羽根突きクソデカ人間の、影?は????
「「「かっ...怪物だぁああああああ!!!!」」」
&&&
「今日は何かがおかしいぜ。」
たしかに。
「巨大ガレオン船が降ってきたと思ったら。」
おん。
「指針を空に奪われて。」
おんおん。
「妙な猿が現れて船を引き上げる。」
お...?
「でも船ごと食っちゃうでっけーカメに遭って。」
あっ、
「夜が来て。」
あっあっあっ、
「最後は巨人の何倍もある大怪物!」
口を、挟めねぇ...だと...!?いや!まだ!いける!!
「たこ焼き食べたい。」
よし、これで僕も発言した。空気じゃねぇし〜!うぇーい!(ウザイ)
「さすがにあれにはビビったね、どーも。たこ焼き、オレにもくれるか?」
「「「...出てけぇえええ!!!!」」」
うわ容赦ねぇ〜。
「で、あんたらちゃんと情報得られたんでしょうね!?あと財宝は??」
だから財宝は無いんだってば。
「...何これ。」
防具と、剣と、食器でしょ。あとタコ。だから言ったじゃん、要らないって。え?言ってない?察しろよ。
「要らないのよこんなガラクタっ!必要なのは日誌とか!!海図とか!!そういうの!!!」
「「ああああっ!?」」
踏みつけてて草。気持ちは分かる。
「それ何ルフィ?」
「ヨロイだ!っぎゃーー!!!」
「うおっ、鎧が砕けたっ!」
錆びてるからな。
「ソラ!あんたが手網握っとかないとダメでしょうが!!って、あら?そう言えばあんたは何を持って帰ってきた訳?」
「ん。」
本、本、本。
「航海士の私室にあったのは、航海に必要となる知識を得ることが出来る本。海水でダメになってるから内容は分からないけど、表紙でだいたい予想は着く。気になったのは、海に関する本よりも空に関する本の方が多かったこと。ちなみに航海日誌と海図は見当たらなかった。」
天候はまぁ分かるけど、太陽とか月とか雲とか夜の知識は航海に必須って訳じゃねぇし。まぁ何があるか分からないグランドラインだし、若しくはそういう趣味って言われたらそれまでだけど。空から降ってきたことを考えると、空へ行くための手段を調べてたって考える方が無難だろ。
「船長室には何に使うのか分からない貝殻と、ジャヤって場所への永久指針の残骸があった。僕にはよく分からなくても、誰か知ってるかもと思って持ってきた。収穫はそれくらい。空島が存在するっていう確固たる証拠を得ることは出来なかったな。」
「真面目に探してたのはあんただけよっ。」
「みんな真面目に探してたよ。結果が奮わなかっただけで。」
「「「おいおい。」」」
ホントのことやろ。
「ジャヤの永久指針の残骸かぁ。あーもうっ!これさえ生きてたら何とかなったかもしれないのに!」
それなー。それにしてもあの貝殻はなんぞ。
「有るわよ。はい、航海士さん。さっきのおサルさんたちの船から盗っといたの。一応ね。」
「「...。(ひしっ)」」
ロビン姉さんは頼りになるんだぁぁあああ。うわぁーーーん!
「私の味方はあなた達だけっ。」
「2人とも、相当苦労してるのね。」
うん。でも楽しいから良いの。いざって時は頼りになるんだ。普段ポンコツなのは仕方ない。
「ジャヤ?そこに行くのか!よぉーし、ジャヤ舵いっぱぁーーいっ!」
ジャヤ舵。あっ、たこ焼き食べてる!いいなぁー、1個ちょうだい?わ、ありがとルフィ。うんま!うまうま!サンジ作ってくれたんだ〜。やさしー。
ガレオン船からはろくな情報を得られなかったからなぁ。ジャヤって島で頑張るしかねぇなぁ。あむあむ、はふはふ。うめへへへ。
たこ焼き食べたい。