長崎・壱岐殺人ライン   作:新庄雄太郎

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そして、事件の謎が解けようとしていた。


第七章 偶然と必然

南と歩夢と侑が乗った、寝台特急「あかつき」は定刻通り、8時02分に到着した。

 

「関西発の寝台特急に乗れるなんて、凄いわね。」

 

「だろ、東京と上野だけの寝台特急に乗るのは飽きて来るからね。」

 

「これで、事件の謎は解けたわ。」

 

「こっちで、報告しておくから。」

 

帰りは京都発8時07分の東海道新幹線「ひかり102号」に乗り、東京へ帰京した。

 

「壱岐と平戸の事件は、悪徳商事による詐欺被害と考えられるわね。」

 

「ええ。」

 

10時49分、東海道新幹線は「ひかり102号」は東京に到着した。

 

そして南は、歩夢と侑と別れた後、特捜班に向かった。

 

「何、長崎の殺人は悪徳商事の詐欺被害者。」

 

「ええ、どうやらその商事は大阪にあるらしいんです。」

 

「と言う事は、大阪の商事会社が怪しいって訳か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「その男が、怪しいって訳ね。」

 

と、桜井が言った。

 

「ええ、歩夢と侑の話だと、堀田家の次男の松井は誰かに自殺に見せかけて殺害した可能性が高いんです。」

 

「なるほど、犯人はそれを利用したって事か。」

 

「ええ。」

 

「それは、考えられるな。」

 

暫くして、歩夢が特捜班にやって来た。

 

「南さん、実は殺害された松井の事だけど。」

 

「何か、わかった。」

 

「ええ、実は奥さんから聞いたんだけど、被害者の松井は生命保険に入っていた事が分かったの。」

 

「えっ、何だって。」

 

「それ、本当か。」

 

「でも、何で生命保険なんかに。」

 

「話によると、前もって加入し、丁度3億円が振り込んでくるはずだったって。」

 

「つまり、犯人が受け取ったって事も考えられるな。」

 

「ええ。」

 

「そうか、犯人はそれを受け取って殺人をしたって事か。」

 

「やはり、あの男が犯人かな?。」

 

と、歩夢は南達に言った。

 

「でも、アリバイがあるかもしれんぞ。」

 

「すぐに人を疑うのはよくないよ。」

 

そして、翌日。

 

特捜班にある男がやって来た、その男は長崎から東京へ行っていたのだ。

 

「ああ、その商事ですか、人聞きの悪いこと言わんといてくれへんか。」

 

「ええ、実は長崎で2人が亡くなられたんです。」

 

「わいは、長崎から東京へ行ったので。」

 

「と、いいますと。」

 

「長崎に支社がありまして、ここで勤務しているんですわ。」

 

「そうですか、じゃあ帰りは。」

 

「帰りは、今日の寝台特急「さくら」で長崎に帰るんです。」

 

「そうですか、じゃああなたは東京へ来ていたんですか。」

 

「ええ、長崎と新大阪へ行って、翌日に東京へ行ってたんです。」

 

「そうですか。」

 

「あっ、もう時間や、「さくら」に乗り遅れるわ。」

 

と、言って東京駅へ向かった。

 

「あの男。」

 

「怪しいですね。」

 

「多分、大阪の悪徳商事に関わってるんだ。」

 

「可能性があるわね。」

 

高山と桜井が話した男の名前は梅川 明42歳、元暴力団員で現在は大阪の商事会社に勤務している。

 

「あの商事会社、怪しくなってきたな。」

 

「ええ、必ず捕まえてみせるよ。」

 

「おう。」

 

そして、南は歩夢と侑を連れて再び長崎へ向かった。




そして、次回は犯人と決闘します。

ご期待ください
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