雅人「んん・・もう朝か・・・?」
雅人はベッドから降りると、目を擦りながら机の上に置いてあったパンを口にする
雅人「今何時だ・・・?」
時計を確認すると、時計の針は11時15分を指していた
雅人「あー、大分寝てたな」
今日は休日と言うこともあってか、雅人は落ち着いていた
雅人「というか・・そんな休日にこの天気はなぁ」
雅人は窓の外を見る。窓の外は雨が降っており、通行人は傘をさして歩いていた
雅人「やれやれ・・・お勤めご苦労なこった」
そう呟くと、雅人は読みかけの小説を読む
雅人「あ、これ今日返さないといけないんだった」
雅人は不意に思い出すと、濡れないように小説を鞄に入れて玄関を出ると階段で下に降りていき、駐車場に停めてあった自分の車に乗ると、エンジンを掛けて図書館へと向かう
雅人「あ~あ、こんな天気に行くなら昨日のうちに返しときゃよかった」
雅人は若干後悔しながら車を図書館へと向かわせる
~数十分後~
カウンター「はい、確かに返却されました」
雅人「ふう」
雅人は本を返し終え、図書館を出て車に乗ると、自分の住まいへと車を走らせる
雅人「・・・暇だな」
雅人はそう呟きながらも車を走らせると、ある光景が目に入る
その光景は、上司の霊夢が傘もささずに走っている光景だった。霊夢の片手には買い物の帰りであろう証拠のビニール袋の持ち手が握られていた
雅人「やれやれ、こんな雨の中ランニングか。元気なこった」
雅人は独り言を呟くと、クラクションを鳴らすと、霊夢は雅人に気づいたようだ。雅人は窓を開ける
雅人「よお姉ちゃん、こんな雨の中ランニングとはご苦労なこった」
霊夢「うるさい!」
雅人「んでどうする?今なら送ってやるけど?」
霊夢「・・・乗せて」
雅人「了解」
雅人は赤信号で止まると、霊夢が雅人の車に乗る
雅人「どちらまで?お客さん」
霊夢「・・・分かってるでしょ」
雅人「へいへい、博麗神社に直行しまーす」
雅人は信号が青になると、車を走らせ、博麗神社に向かう
雅人「ところでこんな雨の中なんで傘持ってなかったんだ?」
霊夢「知らないの?最初晴れてたんだけど、急に雨が降りだして・・・」
雅人「そりゃ災難だな。ほれ、取り合えずこれやるから体拭いてろ」
雅人は助手席に畳んで置いてあったタオルを霊夢に渡す
霊夢「あ、ありがと」
霊夢は濡れた髪や体を拭き始める
数十分後
雅人「ここからは階段だ」
霊夢「送ってくれてありがとね」
雅人「良いってことよ。それじゃ、よい休日を」
霊夢「ええ」
霊夢は車から降りると、素早く階段を上がっていく
雅人「さてと、俺も帰るか」
雅人は車を走らせ、自分の住まいにと向かう
しばらくすると、自分が住んでいるマンションが見えてくる
雅人「さて、一人寂しく何しようかな」
雅人は少し本音を呟くと、車を駐車場に停めて車から降りる
それから何時間経っただろうか、辺りは真っ暗になっていた
雅人「zzz・・・」
雅人はあまりにもやることが無さすぎて熟睡していた。そして、その周りには読みかけの推理小説が置かれており、その隣にはガンカタログが置かれていた
すると、突如部屋の中にチャイム音が鳴り響く
雅人「んん・・・」
雅人はチャイム音で目が覚めると、ベッドから降りてドアミラーを覗く
ドアミラーの先には昼間会ったばかりの霊夢が立っていた
雅人「・・・」
雅人は鍵を開けてドアを開ける
霊夢「今晩は、雅人」
雅人「・・・こんな夜中にいきなりどうした?」
霊夢「昼間のお礼しようと思って、じゃん」
霊夢は持ってきた料理を見せる
雅人「ありがたい限りだよ。まあ上がって」
雅人がそう言うと、霊夢は料理を持って上がる
霊夢「・・・意外とシンプルな部屋ね~」
雅人「どんなのを想像してたんだよ」
霊夢「う~ん、モデルガンだらけの部屋かな」
雅人「・・・・拓也と一緒にするな」
余談だが拓也の部屋にはたくさんののモデルガンがあり、壁に飾っている
霊夢「ごめんごめん」
雅人「まあ、いいさ。それより料理食べたいな~」
霊夢「はいはい」
~青年食事中~
霊夢「お、おいしい?」
雅人「メッチャ旨いッス」
霊夢「良かった」
霊夢「はぁ・・・」
霊夢はため息をつく
雅人「ん?どうした?」
霊夢「ん、いや・・・ちょっとね」
霊夢「何で私って恋人出来ないのかなって」
雅人「いきなりどうした?」
霊夢「だって・・・私って好きな人が出来て告白してもフラれてそれの繰り返しなのよ」
霊夢はブルーな空気を出して落ち込む
雅人「そんなに落ち込むなよ霊夢。きっといい男が見つかるさ」
霊夢「ああ・・・やっぱり男って巨乳が好きなのかしら・・・」
雅人「・・・男が全員巨乳が好きとは限らねえぞ」
雅人は霊夢が作った唐揚げを食べる
霊夢「うう・・・お酒!お酒どこ!?」
霊夢は酒を探し始める
雅人「未成年にゃ飲ませねえよ」
霊夢「私はもう大人よ!」
雅人「確か18だろ?俺より4つも下じゃねえか」
雅人「大人ってのは20来てから言うんだよ」
霊夢「幻想郷じゃ15からだったもん・・・」
雅人「今は20だ。我慢しろ」
霊夢「やだ!今日は飲まないとやってられないの!」
雅人「・・・はぁぁ、仕方ねえな」
雅人(にしてもこいつ、こんな駄々こねるんだな)
雅人は日本酒の一升瓶を取り出して机に置くと、グラスを霊夢に渡す
雅人「ほれ」
霊夢「ありがと」
霊夢は蓋を開けてグラスに中身を次いでを口にする
霊夢「くぅぅ~、やっぱ美味しいわねぇ」
雅人「やれやれ、警察見つかったらヤバイなこりゃ。現に・・・元警官とSAT隊員が知り合いにいるし・・・」
霊夢「細かいことは気にしないの」
雅人「気にするわ!」
少しして
霊夢「ひっく・・・やっぱ美味しいわねぇ」
雅人「よく酔いつぶれねえな」
霊夢「ふふ~ん、15からお酒飲んでるからね」
霊夢は酔っているのか、頬は赤くなっていた
霊夢「ていうか、何でアンタは飲んでないのよ~」
雅人「俺が飲んだらお前を送ってやれねえだろうが」
霊夢「いーのいーの、ほら、飲め飲め~」
霊夢は雅人のグラスに酒を次ぐ
雅人「はぁ、お前どうやって帰る気だよ」
霊夢「ん~どうしよっかな~」
霊夢「そーだ、今日泊まろっかな~」
雅人「はあ!?」
霊夢「ねー。いいでしょ?」
雅人「・・・仕方ねえな」
雅人はグラスに次がれた酒を飲み干す
霊夢「おー、いい飲みっぷりで」
雅人「酒、強い方ッスから」
霊夢「へー、じゃあ勝負しましょうよ」
雅人「望むところ」
その後、二人の飲み比べは一時間も続いた
霊夢「う~い・・・もう、無理ぃ・・・」
霊夢は床に倒れると、そのまま眠りにつく
雅人「やれやれ、この程度か」
一方雅人は頬は赤いものの、平静を保っていた
雅人「よっと」
雅人は酔いつぶれて眠っている霊夢を抱え上げると、ベッドに寝かせてシーツを掛ける
雅人「ふぁ~あ・・・俺も寝よっと」
雅人は上着をシーツ代わりにして床で眠る
翌日
霊夢「んん・・・」
霊夢は差し込んできた日光で目が覚めると、痛む頭を押さえる
霊夢「痛っ!うう~・・・頭ガンガンする」
霊夢「・・・っていうか、ここどこ・・・」
霊夢「あ、確か雅人ん所に泊まってたんだ・・・ん?」
霊夢は昨日の事を思い出して恥ずかしくなる
雅人「んん・・・」
すると、雅人がゆっくりと目を覚ます
雅人「・・・おはよ」
霊夢「おはよう」
雅人「さて、今日から仕事な訳ですが」
霊夢「頭ガンガンするのよ」
雅人「この程度で情けねえぞ」
雅人はオレンジジュースを飲む
霊夢「アンタ平気なの?」
雅人「ぜんっぜん平気」
霊夢「・・・酒豪ね」
雅人「お前もだろ」
雅人はシーツ代わりにしていた上着を着る
雅人「さて、仕事に行くぞ霊夢」
霊夢「ええ」
霊夢「ねえ、雅人」
雅人「ん?」
霊夢「また来てもいい?」
雅人「いつでも来ていいさ」