とか思い、他の人物や場所を描写したり。
タイトルもクド過ぎるのも……。
あと時間を進めないとなぁとか(殴。
プライマーはその日、困惑した。
月の裏に隠れていた司令船から"かの者"が突如と消えてしまったからだ。
かと思えば、テレパシーにより連絡。
一先ずの安心感を得たのだったが、その内容も内容で……。
"地球への攻撃を中止せよ"
プライマー、困惑!
地球人駆除はどうするんだ!?
遠路遥々、それこそ刻を超えて来たのに。
火星から地球へ。 タイムマシンを使用して。
遥か昔、まだ地球人がいた時代へと。
何故わざわざ過去に戻り、絶滅した地球人を自らの手で始末するのか。
プライマーがそうしてまで、過去の地球に拘るのには理由があった。
人類が滅んだ未来の地球にて、かつての文明の痕跡を発見したプライマー。
興味を持ち、時に彼等の前に姿を表し、文明を授けた事もあった。
だが基本的に姿は現すものではない。
時間超越をしている以上、本来存在しないモノがいる事で、何が起こるか分からないからだ。
だが、事件が起きた。
過去の地球にて同胞の船が"何らかの理由"で墜落事故を起こしてしまい、その残骸が人類に見つかったのだ。
これの何がいけないか。
それは時間に矛盾が発生する恐れがある事。
本来その時間に存在しないモノが絡めば、将来どんな影響が出るか分からない。
地球人は現に、コレを見つけてからというものの、この過去の地球にて軍事力を過剰に強化している。
このままでは地球だけの問題ではなく、故郷の危機に繋がるかも知れない。
なので人類を滅ぼさねばならなくなった。
それがプライマーの決定であり、決断だった。
とはいえ、タイムパラドックスの危険を犯せない。 地球人が我々の痕跡を発見した後の時間軸に限定し、攻撃を行うしかない。
この時間軸だと既に地球規模の軍事組織が結成されており、コレを殲滅しなければならない。
やや面倒な事になっている。
だが、これ以上待てば技術・科学は進化して、更なる出血を強いられるだろう。
それは避けたい。
なので叩くなら"今"だ!
と準備してきたのに、この始末ッ!!
責任も説明も、求めたくても"かの者"はいない!
テレパシーを逆探知しようにも、どうしてか位置が掴めない!
だが地球攻撃中止と何か関係がある筈だ。
きっと重大なナニかが!
プライマーは偉大な指導者に従うのみ。
忠誠を誓い、此処まで来た。
だから"今"も信じて待つのみである。
ーーーーーーEDFーーーーーー
指導者足る我、涙する。
小さな部屋で延々と鳴かれたり道具を渡されたり、かと思えば代表と軍人で口論が起きたりと始末に終えない。
その内に人も増え、何処かで見た事のある……眼鏡に青服の地球人まで来た。
頼む。 早く終われ。
地球人とは面倒な生き物だ。 こんな事をしているから、将来滅んだに違いない。
「───もう良い! 精神テストの様な事をさせるな!
プロフェッサーと言ったな、何故こんな仕打ちをする! この子が何をしたというんだ!」
「詳しくは言えない。 だがEDFにとって重要な存在なんだ。
この後、この子を技研に連れて行く」
「重要? 人体実験か?」
「そんなんじゃない。 寧ろ、それで済めば良いが」
「ふざけるな! この子を見ろ、泣いてるぞ!」
「我々を欺く演技かも知れない」
「まだ言うか!」
「信じたいものを信じて、疑う事を止めれば騙される。 それが常だ」
「信じる信じないの前に人道を学び直せ!」
「人道を歩まぬ者に、その理屈は通らない」
「お前の事だな。 よく分かった」
やっと一息。
おのれ、数で囲み込みおって。
我々がやっていた戦術を地球人にやられるとは思わなかった。
非力な我を囲い愉悦に浸りたいに違いない。
おのれ地球人め。 やはり滅ぼすか。
「プロフェッサー、特殊作戦コマンド1が到着した。 ここからの護衛は其方へ引き継がれる」
猛者が鳴く。
対して青服も静かに返しつつ、代表に別れの言葉らしきモノを語っていった。
「分かった……もう時間がない。 君は民間人だ、知らない方が幸せな事も多くある。
言ったところで信じてくれない事もあるが」
「そっくりそのまま返す。 お偉いさんだろうが、人間は人間だという事を忘れるな」
「この子もその枠組みなら良いがな」
「なんだと?」
我、青服に捕まれる。
代表と違い、やや乱暴で若干怯えていた。
我も怯えたい。
非力と知った上での狼藉か。 度し難い。
「やめろ!」
代表、手を離させようとするも猛者達に止められる。
地球人が地球人に、銃を向けて。
「民間人、これ以上の干渉はやめておけ」
「よせ。 俺達に引金を引かせるな」
「気持ちは分かるがよ」
「特殊作戦コマンド……最上位の作戦コードなら総司令部が絡んでる、どうこう出来る話じゃないんだ」
「軍の事情なんて知るか!」
それでも我と同じく非武装で無力な筈の代表は怯まない。 立ち向かう。
我、目を見開いて、英雄の姿を再度見る。
「きっと、この子は特殊な存在なんだろう。 だからと好き勝手する権利があるのか?」
「科学の発展に犠牲はつきもの、というように、人類存続の為に必要なのだ」
「埒が明かない。それにコマンドとやらも……もうここまで来たんだ、教えてくれても良いんじゃないか?」
背後からゾロゾロと新たな兵士。
気迫が他と違うというか、隙ない者達だ。
「コマンド1現着、ターゲット確認。 技研までの護衛を始める」
地球人の精鋭部隊なのだろう。
此処まで来たら我、助からないかも知れぬ。
涙目のまま代表を見やる。
気付くと、庇う様に前に立ってくれた。
「民間人、任務の邪魔をするな」
「どんな任務だ」
「答える口は持たない」
「問答無用か!」
強引に代表を退かすと、我を掴み上げ外に出されていく。
先程より乱暴だ。 酷い扱いだ。
先程は守ってくれたり、甘味をくれたり良い奴もいたというのに。
今この場にいる味方は代表だけ。
そんな代表も今は我同様無力。 攫われる我に手を伸ばすのが精一杯の様相である。
「くそっ、どうする気だプロフェッサー!」
「すまないが、これ以上干渉しないでくれ」
「暴れるな民間人ッ!」
「ゴフッ!?」
なっ!?
代表が銃床を腹に叩き込まれたぞ!
蹲る代表。
それでも道連れにせんと、叩いた兵士の足を掴む。
「離せ。 もっと痛い目に遭いたいか?」
「ぐっ……こんなの、納得出来る、か……」
「お前が納得しようがしまいが関係ない」
あっさり振り解かれ、放置される代表。
おお、何という事だ。 我の所為だ。
代表が呆気なく敗北した光景よりも、諦めず無鉄砲に振る舞う様に感銘を受けた。
戰が始まってもないのに、この振る舞い。
奴は元より勇敢なのだな。
我の様に力の有無で振る舞いを変えぬ、真の戦士というべきか。
「な、なら……」
腹部を抱えつつ、よろよろと立ち上がる代表。
サングラス越しに伝わる眼光は、未だ衰えず。
「俺も軍に、EDFに入るぞ……!」
相変わらず不思議な気迫よの。
それに、我を守ろうとしている。
将来どうなるか分からぬ、敵同士というのに。
「は? 何を言って……」
「そうすれば部外者じゃなくなるだろ」
「あのな、EDFも一枚岩じゃ……」
「良いんじゃないか?」
「軍曹!」
猛者が割り込む。
因縁か。 これも。
だがその口角は上がり、企んでもいる。
戦場とは違う表情。 我、再度皆に驚く。
「伍長に手続きして貰う」
「熱烈歓迎だぜ」
「軍は良いぞ。 年金が貰える」
「ただし死亡保証には期待するなよ?」
配下含め、今度は代表の前に立つ。
大戦の時の様に。 盾になるように。
「……ふむ、手続きは省略だ。 後で全部やってくれるそうだ」
「手間が省けたな」
「と言う訳で、今この瞬間からEDFだ」
「お前達の茶番に付き合う暇はない! ガキ連れてさっさと行かせて貰う!」
「……おっと、今連絡があったんだが。 どうやらエレベーターは点検の為に使用停止になったらしい。
各場所も訓練として隔壁が降りている。 ルートは限定されるな」
「なんだと!?」
「訓練内容は面白いぞ。 今にも放送される」
何か鳴き合っていた刹那。
ウーウー、と煩い音に我、飛び跳ねる。
次には照明が消えて、赤い色に施設が染まった。
『これより訓練を開始する!
非常事態発生! 非常事態発生! 228内部に"敵性勢力"侵入!
ターゲットは銀髪の少女! ただし護衛部隊を引き連れている!
動ける者は直ちに行動、基地外に脱出される前に捕縛せよ!』
「面白い訓練だな?」
「実力も分かる良い機会だぜ」
「だが此処は俺らの職場。 慣れている相手に何処まで足掻けるかな」
「それくらいハンデにもなりませんよね、お偉いさんの実力なら?」
「貴様らぁ……ッ!!」
どうやら地球人同士の争いが始まるらしい。
我を巡って。
取り合いか。
取り敢えず我、代表の背中に隠れる。
守ってくれよ我がナイトたち。
特殊作戦コマンド
EDF6にて登場。
最終局面、リング撃墜作戦後半に援軍として駆け付ける。
総司令官の命令で遠路遥々ヘリでやってきた。
1、2、3を確認出来るレンジャー隊員。
他にいるのか不明。 また、開戦前から存在しているかも不明。
当作では存在している設定で、総司令部直属なイメージ。