東方軍事組織   作:SOCOMレオン

18 / 63
#12 パトロール

ある日の夜、雅人と霊夢は車に乗り込んでパトロールを行っていた

 

霊夢「ホント・・・変わったわね、幻想郷も」

 

雅人「前の幻想郷を写真で見たよ。すげえ変わってるな」

 

霊夢「ええ」

 

霊夢は車の窓の外を見ながら雅人と会話する

 

雅人「辛いか?」

 

霊夢「なにが?」

 

雅人「地元が変わりすぎて、だよ」

 

霊夢「別に。いくら時が経っても不変な物何て無いもの」

 

雅人「立派なお考えで」

 

雅人は先程買ったジュースを飲みながら運転する

 

霊夢「というか、雅人は辛くないの?」

 

雅人「なにが?」

 

霊夢「明美の事よ」

 

雅人は一瞬だけジュースを置こうとした手の動きを止める

 

雅人「・・・」

 

霊夢「思い出させてごめん。でもね、ちょっと不安だったから・・・」

 

雅人「・・・平気だ」

 

雅人「きっとどこかから俺達のこと監視カメラのように見てるんだよ」

 

霊夢「・・・そうね」

 

雅人「ま、この話はおしまいだ」

 

霊夢「了解しました」

 

霊夢は返事をすると、ジュースを飲む

 

雅人「あ、それ俺の」

 

霊夢「あ・・・ごめん」

 

雅人「いや、いいよ」

 

霊夢はジュースを置いて少し赤くなった顔を隠そうとする

 

雅人「おいどうした?風邪でも引いてんのか?」

 

霊夢「うるさい!黙って運転して!」

 

雅人「へいへい」

 

ビルの明かりが夜の街を照らすなか、雅人は車を走らせる

 

雅人が信号で止まると後ろの方から猛スピードで二人の乗った車を追い抜く

 

雅人「道交法違反の現行犯だな。霊夢、サイレン鳴らせ」

 

霊夢「了解」

 

霊夢は回転灯を回してサイレンを鳴らす、

 

雅人「よっしゃ行くぞ」

 

雅人は車を発進させて違反車両を追いかける

 

霊夢「はい、緊急車両通りまーす。道を開けてください」

 

雅人(俺、いつから警察になったんだろう)

 

雅人はそう思いながら違反車両との距離を詰めていく

 

やがて違反車両の近くに到着すると、霊夢がスピーカーを使って呼び掛ける

 

霊夢「ナンバー〇〇〇の運転手さーん、車を左に寄せて停車してください」

 

すると、違反車両は左側に寄せて停車する

 

雅人「OK、止まったな」

 

雅人も車のスピードを緩めて左側に停車すると、霊夢が車から降りて運転手の元に向かう

 

霊夢「お急ぎのところすみません、GMDSの者なんですが」

 

運転手「はい」

 

霊夢「ちょっと、スピード違反だったので手続きの方を」

 

運転手「あ、はい」

 

霊夢と運転手は雅人の乗っている車に乗り込む

 

雅人「運転手さん、スピード出してましたね」

 

運転手「すみません・・・急いでいたもので」

 

雅人「まあ、お気持ちは分かりますが、法定速度の方も守っていただかないと周りの車も運転手さんも危ないんでね」

 

運転手「はい・・・。いくら、出してましたか?」

 

霊夢「11キロの速度違反です」

 

運転手「そうですか・・・」

 

霊夢「ですので、罰則金として9000円の方になります」

 

運転手「はい・・・すみませんでした」

 

運転手は罰則金を支払う

 

霊夢「はい、それじゃあ安全運転を心がけてくださいね」

 

運転手「・・はい」

 

運転手は返事をして車を降り、乗っていた車に乗り込んで車を発進させる

 

霊夢「ふう、おとなしい人で良かったわね」

 

雅人「全くだな。この前の人は怒鳴りまくってたもんな」

 

霊夢「ええ、あれはうるさかったわね」

 

雅人「同感だ。それにしても霊夢」

 

霊夢「なに?」

 

雅人「お前彼氏とかいないの?」

 

霊夢「はぁっ!?」

 

霊夢は突然の質問に動揺する

 

霊夢「いきなり何よ!」

 

雅人「いやさあ、本当だったらお前ぐらいの年頃の女は高校行って友達つくったり彼氏つくったり受験とかに忙しい頃だけどさ、お前は戦場に行ってたくさんの人間を殺したりとかこうやってパトロールしてるわけでなんかこう・・・もったいないというか・・・ほら、お前ってそこそこ顔もいいし、モテると思ってさ」

 

霊夢「・・・私はいいのよ。今の生活に満足してるし」

 

霊夢「でも、私の事を気にかけてくれる嬉しいな。ありがとう」

 

雅人「いいってことよ」

 

霊夢「いつか雅人の彼女にでもなろうかな」

 

雅人「ば、バカ言え!大人をからかうな!」

 

霊夢「はいはい」

 

霊夢はイタズラっぽく微笑むと同時に車内の無線から声がする

 

司令部【司令部より幻想01】

 

霊夢「幻想01返答します、どうぞ」

 

司令部【警察より要請、3丁目の銀行にて覆面をした強盗4人が人質をとり、犯人達は自動小銃や散弾銃で武装している模様。至急現場に向かえ】

 

霊夢「了解。現場に向かいます」

 

雅人「やれやれ、自動小銃ってことはアサルトライフルか。どこからそんなもん手に入れたんだよ」

 

霊夢「ボヤいても仕方無いでしょ、現場に向かうわよ」

 

雅人「了解」

 

雅人は現場へと車を走らせる

 

十数分後

 

雅人「そろそろ着くぞ」

 

霊夢「了解」

 

雅人と霊夢が乗ったクルマは角を曲がると、現場に到着する

 

霊夢「うわぁ・・・これは・・」

 

二人の視界には、強盗と警官の銃撃戦という平和な日本では似合わない光景が飛び込んでくる

 

その光景に、アメリカに居た雅人は口笛を吹く

 

雅人「すげえ、まるでハリウッド映画だな」

 

霊夢「感心してる場合じゃないでしょ」

 

雅人「へいへい」

 

二人は車に乗せてあったドットサイト付きのモスバーグM590を取り、車を降りる

 

雅人「準備は?」

 

霊夢「いつでも」

 

雅人「了解」

 

すると、二人は銀行の付近に止まっていたパトカーに身を隠す

 

雅人「人質の数は?」

 

警官「8人!」

 

雅人「了解」

 

雅人はそれだけ聞くと、M590のドットサイトを覗く

 

警官「ま、待て!散弾は!」

 

雅人「大丈夫、装填してるのは散弾じゃないから」

 

雅人はそう言うと、引き金を引く

 

すると銃口からは散弾ではなく、XREPが飛び出して、AK-47を持った犯人に命中すると、犯人は地面に倒れる

 

倒れた仲間に寄ろうとした犯人も、霊夢のM590から放たれたXREPによって、地面に倒れる

 

雅人「後は中の奴らだけだな」

 

霊夢「そうね、さっさと制圧して終わらせましょう」

 

雅人「OK」

 

雅人はレッグホルスターからUSPタクティカルを取り出すと、銀行のガラスに向かって発砲する

 

うまい具合にガラスが割れると、霊夢がM590を発砲し、XREPが3人目の犯人に命中する

 

しかし、最後の一人が人質の女性にトカレフを向けていた

 

犯人「それ以上撃ってみろ!この女殺すぞ!」

 

雅人「あーらら、こりゃ参ったな」

 

警官「おい!どうする気だ!」

 

雅人「当初の目的を達成するだけだ」

 

雅人はUSPタクティカルのリアサイトを覗くと、トカレフに狙いを定めて発砲する

 

放たれた弾丸は、トカレフのスライドに命中し、トカレフは地面に落ちる

 

その隙を狙って、霊夢はM590を発砲する。銃口より放たれたXREPは犯人の肩に命中し、犯人は地面に倒れる

 

すると、警官達が一斉に犯人達の方に向かい、身柄を確保する

 

雅人「司令部、警官が犯人の身柄を確保した」

 

司令部【了解】

 

霊夢「さあ、私達は戻るとしますか」

 

雅人「そうだな」

 

二人は車に乗り込んで、現場を後にした

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。