東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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#10 出会い

雅人「だからよ、何回やっても俺には勝てないんだって」

 

魔理沙「ううう・・・」

 

この日、雅人と魔理沙はシューティングレンジでいつも通り賭けをしていた

 

魔理沙「も、もう一度だ!」

 

雅人「やめとけって、今度こそ無一文になるぞ」

 

魔理沙「ら、ラストに賭けるんだぜ!」

 

雅人「知らねえぞ」

 

その結果

 

雅人「俺の勝ち~」

 

魔理沙「そ、そんな・・・」

 

雅人「さ、約束通り払ってもらおうか」

 

魔理沙「うううう・・・・・」

 

魔理沙は渋々残りの所持金を渡す

 

魔理沙「クソォォォ!!」

 

魔理沙はやけになってシューティングレンジを飛び出す

 

雅人「あ~あ、可愛そうな奴」

 

雅人はそう言いながらも心の中で大笑いしていた

 

雅人「さ~てと、俺も帰ろ・・・・」

 

雅人は不意に振り向くと、賭けに夢中で気づかなかったのか、一人の女性がシューティングレンジでハンドガンを撃っていた

 

雅人(わぁお・・・キレイな女性じゃないか)

 

女性「あ、あれ?」

 

すると、突如女性がハンドガンを下ろして銃口を自分の方に向ける

 

雅人「お、おい!バカなマネをするな!」

 

雅人はすぐに女性のハンドガンであるUSPを引ったくる

 

女性「な、何するんですか!」

 

雅人「訓練所で銃口は決して覗くなと言われたのを忘れたのか?」

 

女性「だ、だって急に撃てなくなって・・・・」

 

雅人はUSPのスライドを引くと、まだ弾頭が付いた弾薬が排莢される

 

雅人「弾が発射されない不良弾薬はスライドを引いて排莢することを忘れたのか?」

 

女性「・・・あ」

 

雅人「ったく」

 

雅人はUSPを女性に返す

 

雅人「次からは気を付けろよ」

 

雅人はそう言い残してシューティングレンジを後にする

 

数時間後

 

雅人「あ~、やっぱりここの食堂のラーメン旨いなぁ」

 

雅人は上機嫌で社内食堂で食事をする

 

女性「あ、あの~・・・」

 

雅人が声を掛けられたことに気づいて顔を上げると、そこにはシューティングレンジで会ったあの女性が食事が乗ったトレーを持って立っていた

 

雅人「あ、さっきの」

 

女性「相席、構いませんか?」

 

雅人「ああ、いいよ」

 

女性「ありがとうございます」

 

女性は席に座ると、食事をし始める

 

雅人「そういや、名前まだ聞いてなかったな。何て言うの?」

 

女性「斎藤明美、ユニット10の分隊員です。貴方は?」

 

雅人「草薙雅人。ユニット1の分隊員だよ。よろしく」

 

明美「こちらこそ」

 

雅人「ところで、さっきのシューティングレンジでのことだけど、オート使いなれてないの?」

 

明美「はい・・・。私、前は地域課にいましたから」

 

雅人「へー、婦警さんだったんだ」

 

明美「正しくは女性警察官です」

 

雅人「おっと、そりゃすまん。でも何で地域課のお巡りさんがここに?」

 

明美「・・・ごめんなさい。それは・・・・」

 

雅人「・・ま、人間ってのは他人に言いたくないことの1つや2つあるわな」

 

明美「・・・すみません」

 

雅人「気にしない。気にしない」

 

雅人はそう言うと、トレーを返却棚に返す

 

雅人「それじゃ、また」

 

明美「ええ」

 

雅人は食堂を去っていく

 

雅人(斎藤明美・・・か)

 

雅人はユニット1の部屋に入る

 

魔理沙「頼むよ~!アリス~!」

 

アリス「何度も言ってるじゃない!ダメなものはダメ!」

 

魔理沙「そんなこと言わずにさ~!今月貸してくれよ~!」

 

アリス「所持金全部つぎ込むのが悪いんじゃない!」

 

雅人「・・・何やってんだ」

 

雅人が声をかけると、魔理沙が振り向く

 

魔理沙「・・・出たな。私の金を奪った奴」

 

雅人「人聞きの悪い事を言うな。あれは正々堂々とした勝負の結果ああなったんだから仕方ないだろ」

 

魔理沙「うるさい!」

 

雅人「お前がな」

 

魔理沙「・・・はぁ、今月どうやって生活立てよう・・・」

 

魔理沙は本気で落ち込む。その様子を見た雅人は財布から10枚の一万円札を取り出す

 

雅人「・・・返すよ」

 

魔理沙「は?」

 

雅人「そんなに困ってるんだったら返すよ」

 

魔理沙「い、いいのか・・・?」

 

雅人「俺の気が変わったからな。返すよ」

 

魔理沙は10枚の一万円札を取ると、すぐに財布に入れる

 

魔理沙「後から返せなんて言わねえよな?」

 

雅人「言わない」

 

魔理沙「誓うか?」

 

雅人「誓う」

 

アリス「珍しいわね、雅人が賭け金を返すなんて」

 

雅人「たまには天使になってやるんだよ」

 

霊夢「あんたが天使なんて想像つかないわよ」

 

次の日

 

雅人はシューティングレンジに行くと、明美が射撃を行っていた

 

雅人「よっ」

 

雅人は何気なく声をかけると、明美は雅人に気づいてUSPにセーフティを掛けてイヤマフを外す

 

明美「おはよう、雅人」

 

雅人「おはよ。朝から張りきってるな」

 

明美「もっと射撃の腕前上げたいからね」

 

雅人「ふーん、頑張るなぁ」

 

明美「良かったら手本見せてよ」

 

雅人「ん?構わないけど」

 

雅人はそう言うと、首から下にさげていたイヤマフを耳につけて明美のとなりのレンジで全弾発砲する

 

雅人「・・・ふう」

 

雅人はホールドオープンしたUSPタクティカルのマガジンを落として新しいマガジンを入れてレッグホルスターに戻し、スイッチを押して的の用紙を手前に引き寄せる

 

的には15個の穴が真ん中やそれ付近にしか空いていなかった

 

明美「すごーい!」

 

雅人「このくらいできて当然だよ」

 

明美「お手本にして頑張らなきゃ」

 

雅人「その意気だよ。あ、なんかあったら俺がアドバイスするけど?」

 

明美「ありがとう」

 

それから、二人はどんどんお互いを知っていき、そして友人へとなっていった

 

 

 

 

 

 

そんなある日の夜

 

雅人「おっす、来たぞ~」

 

明美「いらっしゃい」

 

雅人は明美の住まいへと来ていた

 

雅人「わーお、意外とキレイに片付いてる」

 

明美「お客様を迎えるときはキレイにしておかないとね」

 

雅人「別に汚くてもいいと思うんだけどなぁ」

 

明美「女性はそうは思わないものなのよ」

 

雅人「ふーん」

 

明美「ま、ゆっくりお酒でも飲みながら話しましょ」

 

雅人「おお、良いじゃん良いじゃん」

 

数時間後

 

雅人「お前中々酒強えな」

 

明美「ま、家が飲んべえばっかりだったからね」

 

雅人「その血が受け継がれてるとか、マジヤベえ」

 

明美「お酒飲めるとちょっと得した気分になる」

 

雅人「全くだよ」

 

雅人「・・・あ、よく考えたら俺どうやって帰ろう」

 

明美「・・・そうだったわね」

 

雅人「どーしよー」

 

明美「・・・・な、ならさ」

 

明美「と、と、と、泊まってい、いっても・・良いけど・・・」

 

雅人「・・・は!?」

 

雅人はいきなりの発言に動揺するが、明美もそれと同じくらい動揺する

 

明美「ま、まあ・・・雅人が嫌なら・・・いいけど・・・」

 

雅人「・・・」

 

雅人(さて、俺はどうする?泊まる?それとも代行呼んで帰る?明美に迷惑かけるわけにもいかないし、かといっても帰るってのもなんかあれだし)

 

雅人は人生でこれ程悩んだことはないと思わんばかりに必死に考える

 

明美「・・・雅人」

 

雅人「は、はいっ!?」

 

明美「・・・・やっぱり、帰らないで」

 

雅人「・・・へっ?」

 

明美「今日は・・・一人は嫌なの」

 

雅人「あ、あの~明美さん?」

 

明美「雅人は・・・嫌?」

 

雅人「・・・」

 

雅人は黙って首を横に振ると、明美は雅人に抱きつく

 

明美「ありがとう・・・雅人」

 

雅人「・・・明美」

 

雅人は明美の背中に両腕を回すと、お互いに目を合わせたまま顔を近づけていく

 

顔がどんどん近づいていくにつれて二人の瞼は閉じ、唇が重ね合わさる

 

 

 

 

 

 

それから数時間後

 

雅人「なあ・・・明美」

 

明美「なに?」

 

雅人「何で俺に抱かれた?」

 

明美「・・・惚れちゃったからかな」

 

雅人「・・・ハハハ、そっか」

 

明美「ねえ雅人・・・」

 

雅人「ん?」

 

明美「雅人って、この会社に入る前は何してたの?」

 

雅人「んー、明美が何で警察やめてGMDSに入ったか教えてくれたらいいよ」

 

明美「・・・私の友達で志水って言う人が居たんだけどね、テロで死んだの」

 

明美「だからね、テロで悲しむ人を一人でも少なくしたいから、この会社に入ったの」

 

雅人「・・・ごめん、思い出させて」

 

明美「いいのよ。さ、雅人の番よ」

 

雅人「俺は・・・DEVGRUにいた」

 

明美「DEVGRU?」

 

雅人「米海軍のネイビーシールズのチーム6から独立した対テロ特殊部隊」

 

明美「すごーい、特殊部隊にいたんだ。でも何で米軍に?」

 

雅人「・・・15の時だ。親が空港で爆弾テロで死んだ。その後、俺はアメリカに住む親戚に引き取られて、向こうの高校を卒業して米軍に入隊したんだ。んで、DEVGRUまで来たものの上官と意見が合わなくなって、日本に戻ってきてこの会社に入ったんだよ」

 

明美「・・・ごめんね、思い出させちゃって」

 

雅人「これでおあいこだな」

 

明美「・・そうね」

 

雅人「・・・明美」

 

明美「ん?」

 

雅人は明美を抱き締める

 

雅人「好きだよ。明美」

 

明美「・・・私も、雅人の事好きだよ」

 

 

 

 

それから数日後

 

雅人「・・・・」

 

霊夢「雅人、お茶」

 

雅人「・・・・」

 

霊夢「雅人!!」

 

雅人「ふぁい!?」

 

霊夢「お茶って言ってるでしょ!」

 

雅人「はっ、はい!ただいま淹れます!」

 

雅人はお茶を淹れにいく

 

霊夢「全く・・・」

 

早苗「まあまあ、そんなに怒鳴らなくても良いじゃないですか」

 

魔理沙「でもアイツ、あの明美って女と付き合うようになってからよく上の空だよな」

 

射命丸「まあ、暖かい目で見守ってあげましょうよ」

 

霊夢「・・・そうじゃないのよ」

 

射命丸「はい?」

 

霊夢「先輩の私達を差し置いて恋人が出来たってのが気にくわないのよ」

 

早苗「あれ?もしかして嫉妬してます?」

 

霊夢「ええそうよ。嫉妬してるわよ」

 

魔理沙「大人げないぜ、霊夢」

 

霊夢「うるさい!あと雅人早くお茶!」

 

霊夢が雅人の方を見ると、雅人は再び上の空になっていた

 

霊夢「雅人!!!」

 

雅人「は、はい!」

 

魔理沙「やれやれ、こんなのが嫁にでもいったら大変だろ」

 

妖夢「ですね」

 

すると、スピーカーから緊急招集の命令が流れる

 

霊夢「行くわよ!」

 

一同「了解!」

 

全員は作戦指令室に向かう

 

雅人(何なんだ・・・この胸騒ぎは)

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