麦わら帽子とぬいぐるみ   作:緋色

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思いついたシーンを繋げてるだけです


ホビった
破り捨てられた記録


★1

 

『お頭ぁ。この赤ん坊どうするんで?』

『育てる!?俺ら海賊で男しかいませんよ!?』

『赤ん坊は泣くのが仕事とはいえ泣き過ぎじゃ?どうすればいいんですかい!?』

『歌で笑うとは歌が好きなんだな。ヨシ!今日から名前は――』

『お頭ぁいくら何でも安直すぎません?』

『船長の決定だ!いい名だろう』

『はは!ようこそ!赤髪海賊団へ!』

 

 

☆1

 

「誰だお前ら?」

「見てわかんない?海賊よ!」

 

 

☆2

 

「これで170戦勝ね」

「ちげーよ。おれの勝ちだ!」

「はい負け惜しみ~」

 

 ゴア王国の端に忘れられたように存在するフーシャ村。

 その村の端で競うように遊んでいた二人の子供は長閑な村に騒々しくも楽し気な音が染み渡っていた。

 ギャーギャー騒いでいた二人は疲れたのか寄り添いながら海を眺めてながら話していた。

 

「なあシャンクス達の次の航海にもついて行くのか?」

「そうよ。今度は北の方まで足を延ばすって。フーシャ村を拠点にするのもその航海が終わったら引き払うかも」

 

 もしその時が来たら……。こんな風に遊ぶことも無くなるんだろうか?

 ……今はそういうのは考えないようにしよう。

 まだ先の話だ。その時に備えてまたちゃんと考えよう。

 

「そっか……。おれもシャンクスに連れてって欲しいのに」

「寂しいの?」

「寂しかねえよ。……でも、ここは平和だけど他に子供もいねえし。会いに来るのもシャンクス達かじっちゃんぐらいだ」

 

 話を聞いてポンと立ち上がり

 

「……駆けっこしようか。先にマキノさんの所に着いた方の勝ち!よーいドン!」

「あ、ずりーぞ!いきなり!待てよ――」

 

 

☆3

 

「わたしは世界中に私の歌を響かせて新時代を作る」

「新時代かー。おれは海賊になっていろんな世界を見て回りたい。この海の果てには何があるんだろうな?ワクワクするな」

「そういうんじゃないんだけどなぁ~」

 

 

☆4

 

 出航の日、海賊達は出航の準備をする港では海賊船に忍び込もうとして追い出されたルフィが騒いでいた。

 

「なんでおれは駄目なんだよ!」

「私は赤髪海賊団の音楽家だからね。役に立たないルフィとは違うの」

「おれだって強いから役に立つぞ!」

「ならもっと強くなったら私からシャンクスに頼んだげる」

「本当か!?」

「なんていうとでも思った?べー」

「うがー!」

 

 船長と共に乗り込んだ船は錨を引き上げ出航する。

 

「シャンクス~!! 次はおれも絶対に乗るからなァ~!!」

「おお~乗れるもんなら乗ってみろ~」

「ウタ~!!」

「あっかんべ~!!」

「!!」

「帰ってきたら、少しは強くなったか試してあげる!! ルフィ~!!」

 

 帆に風を受けて船は沖へと進んでいく。

 波風に揺られながら声は少年の元へと響く。

 

「また冒険の事自慢するから待ってなよルフィ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『契約。二度と言葉を発しないで』

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