ゴチャゴチャしてきてますが、何とか終わりを模索したいところ(殴。
我の新たな戦争が始まった。
宇宙にいる同胞は再び月裏で待機、NO.6による損害を補填する為に休養を与えつつ、リングを使用させて未来への悪影響を研究及び監視任務に就かす。
対し地上では反EDF派として活動を開始。
総司令部による圧政というか、金と権力闘争で命が食い物にされている事実を世に少しずつ浸透させていき、仲間を増やしていった。
ストーム1の謎のカリスマ性で紛争地帯で出会う民兵や軍隊崩れの傭兵らを仲間にしていき、小さな各地のEDF支部にも声掛けをしていく。
当然、それを察せない総司令部ではない。
金と権力と新鋭装備をジャラジャラ聴かせつつ我々への補給や支援を打ち切った。
それでも精力的に活動を続け、紛争地帯に蔓延る無慈悲な機械と怪物を一掃。 EDFとしての最低限の仕事をこなし、本番はいざここからという所まで来たのだった。
今は紛争で荒れた地下街、坑道を拠点に活動中。
ビニールシートや木板を適当に組み合わせて作られた粗末な住居やドラム缶での焚火が薄らと光源の役割を果たす。
「逆に良く此処まで来れたものだ」
その中で揺らめくストーム1の英雄譚。
そしてEDF総司令部の思惑。
見聞きした者は絶大な影響を受け、味方してくれる様になる。
それだけのカリスマ性が代表にはある。
最悪、未来の地球で捕獲したコロニストに取り付けた制御装置でも使う頭だったが、どうやら必要無さそうだ。
……我、少し虚しい。 この様な地球人の少女の、それもボロい身なりに堕ちて。
対してプロフェッサーはいつも通りの服装。
なんかセコイ。 お気に入りとは言っていたが特殊な服とでもいうのか?
「だが本体は我々を敵性勢力認定だ。 支援物資も届かなければ、増援もない。
来たとしたら、それは敵だ。 油断するな」
そんなプロフェッサーは言うが、心配性だ。
確かに支援は無い。 だけども総司令部の息が届かない小さな基地やシェルターから、ちょいちょい物資を戴いておる。
増援は見込めないが、この拠点に集結せず各々で兵士達は隠れつつ活動してくれている。 集まっては一網打尽にされる恐れがあるからな、合理的だ。
「いつもの事である。 だが案ずるな。 ストーム1がいる限り負けはせんよ」
「個人に頼る他ない戦線は瓦解するぞ」
「分かっておる。 だからこそ援護にストームチームを仲間に引き入れたのだ」
といっても堂々反旗を翻し名乗る訳でなし。
今や遠くの地、228や251の地下に潜伏中。
「他にも呼びかけに応じた者がいるが……裏切り者、スパイが混じってないと良いが」
「あのカリスマ性を前にすれば浄化される」
「そんな曖昧な……いや。 そうだな、戦場での活躍を聞かない日はない英雄だからな」
妙な説得力でプロフェッサーは閉口。
ストーム1は良くも悪くもバケモノ故に。
「うむ。 今週だけで怪物とアンドロイドを何体倒した事か。 EDFが横流したビークル群も鹵獲しまくって戦力を増強させておる。
整備の問題もストーム1が元整備士なのもあって皆に教えているからな、順調ではないか」
「……ストーム1は異常だ。 正規空軍のフーリガン砲を待たずに、テレポーションシップの逸れ船団をほぼ1人で撃墜。
巣を作り強力な力で引き摺り込むアラネアを倒し、クイーンとキング、怪生物が跋扈するエリアをバルガ無しで奪還。
揚陸船でNO.6から脱出しただろうコロニストやコスモノーツ、クルールのコロニーも容赦無く殲滅した」
「世界線によってはマザーシップ、火力が更に高いコマンドシップを護衛部隊纏めて撃墜したぞ」
「……彼は本当に地球人か?」
「疑いたい気持ちは分かる。 されど現実。 受け入れたまえよ」
プロフェッサーめ。 未だ狼狽するか。
あいや無理もないか。 プライマー基準でも彼は異常過ぎ。 この比較的平和な世界線ですらワンマンアーミーなのだ。
刻に選ばれし人類代表は伊達じゃない。
「彼は歩兵、エアレイダーだぞ?」
「であるな」
「それも正規の権限を剥奪され空軍や砲兵隊の支援を受けられず、ドローンとリムペッドガンが主な武器だぞ?」
「荒廃世界でもそれで抵抗していたのだ。 何ならタイムマシンのリングと護衛部隊を、そんな装備で何度も攻撃しておった」
あの時は……流石に何度目かにして、明らかに地球人がリングに干渉していると察し、護衛を強化、防衛用の砲台を展開したと思うが、それでもストーム1は弾幕を潜り抜け制御装置を破壊しおった。
そうして戦争を延々と続けてきた。 やがて終わりを迎えたが。 プライマーにとって最悪の形で。
「彼のデータが溜まる程、逆に彼が理解し難い存在に思えてきてしまう」
「プロフェッサー、君をデータ信奉者と論じるつもりは無い。 実際、現場に何度も足を運んで共に戦ってくれているのだから」
「成り行きだ。 やめてくれ」
謙遜を。
武器の開発のみならず、自ら握れる癖に。
「……この世界線でも期待しておるよ」
「なんだ?」
「頼りにしておる、と言ったのだ」
ストーム共々な。
勿論だとも。 同胞にも必要ならば命令を下し、地球に降下させる。
地球人と共闘なんてしたく無いのが本音だろうが、母星の為だ。 耐えて貰おう。
「しかし、残党は相変わらず制御出来ないのか」
「すまぬな。 EDFの言うコロニストとコスモノーツも念話を試みても拒絶されるのだ。
怪物やアンドロイド、ロボットらに関しては自立していてどうしようもない」
荒廃世界に置き去りにしたコロニストの様に。
同胞が負けて宇宙に一時撤退した時、制御装置が壊れたか、そもそも制御する側が消えたせいか作戦行動から外れたコロニスト。
コロニーを形成し、何とか生き残ろうと僅かな地球人と虚しい殺し合いを繰り返していた。
あの世界線も無かった事になったと思えるが、改めて我らは酷い事をしてきたものだ。
この感性は地球人由来かも知れぬ。 だとして慈悲を今更向ける訳にもいくまい。
情報部の少佐の部下とは違うのだよ。 部下とは。
「さてもプロフェッサー、其方の計画は順調かな?」
「何とかなっていると信じたい。 EDF内部のみならず世論も紛糾、総司令部寄りの参謀や広報らによる情報操作では制御出来ないレベルまで達している。
この短期間で此処まで来れたのは、ストーム1のカリスマ性が成せる業だな」
「本人は戦っているだけだがな。 それでいても皆は着いて行く。 不思議な魅力溢れる男よ」
「肯定しておこう。 だが人手と勢いが増えるだけで戦いには勝てない」
「分かっておる。 今までEDFには散々手を焼いてきたのだ。 本当しぶとい奴だ、腐っても滅びかけても」
故に何度もタイムスリップ、やり直す羽目に。
過去から見る未来は無限の可能性が広がる。
その中から欲しい結末を求めて戦った。
ところがEDFは存続し戦い続けおった。
我らが撒いた種であるが、こうも地球人がしぶとい種族とは思わなんだ。 当初は原始的な暮らしをしていたというのに。 文明差もあるというのに、時間の流れとは改めて恐ろしい。
まぁ……ストーム1の影響もあろうが。 我等の科学力を持ってしても彼は倒れず戦い続けたし、我等もまた戦い続けた。
今も尚。 敵は残党に加え同組織、同種族であるが、それでも勇敢に振る舞ってくれている。 唯一不変の存在とも言えるのではなかろうか。
そんな恐るべき存在が、かつての強敵が、今や我の仲間。 刻の悪戯にしても不思議な事があるものだ。 我、くっくっと笑みが浮かぶ。
「くくっ」
「気でも触れたか」
「失礼な! 我は正気、問題ない! 誰だと思っておるのだ、これでも指導者足る存在だ!」
「見た目相応に子供っぽいからな、インフラが崩壊している場所を拠点にサバイバル活動している内に心身共に荒れたかと」
「まぁ……シャワー浴びたいとか、美味しいご飯食べたい衝動はある。
だが我の為に動いてくれている者達を思えば、これくらい耐えられる」
崩壊世界でも懸命に生きた地球人と比べたら、今なんて全然マトモであろうて。
地上を制圧した後は、地下に隠れて必死に毎日を生きていた筈だ。 既に存在しない世界線かも知れないが、それでも地球人の力強さを感じたものだ。 当時は皆殺しにしなければならない都合、厄介極まりなかったが。
ネイカーやアンドロイドを地下に放って捜索&デストロイをしたが、いつの間にか返り討ちに遭い破壊されていた。 ストーム1の仕業だろうとは思うが、他の存在も大きかった事だろう。
「そうか偉いな」
「だから子供扱いするでないわ!」
「それだけ元気なら問題なさそうだ。
まぁ実際問題は今後の活動。 油断せず成すべき事を成す訳だが……弾薬もレーションの備蓄も幸いある。 地方の基地からコッソリ物資を分けて貰っているからな」
レーション、正直好きになれないのだがな。
ないよりマシだ。 間違いない。
「書面のやりくり、輸送の目を上手く誤魔化せる者が味方で良かった」
「足がつくかで問われたら怪しくなるが。
EDFはそこまで徹底管理をしているかも怪しいから、何とでもなるだろう……倉庫に危険物の貼紙だけして投げてあった大型投擲弾、DNGを見かけた気がするしな」
それは……EDF大丈夫なのか?
条約で禁止されていても戦時下に限った特例とやらで、ドローンの運用や腐食性ガスを発生させるバイナリー弾の使用が許可される事はあれど……それとこれは違う気がする。
「後はCA80爆弾の様な超高性能爆弾が荷物に混ぜられて無いと良いが」
「ははは、足がつけば或いは」
───ドゴオオオオオオオオオオンッッ!!
「………………倉庫の方であるな」
かなり高威力の爆弾が起爆した様だ。
地下全体が大きく揺れた。
「状況は最悪だ」
「やいプロフェッサー! 余計な事を言うから! フラグ回収の早さはEDFのオハコというか呪いなんだから気を付けろ!」
「発言しようとしてまいと、仕掛けられたモノが消える訳じゃない」
「冷静に言っている場合か! 直ぐに持てるだけ武器と物資を持って拠点を変えるぞ!」
「賛成だ。 私は撃たれるのも撃つのも苦手だからな、ましてや同じ人間は撃ちたくない」
レーダー上、赤丸と青丸が入り混じり、音の異なる銃撃が何発も聞こえてくる。
EDFの本隊様だ。 此処を嗅ぎつけて力で制圧する気なのだ。
それに対し警備兵が応戦、壊れかけ、有り合わせのパーツのPA-11アサルトライフルで遅延行動中。
まぁそれは予想の範囲だったから、入口には対地用指向性地雷インパルスY8や、自動砲座のセントリーガン……火炎放射器を搭載したFZ-GUNをセットしてあるのだが。
安全ルートを知らないと、先ずこれらに足止めを食らう事だろう。 その間に逃げる。
「その癖、罠を提案したのは誰だったか」
「直接手を下したり、見るのが苦手なんだ」
「殺傷している事に違いあるまい」
「こんな時なのに意地悪するな」
「我、余裕の発言。 何案ずるな、我も別の世界線で地球人を手に掛けた。 お前もそのどれかの世界線では直接手を下していたかもな。
だが恥じるな。 後悔するな。 生きる為だ」
「……夕飯、マーシア嬢に肉の缶詰を1缶あげようと思ったが、グリンピースだけで良さそうだな」
「なっ!? 酷い、酷いのだ! 我は地球人でいう成長期なのだぞ! 貴重なタンパク源とやらを摂取する機会を奪うとは酷いのだ!」
「好き嫌いは生き延びてから聞こう」
ぐぬぬ……我も余計な発言には気を付けねば。
「……私に子供が出来たら、こうなのだろうか」
「うん?」
「何でもない。 さぁ、走るぞ」
「ま、待て! 我は子供の足なのだ! アンダーアシストなしについて来いは酷だ!」
「大袈裟だ。 しっかりついて来い」
プロフェッサーめ。 運動は意外と出来るのか。
はたまたこんな環境にいるからか。 251の曹長みたいな性格になって欲しくはないのだがな……。
ーーーーーーEDFーーーーーー
「拠点が襲われた。 直ぐに戻るぞ!」
「なに!? マーシア達が危ない!」
地上紛争地帯。
いつも通り残党狩り……今回は大型アンドロイドと巨大アンドロイドのキュクロプス破壊……とビークル回収ないし破壊活動をしていたら、拠点が破壊される事態に。
無線でその話を聞き、ストームは即行動。
「軍曹達は民兵を連れて先に行ってくれ。 俺はコイツを直して向かう!」
ストーム1は赤色塗装のコンバットフレームの上半身を載せた大型トラックを弄っている。
タイヤが瓦礫でやられ、交換しているのだ。 軍曹は了解すると先に戦地へ向かう。
「分かった! 只野、来れるか?」
「何とか」
軍曹の隣に、硝煙で汚れたガンワゴンが。
荷台に高射砲がポン付されているが、グレイプやブラッカーの様に運転手だけで操作出来る様にしていた。
そんな運転手は只野二等兵。 モブの筈がモブでない立ち位置と化している様な。
「対空兵装ですが、地上でも使えます」
「よし。 使えるものは何でも使え。 とはいえ、相手はEDF総司令部の息が掛かった連中だ。
プライマーではなく人間を相手にする事になる、覚悟は良いな?」
「はい……いつかこうなると思ってましたからね。 それに、人間そっくりなコロニストも殺してきましたし」
只野はどこか疲れ声。
戦いの中で精神を摩耗しているのだ。 それは民兵問わず皆そうであるが、アーマー値の低い者の様に彼のメンタルは強く無かった。
というか回復手段が多くない環境下だ。 無理もない。 それでも戦えるなら戦わねばならない。 クルールと戦う様に。
「辛いだろうが踏ん張り所だ。 本隊が出張ると言うことは、それだけ追い詰められているという事だからな」
「そうですね……ええ、頑張ります」
アクセルを踏み出す只野。
合わせて軍曹と合流した部下、民兵らも戦地へ赴いていく。
人間相手……それもEDFとは。悲しいかな。
逆に民兵らの方が受け入れているかも知れなかった。 意見の相違から殺し合いにまで発展、巻き込まれ、逃げられず戦うのを決め銃を手にした身として。
様々な複雑を抱えて、それでも前進する事暫く。
銃声が聞こえてきた。
拠点にしている地下街からだ。
「行くぞ! ライトを点けろ!」
軍曹ら、スラッガーで突撃。 地下へ続く階段を一気に駆け降りる。
只野は無理矢理突っ込むと、ガコンガコンと嫌な音を立てながら付いていった。
「底が削れる、後で整備行きだな」
などと言うが、その時までにガンワゴンが使い物になっていればの話。
生き延びても部品も設備も満足でない中、整備が出来るか怪しいが。
「見えたぞ! 敵だ!」
やがて敵が見えた。
ソイツらは決まって新鋭装備。 アーマーに走る流動形の光の線が目立ち近未来的な雰囲気であった。
手には量産型ブレイザー。 オンボロ装備で戦う側からしたら嫌味というか雲泥の差。 まともに相手にしたら押し負ける。
だが今は数人のみ。 背中もガラ空き。 やるなら今。 説得は既に無理だろうから、やらなきゃやられる。 先手を打たねば。
エイリアン相手が、今度は人間も。
軍曹達は覚悟を決め、トリガーを引いた。
「撃て! 撃ちまくれ!」
スラッガーNN3が火を噴いた。
貫通弾が狭い通路に暴風となり吹き荒れ、標的のアーマーを貫通、瞬く間に敵兵は斃れた。 最期の言葉も無かった。
「くそっ、軍曹は相変わらず平気なのか?」
只野は、その光景に顰めっ面。
最新の武器やハイブリッドプロテクターや耐爆スーツを着込んでいても、どんなに訓練をしていても死ぬ時はあっさり死ぬ。
既に分かりきっていた事なのに、いざ目の前で人が人により死ぬと放心しそうになる。
「まだいるぞ! 油断するな!」
それでも軍曹は声色変える事なく果敢に地下街をクリアリングしていった。
民兵は銃口と目に迷いがあるが、それでも生き延びる覚悟を持ち共に戦う。
だが相手は正規軍。 兵員も軍曹達より多くいた。
武器も多様だ。 閉所制圧という事で別の武装、ショットガンも入り混じる。
お馴染みポンプアクション式のスローターやセミオートマチック・ショットガン、マガジン式もあれば対エイリアン戦闘兵器を目的として開発された改良ショットガン、スローターE22TSまで投入されている。
「おいおい、対エイリアン用まで持ち込むなよ!」
只野は叫ぶ。
無理矢理高射砲の口を下げて、車体に対して横向きに撃ちつつ文句を言う。
「向こうからしたら相応の敵という事だ!」
「ふざけんな! こっちはボロ装備だぞ、エイリアン連中より劣るっての!」
「良いから戦え! 死にたくなきゃな!」
地下に響き続ける銃声。
人間同士、それもEDF同士による戦闘は始まり、そのまま継続する。
命を擦り潰し合う。 エイリアン相手と違った精神的苦痛に襲われつつ、それでも戦う他なく。
只野は咆哮し、悲しみと怒りで撃ちまくる。
「俺達がEDFだッ!」
「そうだ! この代償は総司令部に払わせてやれ!」
反マーシアンと反地球司令。
愚かな正義主張の醜さの衝突。
その裏で総司令部らは何想ふ。
ーーーーーーEDFーーーーーー
総司令部はストーム隊に手こずった。
厄介者として紛争地帯に派兵したが、そのまま現地で勢力を伸ばし、プロフェッサーの頭脳やストーム1のカリスマ性で瞬く間に反EDF派を世間に浸透させてしまった。
折角プライマーのお陰でEDFへの支援や金周りが良くなったのに、支持率がまたも下がりつつある。
そんな手の平ドリルな世間や政治家に改めて辟易しても事態は重くなる一方だ。
広報部らの努力や金の力もあって完全に堕ちた訳ではないが、早急に対処しなければならない。 そこでとうとうストーム隊への武力行使をする事に決定。
スカウトが探りを入れ、拠点を確認すると工兵による爆破並びに歩兵部隊による制圧を試みる。
が、戦略情報部によると結果は酷いものだ。
いくらストーム隊が精鋭とはいえ、ボロ装備、それも正規軍には遠く及ばない民兵による烏合の衆。 新鋭装備の軍隊相手に敵う筈がないと問題にしなかった。
一応、念の為に対エイリアン戦闘兵器として開発された武器も投入してビークルも包囲用に投入。 大半がまともに訓練を受けていない歩兵が、雑多な武器でどうにか出来る戦力ではない量を投入した。
ところが、どうだ。 爆破までは成功したが突入した制圧部隊は内部のトラップに足止めを喰らい、その間に出払っていたストーム隊が帰還、内部に突入した部隊の背中を容赦なく撃ちまくって蹴散らし、外部で包囲しようと動いた最新鋭戦車バリアスや戦闘ヘリ、ヘロンはストーム1の駆るコンバットフレームに殲滅された。
結果、多量の出血を強いられたばかりか、ストーム隊を取り逃した。 散々である。
「おのれ! おのれストーム!」
総司令部参謀は机を大きく叩く。
感情を剥き出しにしてしまうくらいには、ストームに苛立ちを覚え、同時に恐怖した。
「たかが少数の歩兵部隊相手に何たるザマだ。 こうなれば各地のEDFに呼びかけ、金で傭兵でも何でも雇い、重戦車でも駆除チームでもバルガでも何でも奴らにぶつけて踏み潰してやる!」
数の暴力が、再びストームに向かおうとしていた。
果たして烏合の衆はどちらなのか。
マーシア達、ストーム1の願望は叶うのか。
遂に起きてしまった人間同士の争い。
一方、プライマーは今と未来を観測し、都合の良い世界を拾うべく動き出す。
三巴の行方は如何に。
テクニカル系
高起動型コンバットフレーム
ここでは荒廃世界にて登場した奴。
ニクス歩行システムを燃費の問題等で外し、上半身を大型トラックの荷台に載せて運用している。
ただ見た目通りにバランスが悪いらしく、整備不良を訴える兵士もいた。 悪路だらけ、物資不足の荒廃世界では苦労が絶えなさそうだ。
ガンワゴン
荒廃世界で使用されていたビークル。
飛行型の巣を破壊する時に登場。 荷台に積まれた高射砲で襲って来る飛行型を撃ち落としてくれた。
速度は敢えて出していなかったのかも知れないが、高射砲の動きが遅く、そうしている間にも攻撃を受けてしまう。 任せっきりは厳しく歩兵も頑張らねばならない。