東方軍事組織   作:SOCOMレオン

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#13 89式小銃

この日のGMDSのシューティングレンジでは、ユニット1の分隊員達と幽々子が見守るなか、GMDSが新しく採用した小銃を雅人が発砲していた

 

雅人「まあ、撃ちにくいことはないな」

 

雅人はそう言いながらマガジンを落とす

 

幽々子「はい、というわけで本日よりGMDSの小銃は統一されました」

 

霊夢「唐突ね」

 

幽々子「まあ、上からの命令も唐突なのよ」

 

幽々子はそう言いながら置いてあった小銃を手に取る

 

幽々子「これが、今日から使うことになる89式小銃よ」

 

幽々子「自衛隊が使っているタイプとは異なり、この89式小銃は見てわかる通りハンドガードの上下左右、レシーバーの上部ににピカティニーレールが付いてるわ」

 

幽々子「それと、セレクターはバースト機能を取り除いてるわ」

 

魔理沙「ありがたいこった」

 

幽々子「それぞれ89式小銃を持っていきなさい。以上よ、各自解散」

 

一同「了解」

 

隊員達はそれぞれ、89式小銃を持って今いる部屋から去っていく

 

 

 

それから1時間後

 

ユニット1は野外での近接格闘訓練を行っていた

 

霊夢「さあ、いつでもいいわよ?」

 

霊夢は目の前にいる魔理沙に挑発をする

 

魔理沙「今日こそやってやるぜ!」

 

魔理沙はプラスチックのナイフをもって霊夢に刺突を繰り出すが、霊夢はナイフを持った腕をつかんで魔理沙の首筋にプラスチックのナイフの刃を当てる

 

霊夢「相変わらず直球すぎるのよ、あんたは」

 

霊夢はそう言って首筋からナイフをどける

 

魔理沙「クソ・・・」

 

妖夢「もっと訓練に励むべきですよ、魔理沙さん」

 

魔理沙「その言葉をあそこで怠けてる奴に言ってくれないかなぁ?」

 

魔理沙の指差す方では、雅人が地面に寝転がってストローで紙パックの容器に入ったコーヒー牛乳を飲んでいた

 

妖夢「ちょっと私言ってきますね」

 

魔理沙「おーう」

 

妖夢は寝転がっている雅人の方に向かう

 

 

 

 

雅人「今日は風が気持ちいいな」

 

雅人はそう言いながらコーヒー牛乳を飲んでいると、雅人の視界に逆さまの妖夢が映る

 

妖夢「あの、雅人さん」

 

雅人「ん?」

 

妖夢「今は訓練中です。相手が居ないなら私がなりますが?」

 

雅人は突如目を逸らす

 

妖夢「何目を逸らしてるんですか?」

 

雅人「・・・てる」

 

妖夢「はい?」

 

雅人「・・・風でシャツがなびいてブラが見えてる」

 

妖夢「なっ!!!!」

 

妖夢は顔を赤くし、慌てて胸の辺りを抑える

 

妖夢「せっ、セクハラですよ!?」

 

雅人「俺は聞かれたから答えただけだ」

 

雅人は冷静に妖夢に反論しながらコーヒー牛乳を飲む

 

雅人「それに、さっき『相手が居ないなら私がなる』って言ってたけど、お前なんかで俺の相手になるのか?」

 

雅人は妖夢を見ながら発言すると、妖夢は雅人の視線に背筋が凍る

 

妖夢を見る雅人の視線は人を殺すことに慣れた視線、そして、いつでも妖夢を殺せるぞという視線だった

 

妖夢「・・・どうやら私なんかじゃ相手は務まらないようですね」

 

雅人「悪いな」

 

妖夢「いえ、それでは」

 

妖夢はそう言って霊夢達の元に戻っていく

 

雅人「・・・やれやれ」

 

雅人は空になった容器を放り投げると、見事ごみ箱に入る

 

すると、スピーカーからアナウンスが流れる

 

アナウンス【警視庁より出動要請。4丁目の家電量販売店にて銃で武装したグループが人質を取って立て籠ったとのこと。ユニット2は至急現場に向かえ】

 

雅人「あらあら、今回はユニット2か。ま、行かなくて良かったよ」

 

 

 

 

その頃

 

レミリア達は出動準備を行っていた

 

レミリア「全く、なんで私達なのよ。霊夢達の方が優秀なのに」

 

咲夜「仕方ありませんよお嬢様。霊夢達はPKO活動する自衛官達の護衛任務から帰ってきたばかりですから」

 

レミリア「分かってるわよ」

 

レミリア達は準備を完了すると、89式小銃を持つ

 

レミリア「さて、行きましょうか」

 

咲夜「お嬢様、お薬の方は」

 

レミリア「あ、そうだったわね」

 

レミリアは日光を無力化する薬が入った袋から薬を取りだし、それを飲む

 

レミリア「フラン、ちゃんと飲んだ?」

 

フラン「うん」

 

レミリア「分かったわ。それじゃあ、行きましょうか」

 

レミリアがそう言うと、ユニット2のメンバー達は車両に乗り込んで現場へと向かう

 

数十分後、ユニット2の分隊員達を乗せた車両は現場に到着してレミリア達は降車すると、レミリアは機動隊員に状況を聞く

 

レミリア「GMDSユニット2のレミリア・スカーレットよ。状況は?」

 

機動隊員「はい、犯人の数は不明、要求は現金2億と逃走用の車です」

 

レミリア「犯人達が居る場所は?」

 

機動隊員「あのシャッターの向こうと2階です」

 

レミリア「なるほど、ありがとう」

 

レミリアはそれだけ聞くと、車両に残っていたパチュリーとこぁに伝える

 

パチェ「なるほど、あのシャッターの向こうにねぇ」

 

こぁ「パチュリー様、建物内部の情報が届きました」

 

パチェ「見せて」

 

こぁは建物内部の地図をホワイトボードに貼る

 

こぁ「この一階に犯人達が立て籠って、シャッターの向こうに居るので正面からの突入は不可能」

 

パチェ「一階の非常口も全部見張られてるわ」

 

美鈴「2階の非常階段からはどうですか?」

 

パチェ「今、監視カメラの映像をハッキングしてみてるけど、そこしか無さそうね。でも、犯人達もそこから突入されるのは想定内のはずよ」

 

レミリア「でしょうね・・・」

 

パチェ「どうするの?レミィ」

 

レミリアは地図を見ながら考えると、ある方法を思い付く

 

レミリア「ひとつだけあるわ。犯人達も警戒していない突入口が」

 

それから十数分後

 

フラン「狭いよお姉様」

 

レミリア「静かにしなさい。フラン」

 

スカーレット姉妹は通風ダクトの中にいた

 

レミリア(やっぱりそうね、ここは警戒してなかったみたいね)

 

レミリア「パチェ、こぁ、思った通りよ。犯人達もここは警戒してなかったわ」

 

パチェ【了解、そのまま待ってて。咲夜達が今準備してるわ】

 

レミリア「了解」

 

その頃

 

パチェ【咲夜、レミィ達は突入ポイントで待機してるわ】

 

咲夜「了解。美鈴、準備は?」

 

美鈴「出来てます」

 

咲夜「パチュリー様、突入準備完了しました」

 

パチェ【了解、カウント3】

 

パチェ【3】

 

咲夜「2」

 

レミリア「1」

 

パチェ【GO!】

 

パチェが合図をすると、レミリアとフランはダクトから飛び降りて犯人達に折曲銃床型の89式小銃を向け、咲夜と美鈴は2階の非常階段のドアから突入して固定銃床型の89式小銃を向ける

 

レミリア「武器を捨てろ」

 

咲夜「さもなければ発砲する」

 

 

数分後

 

ユニット2のメンバーは車両の中でGMDSに到着するのを待っていた

 

レミリア「1発も発砲しなくて良かったわね」

 

咲夜「そうですね」

 

フラン「ちょっとつまんない」

 

咲夜「妹様、今回は我慢なさってください」

 

レミリア「ふぁ~あ、なんか・・眠くなってきたわ」

 

フラン「フランも・・・」

 

咲夜「恐らく薬の副作用でしょう。作戦中でなくて良かったですね」

 

レミリア「咲夜、ちょっと仮眠するから・・・着いたら起こして・・・」

 

フラン「フランも・・仮眠するの・・・」

 

咲夜「かしこまりました」

 

咲夜がそういうと、スカーレット姉妹はしばし眠りにつく

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